ラノベぐらし！

この巻で「二人零和有限確定完全情報ゲーム」という言葉を覚えました。(長い!)

『りゅうおうのおしごと！』５巻の感想・紹介です。


りゅうおうのおしごと！ ５巻　/　白鳥 士郎
おすすめ度★★★★★
ハーレム度★★★★★
お気に入り★★★★★

5巻ネタバレ：『りゅうおうのおしごと!』５巻のネタバレまとめ!(名人戦！ハワイ旅行!)

6巻：りゅうおうのおしごと! 6巻 (将棋界の変遷……)
4巻：りゅうおうのおしごと！4巻(感想)あいと天衣の躍進！


今回は八一の持つタイトル、『竜王』の防衛戦のお話。
若くして竜王のタイトルを取り、小学生の女の子を内弟子にした八一。彼の初防衛戦。そして竜王のタイトル奪還に挑戦するのは名人！
名人は八一の持つ竜王のタイトルを奪えば、「タイトル通算百期」、更に「永世七冠」という名誉を手に入れます！
対局は７回。先に４勝した方が晴れて竜王となります。

将棋ファン達皆が名人の勝利を期待するアウェイな環境の中、八一の防衛戦は行われます。

(ちなみに１戦目は海外！皆でハワイ旅行！)


個人的な話ですが、この５巻を読んで、自分が八一が好きなことに気づきました(笑)いや、もちろん男キャラなのでソッチの意味では無いです！(私は男ですソッチの趣味は無いです)

クセの無い、将棋がメチャクチャ得意な以外はラノベでよくいる普通の鈍感キャラなのに何でこんな魅力的なんでしょうね？
八一が頑張ってるからでしょうか？真面目に努力する八一の姿、そしてその努力が報われたシーンなどは爽快でした！
「りゅうおうのおしごと！」は、将棋をテーマにしてるのはかなり珍しいですが、読んでみると凄くオーソドックスな、いかにも「ライトノベル」な作品です。読みやすい！ラブコメ！友情・努力・勝利！(ジャ〇プ漫画みたいですが)
今回のお話も「熱い」です！

今回は桂香さんの方も頑張ってたんですが、八一の大舞台があったので影に隠れる感じになっちゃいましたねー。そこは残念。
割とこの「りゅうおうのおしごと！」は複数のお話が同時並行で進んだり、本の中盤くらいから別のキャラのお話が始まったり。同時並行で物語が進んで行くことが多いです。
そのせいで最後がキレイに終わってくれないのが残念。
ただでさえ、毎巻最後に八一と２人の女流棋士(月夜見坂燎(つくよみざか りょう)と供々飯万智(くぐい まち))の小話が入ってます。
１巻の時から思ってましたけど、この最後の八一と女性のやりとり、蛇足な気がします……。

今回も楽しんで読ませていただきました。これ以上ないだろうってくらい「熱い」八一が見れて満足！