ファンタジア文庫「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」1巻の感想と紹介です!
2巻の感想:ロクでなし魔術講師と禁忌教典2巻の感想!(グレンって何者…?)
1巻のネタバレ:「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」1巻のネタバレ!(やる気の無いグレン=レーダス!)
ロクでなし魔術教師と禁忌教典 1巻 / 羊太郎(ひつじたろう)
おすすめ度★★★
ハーレム度★★★
お気に入り★★★★
「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」1巻の詳細!
<紹介>
ニートで同居人の稼ぎに頼って暮らしているグレン=レーダス。
同居人(美女!)からの強い圧力に負けて、彼はアルザリーノ帝国魔術学院の非常勤講師にされてしまいました!
前の講師が急遽辞めてしまったため、その穴埋めとして教師となったグレンですが、教員免許も持っておらず、それ以前にやる気ゼロ。そもそも魔術のことが大嫌いなそぶりさえ見せます。
大半の生徒たちが呆れ、見捨てる中、一人の女性とは果敢にこのダメ教師に絡んできます。彼女の名前はシスティーナ=フェーベル。
グレンが授業を自習にしようとしては怒り、生徒の質問に「自分で調べろ」「俺も分からん」と答えてはまた叱られ……。
遂にグレンはシスティーナに決闘を挑まれてしまいました。
こんな調子で始まったグレンの教師生活の様子を描いた、魔術の世界のお話です。
<感想>
他の方のレビューを見てると「まあまあ」という意見が多かったですが、個人的には「まあまあ」以上に面白かったです!
「魔術」。呪文の詠唱や紋章など、中二病要素がふんだんに出て来る分野ですが、この作品は主人公がかっこつけない質なのでイタイタしさは全然なく、すんなり読めました!(笑)
「魔術」というものを描いていく以上、そのシリーズ内で「魔術」とはどういうものなのかしっかりと詰めた設定が無ければいけません。
この「ロクでなし魔術講師と禁忌教典(アカシックレコード)」は設定がちゃんとしていて、しかも複雑すぎず、興味を持って理解していく事ができました。
あんまり複雑な設定だと読んでるうちに『もういいよ……』『読むのメンドクサイよ……』『もう分かんないよ……』となってしまいますが、この作品ではそんな事にはならないと思います。
1巻ということでまだ主要なキャラは少ないですが、それでもそれぞれ個性が立ってて、会話のやり取りが面白いです。
まだ1巻目を読み終わっただけですが、「お話もしっかりしてそう」という印象。主人公、グレンの過去にも何かあったようですし、今回騒動の中心となった女生徒の素性も気になるところです。
まだ語られていない謎の部分が多く、とても読者の興味を惹く作品に感じました!
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