2012年06月06日
山菜 薬草 ボケ クサボケ
山菜 薬草 ボケ
分類 目 : バラ目 科 : バラ科 亜科 : ナシ亜科 属 : ボケ属 種 : ボケ
和名 ボケ
英名 Flowering Quince
ボケ(木瓜)は、バラ科の落葉低木。学名Chaenomeles speciosa(シノニムC. lagenaria)
実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものが「ぼけ」に転訛(てんか)したとも、
「木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」に転訛したも言われる。
帰化植物(平安時代)。学名のspeciosa は
美しい、華やか 、Chaenomelesは 「chaino(開ける)+ melon(リンゴ)」が語源。
花言葉は「先駆者」「指導者」「妖精の輝き」「平凡」。
原産地:中国大陸。
日本に自生するボケはクサボケといわれる同属の植物。
形態
生活形:落葉低木 樹高:1〜2m。
枝:若枝は褐色の毛があり、古くなると灰黒色。
幹:樹皮は縦に浅く裂け、小枝は刺となっている。
葉:長楕円形・楕円形。長さ 5〜9cmで鋭頭でまれに鈍頭。基部はくさび形で細鋭鋸歯縁。
花:3〜4月に葉よりも先に開く。短枝の脇に数個つき径2.5〜3.5cm。色は基本的に淡紅、緋紅。白と紅の斑、白などがある。
性質
好陽性で土壌を選ばない。移植は容易で、大気汚染・潮害にはさほど強くない。
日本では本州から四国、九州にかけて植栽、または自生。温暖地でよく育ち北海道南部では種類が限定される。
用途
満開のボケの花(4月8日)庭園樹としてよく利用され、添景樹として花を観賞する目的で植栽される。
盆栽にも用いられる。
食用
実を果実酒などにすることもある。
クサボケ
同属の植物にクサボケ(草木瓜、Chaenomeles japonica 英名Japanese quince)がある。
50cmほど。実や枝も小振り。本州や四国の日当たりの良い斜面などに分布。
シドミ、ジナシとも呼ばれる。花は朱赤色だが、白い花のものを白花草ボケと呼ぶ場合もある。
果実はボケやカリン同様に良い香りを放ち、果実酒の材料として人気がある。減少傾向にある。
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