ここでは人気ライトノベル、「灰と幻想のグリムガル」(十文字 青さん作)の内容を紹介していきたいと思います。ネタバレ注意!
まだ読んでいない方はこのネタバレ記事を読まずに、本を買って読むことをおすすめします。
この9巻のネタバレは、買う気が無い方や、読み終わった人の話の整理などに役立てて下さい。
9巻の感想:灰と幻想のグリムガル、9巻の感想!結局、ランタはどうなるの!?
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それでは以下、「灰と幻想のグリムガル」、9巻のネタバレです。
<ランタは……?>
ランタはフォルガンヘ寝返り、ハルヒロと勝負しました。ハルヒロが止めを刺そうとしたところをメリイに止められました。
メリイの話を聞くと、彼女はフォルガンに入るように誘われていたようです。しかしパーティの皆を裏切ることができず、断りました。
今回の件は、ランタがメリイを助けるような言動をしていて、ランタの寝返りはもしかしたら偽装なのでは?という疑問が浮かび上がってきました。
ハルヒロとメリイははぐれた他の仲間たちを探すため、行動を開始します。
<ロックとアーノルドの戦い>
ロックと不死族(アンデッド)のアーノルドが壮絶な取っ組み合いをしています。
クザク:「……ハルヒロは?」
シホル:「メリイを」
いつの間にかいなくなっていたハルヒロは一人でメリイを助けに行ったのでした。
ロックとアーノルドの攻防はエスカレートしていきました。ロックの動きを見て、クザクは「元の世界」の「ボクシング」の動きだと分かりました。自分たちがいた世界の貴重な情報ですが、しっかり記憶しておかないと忘れてしまいます。
ロックとアーノルドの戦いの最中にジャンボがやって来て止めさせます。
ジャンボはこちらを見逃してくれると言いますが、そこへタカサギがやってきます。
タカサギ:「そいつらの1人が女を連れて逃げやがった! ランタがやられた……!」
結局またしても戦いになり、こちらは撤退戦へと移行します。クザクはシホルとユメを逃がしますが、2人を逃がすために殿役を買って出たクザクだけははぐれてしまいます。クザクが2人のオークをやり過ごし、全速力で駆けると、突然何も見えなくなりました。
<ユメ、シホル、クザクの分散>
ユメとシホルは逃げましたが、クザクはついてきていないことに気が付きます。
獣使いのゴブリン、オンサが何頭もの黒狼を引き連れてこちらを探しています。ユメは逃げられないと判断。
シホルがエレメンタル・ダークを呼び出します。ダークは真っ黒い人のような形になり、黒狼たちに向かいます。ユメも弓を乱射して狼たちを怯ませ、シホルのダークはそのまま黒狼たちを混乱・パニックにさせます。
オンサが乗っていた大きな黒狼にユメが飛びかかると、ユメがオオカミの首に乗っかる形になってしまい、そのまま2人は狼の背中の上で混戦になりました。
オンサとユメは乗っていた黒狼の背中からはじき出され、木にぶつかり、両方とも戦闘不能に。シホルともはぐれてしまいました。
ユメは戦闘意欲を無くし、オンサ、そして黒狼(「ガァロ」という名前らしい)と一時休戦。言葉は分からないものの、戦う意思が無い事は伝わったようです。
<シホル>
ユメがオンサとどこかへ行ってしまい、1人になったシホル。
狼の追撃に遭い、ダークで抵抗しきれずにシホルは食べられ始めました。
間一髪のところで狂った盗賊、サカナミが狼たちを追い払ってくれました。意識が朦朧とするシホルのところに、五分刈りの神官ツガがやって来て”光の軌跡(サクラメント)”をかけて回復してくれました。
シホルの服が破れていたため、防寒用の外套もくれました。ツガは「モユギに拾われるまでとくにやることもないし、手伝うよ」と言ってシホルについていってくれることになりました。
しかし、回復魔法をかけた時に服の破れたシホルの胸を見ていたようです。気の優しいこの人もやっぱり男なのだと意識し、シホルはちょっと気を引き締めつつツガに付いていきました。
<メリイとハルヒロ>
洞窟の中でぎこちない会話をするメリイとハルヒロ。ハルヒロはずっと洞窟の外を警戒し続けていました。
パーティが「家族」のような物だという話から話題はランタへと移ります。ハルヒロはランタがしょっちゅう召喚している「ゾディアックん」をここでは一度も出していないことに気が付きました。やはり、ランタには何か考えがあるのかもしれません。
2人のところへ灰色の「ニャア」という生き物がやってきました。(ハルヒロはこのニャアにメリイを探してもらっています!)
ハルヒロがニャアを撫でたり抱っこしたりしているのを見て、メリイは終止うずうずしていました……。(メリイも触りたかったけど、恥ずかしくて言えませんでした)
ニャアの飼い主のシュロ・セトラがやって来ました。ハルヒロはこのセトラにお願いしてニャアにメリイを探させていました。
ただし、「ハルヒロの左目をあげる」という条件付きです!
しかし、幸いなことにシュロ・セトラはハルヒロに興味がある様子で、「おまえの左目は私のものだが、おまえに預けておく」と言われ、難を逃れました!
さらに「飽きるまでハルヒロに恋人のように振る舞ってもらう」ことを条件に仲間探しも手伝ってくれることになりました!
<ランタ>
ランタは不死族(アンデッド)のアーノルド、隻腕・隻眼のタカサギと酒を呑みかわしていました。
ランタはハルヒロと闘いましたが、殺すつもりは無く、自分の勝利が決まった所でフォルガンに入るように勧めるつもりでした。しかし、結果は逆にハルヒロに強襲されて殺されかけてしまいました。
ハルヒロが躊躇なく止めを刺そうとしてきたので、ランタもそれなりに応えているみたいです。
暗黒騎士の悪霊(デイモン)は暗黒騎士本人に似ていないことが多いものの、その人を反映した姿形になります。
まだフォルガンにはランタの「ゾディアックん」は見せていません。今「ゾディアックん」を召喚したらどんな姿になっているのか、ランタは酔った頭で気にしていました。
タカサギ、アーノルドとの会話で、ハッキリと「才能が無い」と言われてしまいましたが、ランタは逆に「強くなりたい」という思いを強めたのでした。
<クザク>
クザクはシャワー、テレビ、スマホ、「ねーちゃん」のこと、クザクの母親が死ぬ前に何日も病院にいたことなどを思い出していました。前の世界の記憶です。
気が付いたクザクは自分の状況を確認。剣も盾も無くしてしまっている事に気が付きました。かつて自分以外の仲間が全員死に、またしても一人になってしまったクザクは絶望的な状況の中、歩き始めました。
<ユメ>
ユメは体にいくつか切り傷を負っていました。致命傷ではないと思ったものの、化膿してきているようで熱がでてきました。
オンサもガァロも怪我をしていましたが、止まって休憩するようなそぶりはみせません。
ユメは元の世界で関西弁風の変な喋り方や言動で「不思議ちゃん」と呼ばれたり、苛められていたりしたことを思い出します。
ユメが意識を取り戻すと、なんとゴブリンのオンサ、黒狼のガァロは倒れたユメの意識が戻るまで待っていてくれていました!
ピギャアアアアアアアアァァァァァアア!
奇怪な声が響きます。オンサは手振りでユメに「隠れろ」と伝え、2人と1匹は慌てて隠れました。
翼のある、全身真っ青の大きな生き物がやって来ました。
オンサ:「ワイヴァン……」
どうやら、この恐ろしい生き物はワイバーンと呼ばれているようです。
<シホル2>
シホルはツガの提案で一時休んでいました。
起き上がると地を揺るがすような鳴き声が聞こえてきて、全身が青いドラゴン(ワイバーン)に襲われました!
ツガが応戦し、シホルがダークをぶつけてドラゴンを混乱させて逃げますが、ドラゴンはまだこちらを諦めずに追いかけてきます。
<合流!>
セトラはすっかりハルヒロが気に入ったようで、メリイが「ハル」と呼ぶことすら嫌がります。
メリイ:「私がハルをどう呼ぼうと勝手でしょ」
セトラ:「そうはいかん。恋仲となったからには、私はハルの子を産むんだからな。当然、他の女には一切手出しをさせん」
ハルヒロ:「子ぉ!?」
セトラが「飽きるまで」恋人役になると約束したハルヒロ。果たして彼女はいつ飽きてくれるのでしょうか……。
セトラのニャアが「ワイバーンに襲われている仲間」を見つけたようです。
行ってみるとシホルとツガがワイバーンから逃げていました。
シホルが強力なダークをワイバーンに当てて痺れさせ、そこにクザクも合流。セトラのエンバもやられてしまい、クザクとツガが仲間たちを守ろうとしたとき、ワイバーンに黒狼の群れが襲い掛かりました。
ユメ:「ユメとオンサんとがぁろんと狼んたち、ただ今さんざん! にゃああああああああ!」
ダークを食らって弱っていたこともあり、ワイバーンは黒狼に苦戦。ハルヒロがワイバーンの頭にしがみつき、両目を潰すとワイバーンは逃げ出しました!
<ランタ2>
すまねえ。
言い訳はしない。
オレは旅に出ることにした。
捜さないでください。平にお願いします。
愛をこめて かしこ ランタ様より
タカサギはこの置手紙を見て怒り狂いました。
――
以上、「灰と幻想のグリムガル」、9巻のネタバレでした。
キャラ同士の面白い会話などは全く紹介できませんでした。省いたところもかなりあるので、グリムガル9巻をまだ読んでいない方は今からでも読むことをお勧めします!
それでは今回はこの辺で。
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タグ:灰と幻想のグリムガル 十文字 青
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