電撃文庫、『天使の3P!』11巻の紹介と感想です!
10巻:天使の3P! 10巻感想 東京から対バンの申し込み!
天使の3P! 11巻 / 蒼山 サグ
おすすめ度★★★
ハーレム度★★★★★
お気に入り★★
<紹介>
キッズロックフェスに、Dragon≒Nutsの3人とリヤン・ド・ファミユの3人、6人合同で出場することになりました!(全員小学生)
しかし、前の10巻のラストでは2つのバンドが再び対立。絶交宣言まで飛び出てしまいました!
響はなんとかDragon≒Nutsとリヤン・ド・ファミユの仲を取り持とうと奮闘。キッズロックフェスの審査締め切りまで時間がせまっています……。
<感想>
え?もしかしてこれが最終巻?
この「天使の3P!」11巻のあとがきを見ると、作者さんは数年前から作品のキャラ達を好きになり過ぎてしまい、自分のキャラ達を『波瀾万丈とか、数奇なドラマとか、そういうものに晒すことへの抵抗が、あまりにも強くなってしまいました』――だそうです。
一応、『続刊の可能性はある』という内容も書かれているので、終わりと決まったわけではないですが……。
さて内容ですが、ロックキッズフェスという一大イベントにも関わらず、内容がちょっと浅かったというか、やけに淡々とストーリーが進んでしまって残念と言うか。
味気ない感じでした。残念……。
もうちょっと激しく喧嘩したり、もう少しドラマがあったりを期待したんですが、次の展開に進むのが早い!
本のページ数自体も200ページちょっと。ボリューム少ない!急いで読んだわけではないんですが、1時間半くらいで読み終えてしまいました。
楽しめました!決して読んでてつまらなかった訳ではないです!でもそれだけに読んだ後は『物足りない』と感じてしまいました。
作者さんのあとがきで、もうキャラ達を「登場人物の全員が常に穏やかに、笑顔に包まれながら毎日を過ごして欲しい」とありますが、言ってることとこの11巻の内容が全然違う……。
これ、もっとハッピーエンドで終われたでしょ!絶対!
なんで話を悲しい方向や、ちょっとねじまがった方向に持って行くんでしょう……。作者さんの趣向なんでしょうね。不自然にハッピーエンドばかりな最近の薄っぺらいラノベよりは好感を持てますけども。
でも今回くらいは、すっごく綺麗にハッピーエンドでシリーズに終止符を打てたでしょうに。どうしてもこの作品のキャラ達は苦難に晒されてしまうんですね……(汗)
天使の3P! 11巻の詳細へ!
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image