みみみと日南葵が生徒会選挙で対決!
弱キャラ友崎くん 2巻 / 屋久 ユウキ
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<あらすじ>
日南葵(ひなみ あおい)の指導で友崎文也は努力し、女子と話せるようになり、身だしなみや姿勢も直して交友関係を広げていきました。
そして夏の生徒会選挙。
生徒会長に立候補した日南に対抗して、みみみ(七海みなみ)も会長に立候補しました!
みみみに勝ち目は無いと思われましたが、友崎がみみみに協力して、打倒・日南葵を本気で目指すことになりました。
みみみVS日南葵。生徒会選挙に向けて友崎は策を巡らせます。
<感想・評価>
<作品の特徴(5段階評価)>
おすすめ度 ★★★★
ハーレム度 ★★(?)
戦闘・バトルの量:★(学校生活)
ラブコメ量: ★★★
読みやすさ: ★★★★
<感想>
友崎の成長がすごい!!!
本当に彼は頑張っています。そして周りの人たちも優しくて、読んでいて微笑ましいです。
さて、日南の主張は『人生は神ゲーだ』とか、『『人生』という『ゲーム』に本気で向き合いなさい』とかだったと思います。
しかし実際やっていることは、交友関係を広げる訓練ばかり。勉強や、将来に向けて生き方や方針を決めたりなども大事です。『人生』と向き合ってる感じがあまり無いのはずっと気になってます。
でも内容は友崎が頑張って女の子たちと仲良くなっていく話になっていて、これはこれで面白いです。(コツコツ勉強してても話が面白くなさそうです)
みみみがかわいいです。名前も含めてとても好きなキャラです。2巻にして早くもみみみがメインの回だったのでとても嬉しかったです!
そして今後、みみみがどうなっていくのかも気になります。友崎もみみみも、いつかは日南に勝って欲しいです!
でも少し違和感もありました。
別のキャラなのに、日南と友崎の考え方が同じ方向に偏っているというか、これはつまり作者さんの思想か、物語の誘導がキャラ達に出過ぎてるということだと思うんですけど、何か引っかかります。
みみみが日南をライバル視して頑張ったりしてましたが、いきなり勉強と部活の両方で対抗しようとしてたり。(片方すら勝ててないのに、当たり前のように両方で勝とうとする)
交友関係を無理して広げるのが『人生を本気でプレイしている』と思っていたり。(そのへん友崎はもっと疑問をもって!)
現実の、現代日本の高校生たちが主役で、人間関係がけっこうリアルで繊細な作品なので、ちょっと違和感を感じるとそこが目につきやすいのかもしれません。
ハンパな所で話が終わるラノベも多いですが、この『弱キャラ友崎くん』は1巻、2巻でしっかりと話がまとまっていて凄く良いです!
『いい話だったな』とスッキリした気分で読み終えられるのは嬉しいです。
(『弱キャラ友崎くん』2巻の感想・評価)
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