ベルが異端児(ゼノス)たちを庇っていた時の、【ロキ・ファミリア】のお話です。
ソード・オラトリア 10巻 / 大森 藤ノ
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・『ダンまち』の関連記事へ。
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<あらすじ>
ベルとヴィーネが出合い、異端児(ゼノス)が地上で暴れたと時の【ロキ・ファミリア】側のお話です。
ベルが怪物を庇い、逆に彼が冒険者たちを攻撃してきた時、『怪物は人の敵』という冒険者たち共通の認識が大きく揺らぎました。アイズは両親を怪物に襲われ亡くしていて、小さい頃から『怪物(モンスター)は殺す』という誓いを立てています。
そんなアイズの信念は揺らぎ、彼女はそれに必死で抗います。怪物を助けようとするベル・クラネルの姿を見た【ロキ・ファミリア】の衝撃は大変なものでした。
(作者(大森 藤ノ)さんがあとがきで言うには、「今回のテーマは『ベル・クラネル』の被害者達」だそうです)
<感想・評価>
<作品の特徴(5段階評価)>
おすすめ度 ★★★★★
ハーレム度 ★(主人公がベルでない)
戦闘・バトルの量:★★★★
ラブコメ量: ★★
読みやすさ: ★★★(文章は読みやすいが、状況が複雑なため星3)
<感想>
小説本編やアニメで、ベルとヴィーネのお話を読んだなら(見たなら)この巻もあわせて読むと良いと思います。オススメです!
『ソード・オラトリア』シリーズをこれまで買っていなくても、この10巻だけ読むのはアリかもしれません。
本編とリンクしてる所や補足してる内容が多くて、とても興味深かったです。
ベルの行動に対しての、アイズ、そしてフィン(【ロキ・ファミリア】の団長)の心の動揺が良く描かれていました。
私はダンまち本編を全て読んでいるので、主人公たち【ヘスティア・ファミリア】のこの時の様子は知っていました。その上でこのお話を読むと、前に読んだ本編の内容に深みが増して世界が一気に広がります。
今回の内容は、アイズやフィン達の生き方を変えたかもしれません。それによって今後、彼女たちがどうなっていくのか気になります。特にフィンの心境の変化は【ロキ・ファミリア】全体の行動に関わって来るので楽しみです!
戦況は緊迫していましたが、あんまり派手な戦闘は少なかった印象。静かな戦いが多くて、いつもよりは読んでいてワクワクしなかったかもしれません。
ベルがどういう行動をするかも知っていて読んだので、予想外のこともさほど起こりません。
それでも濃い内容でした!9巻より面白かったです!
(『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア』10巻の感想・評価)
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