天使の3P!9巻の感想と紹介です。今回も短編形式!
天使の3P! 9巻 / 蒼山 サグ
おすすめ度★★★★
ハーレム度★★★★★
お気に入り★★★
9巻のネタバレ:天使の3P!9巻のネタバレ(貫井くるみは純妹大吟醸!)
10巻 感想:天使の3P! 10巻感想 東京から対バンの申し込み!
8巻 感想:天使の3P!8巻 感想!桜花とも良い感じになってきた……?
<紹介>
8巻の最後で送った1通のメール。それはライブハウスでのアルバイトの志願でした。Dragon≒Nutsがお世話になっているタランチュラホークさんの紹介で、響は働かせてもらうことになりました。
響自身が進路に悩んでいることもあり、音楽の世界のことをより知ろうと思ったのでした。
響と桜花は高校2年生に、そして潤、そら、希美、くるみ、霧夢(尾城小梅)、相ヶ江さんは小学6年生になりました!
不登校で引きこもりだった響を小学生たちがひっぱり出してきてから1年が経とうとしています。
今回も短編集!
音楽について真剣に悩んだり、霧夢がまた画策をしかけてきたり。くるみと響の兄妹愛がいつも通り暴走したり(笑)
いつにも増して波瀾の多い、楽しい内容でした!
(貫井くるみ!)
<感想>
初めに妹(くるみ)と響の仲良しやり取りから始まるのが、このシリーズのお決まりパターンになってますが……。本当に止める人がいない!兄の作文の捏造、『シースターン地方』に続いて『純妹大吟醸』ときましたか……(汗)
響本人もおかしいとはさほど思っていない様子。響って結構周りの人の影響受けやすいですよね……。素直すぎるというか。
小話とストーリーが入り混じっていい感じ!
アルバイトの話や、リヤン・ド・ファミユの進展などの正統派な話もあり、響やくるみや世界観がぶっ壊れるような、ギャグ要素強めの話もあり……。
短編1つ1つによって極端に『真面目さ』が違うことがあって、ちょっと戸惑うことがあったりもします。それはそれで読んでて楽しかったり。(笑)
短編集になると内容が薄くなり、つまらなくなることが多いと思いますが、この「天使の3P!」はそんな印象はないです。
短編と言いつつもちゃんと繋がっていて、全体的には皆成長して前に進んで行ってるので、内容が薄くもなっていません。
(変化無く同じところでダラダラやってるサザエさんみたいなのとは違います!)
皆の学年が上がりましたが、それによる変化はほぼ無いです。
教会からの引っ越しを阻止、希美はイギリス行きを止め、双龍島でイベントをし、正体不明だった霧夢は全てをさらけ出して移住してきて――キッズフェスで落選して、タランチュラホークにお世話になったり、リヤン・ド・ファミユもリベンジを誓ったり。
これまで色々なことを乗り越えてきただけあって、音楽活動の本気度はかなり高くなっています!
結構キツい経験もこの子たちはしてきていますし、練習シーンはあまり無いですが楽ではないはず。これが小学生の女の子達の話で良かったです。それも3人ともいい子で。
一歩間違えればかなり殺伐とした別作品になっていたかもしれないですね……。
キツさを感じさせないのが、このシリーズの魅力の一つかも?イチャイチャシーンもかなり多めで暗い感じは無いです!
天使の3P!9巻の感想・紹介でした。
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