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2012年09月20日

暮らしの中の自然、七輪

暮らしの中の自然 七輪

七輪(しちりん)は「七厘」とも書く。木炭や豆炭を燃料に使用する調理用の炉である。
関西ではかんてきとも言う。近年は練炭による事故を避けるため、出荷時に
「木炭コンロ」というラベルが七輪本体に直接貼られている場合も多い。

構造
江戸時代後期の七輪。長屋のほか、蕎麦や天ぷらの屋台でも盛んに利用された。
七輪は軽量かつコンパクトで移動が容易な調理用の炉である。形状は円筒形、四角形、
長方形が主で、大きさも様々で、用途に応じて多品種生産されている。
原料は主に珪藻土で、微細な中空構造を持ち断熱性が高いため保温効果が極めて高く、
本体は熱く焼けないため持ち運びに便利である。
赤外線の発生量も多く熱効率が極めて高いため、燃料を節約できるという利点がある。
赤外線の発生量が多いため、特に焼き物料理に向き、近年では炭火焼き料理が主体の調理器具として使われることが多い。
かつては火鉢や炬燵などに使用する木炭や豆炭などに着火するための道具として竈(かまど)のある家でも七輪が利用された。


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歴史 江戸時代
囲炉裡や火鉢で火の熾った木炭や炭団を、長屋や屋台で携行し、少ない木炭消費で安全に長時間の煮炊きが出来るよう、町人文化の中で生まれ工夫改良されてきたものが日本独特の
「七輪」である。燃焼室が皿状で浅い江戸の七輪は、形状を見ても七輪単体で火熾しすることは前提とされていなかった。
土間や野外などに直接置いて火床を囲う程度の持ち運び可能な土師製の炉は古代よりあったものと考えられるが、高床式木造建築の内部に持ち込み、屋内での使用に堪えうる「置き炉」としては平安時代のものが確認できる。
これらは元は香炉や祭壇など宗教的祭具として屋内に持ち込まれたであろうものが、手あぶりなど採暖用途として、そして屋内での簡単な炊事や酒燗などに利用転用されたものと考えられる。
現在のものとほぼ同様の構造のものは江戸時代に作られていたといわれる。
日本人が通常「七輪」と考える焜炉は珪藻土を焼成して作られたものであるが、珪藻土を使用した竈や炉は能登地方においては江戸時代の初期(元和期)から使用されていたが、日本各地の窯で作られたものは粘土(土師:はじ)製のものが中心であった。
江戸では今戸の今戸焼が著名であり、瓦(かわら)焼窯の職人達が副製品として供給し普及したとされる。
今戸焼はおおむね箱形であったようである。
江戸後期の江戸の七輪は、現在の七輪と異なり、燃焼室が丸く浅いくぼみとなっているが、
これは当時、塩原太助によって広く普及していた炭団がぴったりと収まる形状である。
炭団は一日中でも弱火で燃え続けるため、小型の簡易な「へっつい」しかない長家や、
屋台での調理に非常に好都合であった。
また当時の長家は四畳半ほどの狭さに加えて換気機能が貧弱だったので(家屋自体を燻煙に
よって、シロアリや木朽菌類から守っていた)、焼き魚など大量の煙が発生する調理は、
七輪を使えば屋外で調理することができた。
この七輪は燃料に炭団を前提としており、木炭を大量に長時間燃やす訳ではないので、
それほど高温にはならず、七輪の四隅は木枠で囲われている。

明治?戦後
明治期には今戸焼きのような浅い皿の七輪から、現在のように木炭が多く投入出来る深い
バケツ状の形状が中心的になり、大正から昭和期にかけては、木炭や炭団に併せて、
豆炭が七輪の燃料として盛んに利用されるようになった。大正期に登場した円柱状の練炭は、当初、七輪にはめ込んで利用されていた。
能登半島では古くから珪藻土が伐出され、竈や炉の材料として使用されてきたという。
元和元年ころより竈および炉として自家用に利用され、明治初年より20年頃までには他地方へも移出販売されていた。
送風口の細工は三河でできたとされる。
土師製のものは欠けやすく、陶器は熱く焼けてしまい大変危険であり火熾(ひおこ)しには
適さないことから、次第に珪藻土製のものが主流になったと考えられる。
インフラが破壊された第二次世界大戦直後は、土間や竈のないバラックでも容易に使えるため、都心部の庶民生活を支える調理器具として重宝された。
このころは七輪一つで炊飯、煮炊き、魚焼きまでこなした。
練炭は当初七輪で使われていたが、1954年に一酸化炭素の発生が少なく、燃焼温度が高く燃料の保ちが良い専用の「上つけ練炭コンロ」が登場し、そちらでの利用が推奨されるように
なった。

現代
七輪の三大産地は土質の良好な愛知三河、石川和倉、四国香川があり、かつてはこの三大生産地で日本全体の需要をまかなうことがあった。
現在は三河で3社、石川で3社程度である。1955年頃まではいわゆる「焚き物屋」と呼ばれる
燃料屋や陶器屋などで販売されていた。
愛知三河のものは長州(萩)から製造法が伝来し、当初は陶器製で断熱のため二重構造にした七輪を製造したとの伝承がある。
愛知三河では、かつて瓦製造会社が七輪製造を兼ねている場合が多かったが、この20年ほど、七輪専業で製造する割合が多くなっている。
プレス加工して製造される安価な量産品の七輪のほか、瓦や、かつての陶磁器製の練炭火鉢の技術を生かし、瓦素材で珪藻土コンロを覆った耐久性のある高級品が製造されているのが
特徴である。
一方の石川能登では、能登半島で豊富に産出する珪藻土鉱床から掘り出された珪藻土ブロックを、崩す事無くそのまま七輪コンロの形状へ切り出して焼成した高級な「切り出し七輪」
「切り出し練炭コンロ」を特産品としている。
2011年(平成23年)3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震に関連し、多くの七輪製造企業が
被災地へ七輪を提供し、避難所で大いに活用された。
震災後の全国的な防災意識の高まりを受け、株式会社キンカの場合では例年に比べ2011年度は前年同月比で3割ほど出荷が伸びている。

取り扱い上の注意点等
珪藻土の性質上、濡れると吸水し崩れてしまうため、雨に濡れたり浸水する場所での保管は
できない。また、割れやすいので慎重に扱う。釣りなどでは金属製の七輪や練炭コンロを
使用した方が、軽量で衝撃にも強いため便利である。
室内で換気を怠った場合、また物置やテント、自動車の中など風通しの悪い場所での使用は
一酸化炭素中毒の可能性があり、非常に危険である。
殊に点火初期で炭が完全に熾っていない状態では一酸化炭素が多量に発生する。
また酸欠に伴う一酸化炭素の発生にも注意する必要がある。
室内では調理用ガスコンロと同様に、近くで換気扇を稼働させ、さらに一酸化炭素警報機
などの設置が好ましい。
火災を防ぐため、使用前に回りの可燃物は遠ざけておき、灰の始末にも気を付ける。
鉄製や陶製の火消し壺を用意する。火消し壺は酸素を遮断して消火する作用のもので、
熱がこもるためやけどに注意する。水などで外部から冷却しても内部に熱がこもっている
ことがあり、自動車の荷台などに積むさいは十分に時間が経って自然冷却しているのを
確認してから積載する。かつては灰の不始末による火災も多かったようである。
七輪はその性質上、完全に火を消すのは容易ではなく、火種の残った七輪が、火災の原因と
なる事もある。
閉め切った屋内での一酸化炭素中毒事故も後を絶たない。
七輪の中の火皿は内部の送風を確保するための重要な部品なので外したまま使用しない。
卓上などで七輪を使用する場合火皿の下で燃焼がおこっていると七輪の底が高熱になるため、そのようにならないよう注意する(小さすぎる木炭や木炭粉などを燃焼させない)。
タグ:七輪
posted by 豊後国主 at 14:41 | 生活の中の自然
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初参加 2010年 7月30日
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