前日、早朝から連行された警察署での長い一日を終え
初めて留置所へ入れられた初日の夜が明けました。
テレビや写真でしか見た事のない留置施設の部屋、
相部屋となった年上と思われる『S』さんとの軽い挨拶と
少しの会話をした記憶はあるのですが、よほど疲れていたのか
当日の様子が思い出せません
そんな部屋に入れられて、色んな事を考えて眠れない・・・
と、思っていたのですが、意外にも爆睡していたようです。
翌朝、朝の点呼で目覚めた私は、『S』さんから
「よう寝てたな。よっぽど疲れてたんやな
」と笑われてしまいました。
そして初めての留置所生活が始まりました。
点呼の後、布団の片づけをし、端の部屋から順番に
部屋の前にある物置（押入れ）に向かいます。
『S』さんに言われるがまま、見よう見まねで
ルールを覚え、所内での注意事項などを教わりました。
続いて部屋順に洗面所での洗顔と歯磨きタイム。
押入れも洗面台も全て部屋の向かい側。
私が入れられた部屋は丁度真ん中あたりだったので、
ここで初めて、この留置所に入っている者たちの顔を
見ることになります。
昨夜、割と遅めに入ってきた私を各部屋の拘留者達は
柵越しに興味津々で覗いていきます。
『S』さんの話によると、薬物、窃盗等・・・
様々な容疑で収容されている容疑者ばかりですが、
どうやら、ここは凶悪犯がいる房ではないようでした。
朝の行事が終わると、朝食時間でした。
プラスチック製の弁当箱２個とみそ汁用のお碗が
各部屋の小窓から手渡されました。
１つの箱は白ご飯、もう１つがおかずでしたが、
想像以上に温かく、美味しかったのが印象的でした。
後に聞いた話ですが・・・
この警察署の食事は他の署と比較してもかなり好評だそうです。
もちろん私は、他の署で食事をしたことなど無いので、
嘘か本当かはいまだに謎ですが・・・
朝食を済ますと、つぎは『運動』と呼ばれる休憩時間です。
運動とは言っても、各部屋２班から３班毎に牢から出て、
空だけが見えるベランダのような場所で、約15分だけ与えられる
自由時間です。（もちろん留置課の監視付きですが）
この時間では各自が電気髭剃りで髭を剃ったり、
爪を切りながら、監視の留置課員と雑談タイムでした。
当時はこの時間のみ、まだ喫煙も出来ました。
私を含め、喫煙者達は毎朝、この時間だけが
至福の時間だったことは言うまでもありません。
そして『運動』時間が終わると、各自、部屋へと戻され、
長い一日がまた始まりました・・・
次回に続きます。
つまらない自叙伝ですが、
お付き合いいただければ幸いです。
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この留置生活の期間に借金返済が出来なくなり
私は人生二度目の債務整理をすることになります。
現在、借金に頭を悩ませている方々も多いと思います。
どうしようもなくなる前に専門家に相談して、
一日も早く、楽になることをお薦めします。
「他所では困難な悪質ヤミ金にも対応！！」
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とても興味深いです。