2017年03月14日
ディアボーイズの続きが見てみたい175話 〜練習が足りません〜
引っ越しも終わり、鹿児島での生活が始まった。
プロといっても、まだアルバイトなどをしなければ生活もできず、大変な生活であったが、見城哲太は新生活を楽しんでいた。
見城「今日も桜島が綺麗さぁ〜。よぉ〜し、今日も張り切って頑張るさぁ〜」
クラブチームの仕事や練習以外にもアルバイトをしていた。
でなけば、生活が少し苦しかったらからである。
そして練習では・・・
ダムダムダムダム。 キュキュキュ
タンタン
フワッ
ドガン
「ソガラシ(ものすごくたくさん、飛んでっちゃ」
「ああ。ヒッタガマッ(びっくりした)」
ダムダムダム
フワッ
「おっ、次はナイスット?」
「わかんね〜」
ズカン!!
トマホーク炸裂
「あ、あの身長で・・・」
「トマホークって・・・」
「ホンノコテ(本当に)人間か?」
見城「ふぅ〜〜」
監督(いける。Bリーグ発足と同時に上位進出が狙える素材だ。今すぐにでもこのチームのエースになれる男だ。去年のインハイ。観に行って正解だった。あの天童寺を倒した瑞穂の哀川と全く、遜色はなかった。俺の目に狂いはなかった)
監督の熱烈なコールによって鹿児島モリナガイズに入団した見城哲太。
既に実力はチーム内でもトップクラスであった。
彼や保科の活躍によって、哀川世代の実力が図抜けていた事が証明される。
如何なるスカウトマンであれ、同じ高校生同士が戦っている中、プロでどれだけ通用するのか、を見極めるのは非常に難しい。
野球でも、学生大会の記録を全て塗り替えるような化け物のような選手が、ヒット一本打つ事なく、いや1軍にあがる事なく引退してしまうケースも多い。
それだけ、学生同士の闘いと、実際にプロと対戦した時では違うものである。
周辺のレベルが低ければ、一つの素材が非常に光ってみえるもの。しかし、哀川世代は違った。寧ろ、全員のレベルが高すぎたのだ。
全国大会に出られなかった選手。また、ベンチに眠っていた選手の中からも良い素材が眠っていた。日本のバスケットのレベルを引っ張っていくのは、この世代になりみんなが「打倒!哀川和彦」を掲げる事になるのであった。
プロの世界に入ってからは、高校で約2年。大学で4年間コンビを組んでいた相棒までがその台詞を言う事になる。
「NBAに行く為にお前(哀川)を倒すよ」
まだスポーツ紙の1面を飾る事のできないバスケットにおいて、チームメイトがライバルとなりプロで戦う事は、記事にも使われるのであった。
さて、打倒哀川和彦の筆頭候補は・・・というと。
監督「よぉ〜し、そろそろダウンしとけ〜。怪我すんぞ。柔軟も忘れるなよ。」
「おいっす」
「ふぅ〜、やっと終わりかぁ〜。今日の練習もダレタ(疲れた)」
「監督、最近練習きついな」
「オヤットサア(お疲れ様)」
見城(もう、練習終わりか・・・ちょっと少ないさぁ〜)
見城「監督、もうちょっと残って練習してもいいですか?」
監督「ん?ああ、構わんよ。あと30分くらいなら」
見城「ありがとございます」
急に張り切る見城。いきなりスリーポイントを放つ。
シュートは弧を描いている。
みんなはそのシュートの行方を見ていた。
ザシュ。
パシ!
寸分の狂いもないスリーポイントシュートはネットをくぐっていた。
それが床に落ちずに見城の手の中におさまっていた
「は、はやい。もうゴール下に・・・」
見城「おおおおおぉ〜」 ドカン
「あれだけコエ(つらい)練習のあとに、あの動き・・・」
「あいつ、さっきまで同じ練習してたよな」
「おい、見城」
見城「はい。何ですかキャプテン」
「1対1やろうぜ」
ニコっと笑う見城
「ありがとうございます。相手してくれると助かります」
監督(おいおいおい、監督の俺も見たいぞ。この1対1)
DEARBOYS NEXT
プロといっても、まだアルバイトなどをしなければ生活もできず、大変な生活であったが、見城哲太は新生活を楽しんでいた。
見城「今日も桜島が綺麗さぁ〜。よぉ〜し、今日も張り切って頑張るさぁ〜」
クラブチームの仕事や練習以外にもアルバイトをしていた。
でなけば、生活が少し苦しかったらからである。
そして練習では・・・
ダムダムダムダム。 キュキュキュ
タンタン
フワッ
ドガン
「ソガラシ(ものすごくたくさん、飛んでっちゃ」
「ああ。ヒッタガマッ(びっくりした)」
ダムダムダム
フワッ
「おっ、次はナイスット?」
「わかんね〜」
ズカン!!
トマホーク炸裂
「あ、あの身長で・・・」
「トマホークって・・・」
「ホンノコテ(本当に)人間か?」
見城「ふぅ〜〜」
監督(いける。Bリーグ発足と同時に上位進出が狙える素材だ。今すぐにでもこのチームのエースになれる男だ。去年のインハイ。観に行って正解だった。あの天童寺を倒した瑞穂の哀川と全く、遜色はなかった。俺の目に狂いはなかった)
監督の熱烈なコールによって鹿児島モリナガイズに入団した見城哲太。
既に実力はチーム内でもトップクラスであった。
彼や保科の活躍によって、哀川世代の実力が図抜けていた事が証明される。
如何なるスカウトマンであれ、同じ高校生同士が戦っている中、プロでどれだけ通用するのか、を見極めるのは非常に難しい。
野球でも、学生大会の記録を全て塗り替えるような化け物のような選手が、ヒット一本打つ事なく、いや1軍にあがる事なく引退してしまうケースも多い。
それだけ、学生同士の闘いと、実際にプロと対戦した時では違うものである。
周辺のレベルが低ければ、一つの素材が非常に光ってみえるもの。しかし、哀川世代は違った。寧ろ、全員のレベルが高すぎたのだ。
全国大会に出られなかった選手。また、ベンチに眠っていた選手の中からも良い素材が眠っていた。日本のバスケットのレベルを引っ張っていくのは、この世代になりみんなが「打倒!哀川和彦」を掲げる事になるのであった。
プロの世界に入ってからは、高校で約2年。大学で4年間コンビを組んでいた相棒までがその台詞を言う事になる。
「NBAに行く為にお前(哀川)を倒すよ」
まだスポーツ紙の1面を飾る事のできないバスケットにおいて、チームメイトがライバルとなりプロで戦う事は、記事にも使われるのであった。
さて、打倒哀川和彦の筆頭候補は・・・というと。
監督「よぉ〜し、そろそろダウンしとけ〜。怪我すんぞ。柔軟も忘れるなよ。」
「おいっす」
「ふぅ〜、やっと終わりかぁ〜。今日の練習もダレタ(疲れた)」
「監督、最近練習きついな」
「オヤットサア(お疲れ様)」
見城(もう、練習終わりか・・・ちょっと少ないさぁ〜)
見城「監督、もうちょっと残って練習してもいいですか?」
監督「ん?ああ、構わんよ。あと30分くらいなら」
見城「ありがとございます」
急に張り切る見城。いきなりスリーポイントを放つ。
シュートは弧を描いている。
みんなはそのシュートの行方を見ていた。
ザシュ。
パシ!
寸分の狂いもないスリーポイントシュートはネットをくぐっていた。
それが床に落ちずに見城の手の中におさまっていた
「は、はやい。もうゴール下に・・・」
見城「おおおおおぉ〜」 ドカン
「あれだけコエ(つらい)練習のあとに、あの動き・・・」
「あいつ、さっきまで同じ練習してたよな」
「おい、見城」
見城「はい。何ですかキャプテン」
「1対1やろうぜ」
ニコっと笑う見城
「ありがとうございます。相手してくれると助かります」
監督(おいおいおい、監督の俺も見たいぞ。この1対1)
DEARBOYS NEXT
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6050577
この記事へのトラックバック