『天使の3P!』3巻のネタバレです。ネタバレ注意!
(少しでも原作を読む気のある方は、お勧めできません)
「天使の3P!」3巻の詳細へ
4巻ネタバレ:『天使の3P!』4巻のネタバレ 霧夢、相ヶ江さんがやってきた!
2巻ネタバレ:天使の3P! 2巻のネタバレ(皆でキャンプ!希美に事件!)
3巻感想:天使の3P!3巻の感想!(南の島で事件発生!?)
<オープニング>
間違いなく、この日は人生の中で一生忘れられぬ大事な記念日となるだろう。
そう。挑戦三日目にして、僕はようやく自力でアオリイカを釣り上げたのだった。
――響は桜花に釣りを教えてもらい、すっかりハマっていました。
それはさておき、桜花と潤たち3人が住む教会に、一通の手紙が届きます――
(貫井くるみ!)
<霧夢からの招待!>
教会に届いた手紙の内容は、『双龍島(そうりゅうじま)』という南の島で「第一回島おこしイベント」をするので、潤たちリヤン・ド・ファミユに出演してくれないかという依頼でした。
差出人は「双龍島観光協会特別顧問 相ヶ江柚葉」さん。
交通費、宿泊費、食費などは全て向こうで負担するという内容の、とても丁寧な手紙でしたが、3人はまだ全国的に有名になったわけではなく、こんな手紙が協会に届くのは不自然です!
しかし、響が自宅へ帰り、チャットを開くと、この手紙の招待は霧夢が観光協会に提案したもので、嘘偽りの無い本物だとのことでした。
イベントに呼ばれたコネも判明し、潤、そら、希美の3人も乗り気だったので、正義さん、桜花もつれて皆で双龍島に遊びに行くことが決まりました!
(……例によって兄と離ればなれになるくるみは不機嫌そうでしたが……)
<楽しい観光と陰謀……>
船に乗って、リヤン・ド・ファミユを招待してくれた小さな島、『双龍島』にやって来ました!
出迎えてくれたのは「尾城(おぎ)さん」という女生と、白いノースリーブのワンピースを着た少女、相ヶ江柚葉(あいがえ ゆずは)さん。
相ヶ江さんは、自分が『霧夢』だと正体を明かし、響を驚かせました!丁寧な物腰で、チャットの時とは別人のような印象の少女でした。
相ヶ江さん(霧夢)は現在、中学2先生で、響よりも大分年下です。
そのまま桜花(さくら)と正義さんは釣りに行ってしまいました。(尾城さんに15キロカンパチ、ヒラマサが釣れそうだと言われた結果)
響と潤たちは海水浴を楽しみました。(霧夢に、響のロリコン疑惑が浮上!)
その後、島の伝統音楽(太鼓)を聞かせてもらったり、この島の守り神『貴龍(きりゅう)』様を祀っている貴龍神社に案内してもらったり。観光を楽しみました。
『霧夢』という名前も、『貴龍』をもじっている名前のようです。
この島に行く前に響は霧夢に新曲を聞かせていましたが、切り立った崖に製作途中のイメージイラストが描かれていました。
(絵を見て、響はすぐに「新曲のための絵だ」と分かりました)
……宿に戻ると、桜花が巨大なカンパチを釣り上げて、捌いていました!
上機嫌な桜花でしたが、潤たちと海水浴をしたことを聞くと様相が一変。桜花は釣りに行った代わりに、響の前で水着を披露する大チャンスを逃してしまっていたのでした!
その後、桜花は響を呼び出して水着を見てもらいましたが、やっぱり海水浴のチャンスを逃したのは大きかったようです。
響が部屋に戻ると、名刺サイズのメッセージカードが置かれていました。
そこには『今すぐ帰った方がいい。きっと良くないことが起こる』と書かれていたのでした。
<霧夢の妨害!>
潤と希美の立っている間に、30センチほどの巨大ムカデが落ちてきましたが、これはそらが掴んでお外にポイしてくれました。
この島には『キョン』と呼ばれる哺乳類の動物がいます。服を食べてしまうキョン、『ジョン』と『スミス』が潤たちを襲い、服を食べてしまいますが、またしてもそらが2匹のキョンの尻尾を掴んで沈黙させました。
そら:「はむ。どうぶつは、得意だからおまかせあれ。いのちのやりとり、した仲なので」
不自然な災難が続いていましたが、とうとう犯人が発覚。桜花が出貼っていたところ、相ヶ江さんが潤たちのライブ道具を盗んでいる瞬間に出くわしてしまいました。
響:「相ヶ江さん……いや、霧夢。本当はやっぱり、歓迎してくれていなかったんだ。僕たちのことを」
皆がショックを受けますが、ライブを成功させたいという皆の意向で、警察を呼ぶことには至りませんでした。
――翌日。朝から大雨。
島の人たちがイベント会場を嵐から守るために働いていました。
外に出歩くのは危険ですが、相ヶ江さんが朝からいなくなっているとの情報が入り、響たちは例の絵が描かれていた場所に向かいました。
相ヶ江さんは岩肌に描かれた絵をなんとか守ろうとしていましたが、専門家でもない少女一人にできるはずもありません。
相ヶ江さん:「この絵だけは守らないといけないんです! 私、失敗しちゃったから……! せめて、この絵だけは!」
「響、マズい。だいぶ風が強くなってきた。 そろそろ限界だ。ひとまずその子、無理矢理にでも運んじまうぞ。揉め事はそれからだ」
相ヶ江さん「嫌、嫌あっ!嫌ぁあああっ!」
???:「ありがとう、柚葉。もう、いいよ」
不意にあどけない声がしたかと思うと、そこには小さな巫女さんが立っていました。
相ヶ江さん:「貴龍、様……」
巫女さん:「直接会うのは、はじめてだね、ひびき。それから、嘘ついてごめん。柚葉は、霧夢じゃない。……ほんとの霧夢は、私」
そう言うと巫女の姿をしていた霧夢は、貴龍神社の本殿の中へと戻っていきました。
龍の神子として自分の身体を捧げ、神社の中にずっといなければならない。それが、霧夢が生まれた時から背負っていた宿命でした。
<霧夢の事情>
貴龍の血を引く霧夢は、18歳になると結婚して、子どもを産むか養子を貰って、その子供が5歳になるまで貴龍神社から出られません!
そして今度は子供が、親に代わって役割を果たすことになります
(先ほど響に会うために出てきましたが、あれは掟破りです)
霧夢は響とのチャットにいつでも応じることができましたが、その理由はずっと神社に閉じ込められていたからでした。
また、これまで『霧夢』と名乗ってきた相ヶ江柚葉さんは、実は霧夢の付き人の家系なのでした。
霧夢はそれまでずっとかまってくれていた響を、潤たち3人にとられたことに嫉妬し、3人に腹いせをするために双龍島に呼んだのでした。
<霧夢の結末>
神社に立てこもった霧夢。
これまでは響が音楽を作り、それに霧夢がイラストを付けるというコンビで活動してましたが、そのコンビもこれで解消だと霧夢は突きつけてきました。
イベント当日。
響の提案でライブは神社の前で行われ、そこで伝統の島太鼓とリヤン・ド・ファミユの3人が協力して演奏。
我慢ならずに霧夢が神社の中から現れます。
島の人たちは霧夢が神社から出て来てしまった事に大騒ぎですが、小百合さんがこの騒ぎを黙らせました。
尾城小百合さん。相ヶ江さんと一緒に響たちを出迎えてくれ、響たちに付き合ってくれていたこの人は、実は先代の貴龍の神子。つまり、霧夢のお母さんでした!
(霧夢の本名は「尾城小梅(おぎ こうめ)」といいます)
会場にはスクリーンが用意されていて、ライブ中にそこに霧夢が即興でイラストを描きました!
新しい試みでしたが、ライブは成功。
できたイラストは素晴らしいものでしたが、霧夢はそれをあっさり消去してしまいました!
<霧夢が来た!>
霧夢と響は仲直りし、東京に帰ってきました。
そして夏休み中の登校日。リトルウイングでの朝練を終え、教会を出ると、そこにはランドセルをしょった相ヶ江さんと霧夢がいました!
相ヶ江さんは背が高めですが、実は小学5年生。奇しくも、霧夢、相ヶ江さん、潤、そら、希美、そして響の妹のくるみはみんな小学5年生だったのでした!
島の皆には、50年分くらいの神パワーが詰まった(という設定の)水墨画を描いて誤魔化し、霧夢は島から解放された東京に出てきたのでした。
霧夢(本名は尾城小梅):
「……ほら、私、自由の身になったよ。だから、さ。…………………………結婚しよ?」
響に向かってそんな爆弾発言を放つのでした。
やがて桜花とくるみも来て、響は女子7人の大騒ぎの中、途方に暮れるのでした。
以上、「天使の3P!」3巻のネタバレでした。
「天使の3P!」3巻の詳細へ