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2015年07月22日

BOTY 2015 JAPAN イベントレポート(動画無し)

BOTY 2015 JAPAN 7/21昼〜夜 @クラブチッタ イベントレポート
[MC]USK / HORIE
[DJ]LIGHT / SINSK8
[JUDGE]Iron Monkey (Renegade Rockers/ Knuckle Neck Tribe) / Niek (The Ruggeds) / Bboy Bojin (HRC Bboy/Bboyworld Asia/Doobiest All Star) / KAZUHIRO(ALL AREA / O.G.S) / Kouske (Keshiki)

BOTY関係動画は、土日に行われた、FOUNDATIONのBOTYネタや、BOTY JUDGEによるエキシビジョンバトルの動画などありますが、BOTYそのものは撮影禁止なのでありません。レポートのみ。

BOTYのBブロック途中から到着。親知らず抜歯からダンス控えてたのですが、踊りたくてしょうがないのでWS行って、それから到着のため。

BOTYとは、BATTLE OF THE YEARの事で、最も権威があるBREAKIN'の世界的イベント。その日本代表決定戦です。

チームショーコンテストから上位6チームを選出し、以後バトル。1〜2位は準決勝から、3〜6位がまずバトルして準決勝進出を争います。

チッタで着席スタイルなのですが、自分なんか座ると普段の半分すら声も出なくなるわ、腰は痛いわ、なタイプなのですが、来ていた観客はそんな事なく大いに沸いてます。良いムーブが出たら率直に沸く。到着した時は、思った以上に静かだったのですが、NISHIKASAI CREW、MORTAL COMBATとなると大沸き。これで一位じゃないわけですから、見れなかったショーはどれだけ沸いていたのでしょう。

この観客の反応の通り、2チームとも予選を突破。

順位は
1 THE FLOORRIORZ
2 MORTAL COMBAT
3 K.A.K.B
4 FOUNDNATION
5 NISHIKASAI CREW
6 BEFEEMOSS


クルーバトルに入り、一戦目、FOUNDNATION vs NISHIKASAI CREWです。NISHIKASAI CREWは普通に顧問の先生もいる、部活らしいです。部活が世界に!?素晴らしい次世代が育ってますね。BREAKIN'は層も厚いし、今後も発展していくでしょうね。

自分もNISHIKASAI CREWを生で見るのは殆ど初めてなのですが(過去に2on2動画はアップしてますが、大阪に撮影に行った撮影クルーのものです。結構誤解してる人も多いし、たまにMCが彼がねこもんだと紹介することがありますが、山猫は別人で撮影オンリーです。)、BGIRLらしいムーブ。

HOUSEだと結構、女性で男のようなダンスをする人が多いとJUDGE総評などで評されることもあるのですが、ハウサーから見たBREAKIN'はBBOY、BGIRLというはっきりした言葉で分けられてるのも納得な、それぞれの性別ごとに自分らしい世界というのがあるようにも見えます。ただちょっと緊張なのか、彼女らは出し切れてなかった感もありました。

そしてWINGZERO氏が最後に体育座りをかましました。部活にかけて、体育座りでしょうか。この人は本当に面白い人で、毎月平日開催のZERO BOXによく撮影に行くのですが、MCをされてる場面ばかり見てるので本当に面白い人(2回目)のイメージが強いですが、踊りの中にも遊びと面白さを忘れず、それでいて決める。ヤバイ人です。

2戦目、K.A.K.B vs BEFEEMOSS、関西と新潟です。

BEFEEMOSSは町田バトルやSTATION vs STATIONで見た事がある地方の実力派チーム。一方のK.A.K.Bは関西と言ってももはやその枠に収まらないチーム。例年のDANCE@PIECEでも美味しい所を持って行く若き強者の集団。

MCも天才少年と評してましたが、2,3年前に初めてCharismaxで彼を見た時、既に20年は練習しているような顔つきに見えました。なので努力の天才だと勝手に想像しています。彼らの子供ならではの柔軟さ(物理的にも、頭脳的にも)は、見事にBREAKIN'の面白さ見る楽しさを体現していると思います。

BEST4は、FOUNDNATION vs THE FLOORRIORZ、K.A.K.B vs MORTAL COMBAT。

奇しくも、それぞれで関東チーム同士、関西チーム同士、そしてどちらも国内地域の枠にはとても収まらない世界的なチーム。決勝に引けを取らない、無駄の無いハイレベルなルーティン、そして無駄は無いのに遊びのようなものも見える事もあったように思え、このあたりがB「BOY」らしさ、ダンサーらしさ、なのでしょう。

FINALのTHE FLOORRIORZ vs MORTAL COMBAT、これもヤバイ。いい加減、言葉で表すのが困難です。もう後はオフィシャルから動画が出て来るのを待ってて、と言うしかないですし、その場で見て感じる事は今日この瞬間しか出来ません。ダンスは瞬間の芸術ですから。(動画を否定してるわけでもないし、勿論自分が撮影して記録するとか、それもまた意味があって必要な事だからです。)

最近は関東のBREAKIN'シーンを撮ることも増えて、よく知り合いのダンサーからはBERAKIN'がやたら多い、とか言われますが、日本を代表するブレイカーを間近で見る事もしばしばあり、勿論そこの熱気やレベルも十分高いのですが。

この日はまた一つ違いますね。普段より少し離れたステージを見て、それでいて気迫やBOTYという大きなタイトルへの目標に対するもの、そういった何かがあります。

少し前に、ダンサーから猛烈な批判を浴びた、弁護士がテレビ番組のダンスを評してダンサーより雑技団?か何かの方が技が凄いとか書いていたけど。 一度見て見ろと言いたいですね。瞬間的に、臨機応変に、音を捉えて表現する事は全然違う。目指しているベクトルが違うものを並べて、片方が凄いというのは的外れですね。


ここから余談のコーナー。ブレイカーのフォロワーが少ないのに、無駄に実況ツイートしていたのですが、この人たちやたら早いです。
CKWQoC4UsAIwUeN.png
後で負けじと、速報で一番乗りをしました。自己満足は達成しました。
CKWzOaWVEAEnOT3.png

今回は撮影不可なのでその余裕の分、時々カメラマンの動きに目が行ってたりしました。大きいイベントだと一番前に複数人の写真カメラマンがいたりするのですが、今回は一番前はHAMASHOW氏1人だけです。

突如としてダンス界に現れた凄腕カメラマン、という印象でいつかは自分のイベントの撮影を依頼したい人です。絶対に3人とか無駄にカメラマン配置するより、彼1人だけの方が良いと思います。まさに、定番のこの画像。
2015-07-21_024844.jpg
というのも前にSTRADの時に気づいたのですが、ダンサー目線をよくわかってるというか、観客の視線を遮らないような動きをしていて、やっぱりダンサーカメラマンはこのあたりも含めて良い仕事が出来ると思います。

悪いカメラマンは割といるようで、あるイベントオーガーナイザーから聞いた話だと、障害者用に椅子を用意していたら、契約したカメラマンが自分の荷物置き場に勝手に使い始めた事もあったとか…。


ダンスジャンルの色が強いイベントだと、他ジャンルはあまり来ない傾向がありますが、同じダンスという分野でハイレベルなものになると、必ず異なるジャンルのダンスにも影響があるから、大きめのタイトルなら他ジャンルでも見に行った方が良いと思います。

世界に挑む日本をレペゼンするチームを応援、それで励みというか、また「もっと踊りたい!」という力のようなものを分け与えられた感じがします。

さて今週末は、世界から日本へ名うてのバトラーが来る、日本国内で世界と戦える最高の機会、WDCがありますね。
プロフィール
nekomon :YouTube Twitter FB
sukasi.png

自分がやるのはHOUSEですが、見る撮影するのはALL STYLES。他にもストリートカルチャー系のヒューマンビートボックスやBMXもたまに撮影。あと猫好きなので猫もたまに。

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※ダンスイベント、イベントレポートについて

開催場所や料金などについては、同じイベントでもvol.が違うと異なる事がよくあります。(会場のレンタル代が違うため。)
多くのダンスイベントの料金は、前売りチケット、フライヤー持参(ウェブ可の場合も)、参加者の取り置き、で500円ほど安くなる事が多いです。
特に会場がクラブの場合は、1D(ワンドリンク)必須、大体の場合500円をプラスして料金に上乗せがあり、小規模クラブは禁煙でない事が多いです。日中など子供が来れる時間のイベントは、クラブでも禁煙にしている場合もありますが、まだ配慮が遅れてるケースも見受けられます。子供が来れるイベントは全て禁煙にするべきと考えています。
ダンススタジオが会場の場合、多くは上履き必須となります。
会場がどこであっても、近隣で騒ぐ、路上喫煙、ゴミのポイ捨て、出入り口の開放(騒音問題)は厳禁です。会場の外で練習する場合には、私有地などを使わない注意が必須です。
自分が直接行ったイベントはダンスイベントレポート、動画譲渡受けたものだけならダンス動画、のカテゴリで記事にしています。敬称は略します。
撮影の目安
一般的なダンスイベント:殆どが撮影可能。三脚不可の場合しばしばあり。
発表会、公演:ほぼ撮影不可。
ただしいずれもアナウンスされてないケースもあり、どうしても撮影したい場合は要問い合わせ。
撮影可能な場合でも、iPadを頭上に掲げるなど他の人に対して明らかに過大な迷惑をかける撮影はしない方が良いです。
カメラマンだからといって他の先に来てる人を強引に押しのけたり、最前列の人の前を横切ったりして良いわけではありません。
依頼を受けた撮影でも、撮影する場所は配慮してますが、身体がそこそこ大きいので、物理的に仕方ない部分は勘弁して下さい。多くのイベントで、スタッフ特別位置での撮影よりも、一般客と同じ動きをしての撮影をしています。

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