2015年02月01日
命令しなくても相手を動かせる!?
こんばんは、ムラノです。
今回のテーマは、「さりげなく命令する」です。
命令しても聞いてくれない・・・
人に命令しても、相手が同じ地位であれば、それに従うことはほとんどありません、と以前言いました。
命令すると、反対のことをしたくなるのです。
普通は、やってほしい事とは反対のことを命令することで、本来のやってほしいことを相手にさせることができます。
しかし、嫌だとしても言うことを聞いてしまう方もいます。
その場合は目的にそぐわない結果になってしまいます。
仕事をやらない人に、仕事をやるなと言って、「わかりました」と本当に仕事を放棄されたらどうしようもありません。
本当は、相手が反発して、「いいえ仕事をやります!」と言ってくれることを期待していたのです。
自分のことのように錯覚する
しかし今回紹介するのは、してほしいことを言っても、相手が反抗しない方法です。
相手に直接命令してしまうのでは、やはり反発されますが、間接的に命令することで、相手は素直に嫌な気持ちにもならずに、いうことを聞いてくれます。
その方法は、別の人間を例に出して命令するのです。
たとえば、仕事を頼んだが、なかなかやろうとしない部下Aがいるとします。
急ぐように促すと、やる気を失わせてしまい、嫌な気分にさせてしまいます。
だからと言って、見過ごすわけにもいきません。
その時に、部下Aに仕事を早くやってくれというのではなく、別の人間の話を出します。
「実は、俺の知り合いに仕事をギリギリまでやろうとしないやつがいるんだ。
いつも、ちゃんと仕事はできているのだが、少しミスをしてしまって、やり直そうとしたのだけど、時間がないから結局間に合わなかったんだ。
それが原因で、仕事とも辞めさせられたみたいだし。
やっぱり仕事は早めに終わらす方が良いみたいだな。」
このように話すことで、部下Aの名前は一度も出ませんでした。
今の部下Aと似たような境遇の人の失敗を話すことで、仕事は早く終わらす方が良いと相手に植え付けることができます。
これを話した後、部下Aは仕事を早く終わらせるようになりました。
なぜこのようになったかというと、他人の話を自分の話のように重ね合わせたからです。
部下Aが、他人の失敗を、自分自身の失敗のように感じてしまったからです。
小説や漫画、ゲームをやっているときも、無意識にその主人公と自分を重ね合わせてしまいます。
主人公の経験を自分の経験のように錯覚してしまうのです。
人の潜在意識が自分自身のように思い込んでしまうのです。
これを「類推法」と言います
ですから、部下Aはその失敗を二度としたくないから、仕事を早く終わらせるようになったのです。
このように、話に集中すると、そこに出てくる人物を自分と重ね合わせてしまいます。
その人物と自分に共通点が多いほど、重ねやすくなります。
今回も、部下Aと話の人物の共通点に、仕事を時間ぎりぎりでやろうとするという点がありました。
何かをしてほしい場合は、もしそれをやらなかったときのデメリットを、他の人の失敗談として話すのです。
嫌いな食べ物を食べさせてい時は「知り合いの子供で、それを食べなかったせいで、栄養失調になった子がいるの」
歯を磨かせたい時は「この前テレビでやってたが、虫歯で亡くなった人がいるらしい」
よくテレビで病気特集などがありますが、それを見るだけでも、病気にならないように健康に気を遣おうとしてしまいます。
失敗談でなくても、成功談でも効果はあります。
プロ野球選手になった成功談や、社長になった成功談などを聞くだけでも、自分でも成功できそうな気になるので、自発的に行動を起こそうとします。
その成功者と自分の共通点が多いほど、出来ると錯覚します。
ヨガ教室を売り込むときも、「ヨガをやりましょう」と言うのではなく、「ヨガをやったら、病気にならない健康な体が作れます」と、ヨガをやった人の成功談を言うことで、相手に強要せずにヨガ教室を勧められます。
間接的に気持ちを伝える
また、直接は相手に伝えにくいこともこの方法を使えば、簡単に伝えることができます。
好きな相手に「好きだ」とは言いにくいと思います。
外国では「好きだ」と言うのが日常ですが、日本人は気持ちを伝えると少し気まずくなってしまいます。
日本人は、気持ちを伝えるのも、気持ちを伝えられるのも苦手なのです。
しかし、仮にその人が運動好きであれば、「僕は運動好きの人が好きなんだ」と言います。
こうすることで、相手に好きだと伝えているわけではありませんが、相手は無意識の中で「運動が好きな自分のことが好きなんだ」と錯覚します。
優しいと自覚している人には、『優しい人が好き』と言います。
頭が良いと自覚している人は、『賢い人が好き』と言うことで、相手に好意をさりげなく伝えることができます。
気まずい雰囲気にもなりません。
相手にやめてほしいときも、やめてくださいとは言いにくいですよね?
人の悪口を言うことを止めてほしいときも「悪口を言う人は嫌いだよね?」
頻繁に遊びに誘ってくるのをやめてほしいときは、「あまり頻繁に誘ってくる人は少し困るよね?」
このように、相手に同意を求めるように言うことで、相手に向かって言っているわけではないと、伝えることができます。
これに相手が同意すれば、相手は「頻繁に誘ってくる人が嫌いだ」と認めたことになります。
ですから、頻繁に誘ってくることもなくなります。
このように、相手に嫌いと言うのではなく、相手と同じ特徴や性格の人が嫌いである、と言うことで、相手を傷つけずに済みます。
まとめ
・相手と共通点のある人の失敗談を話すことで、相手はその失敗をしないように行動する
・相手と共通点のある人の成功談を話すことで、相手も成功できると思い行動する
・相手に直接言うのではなく、相手と似ている第三者に対して言うことで、さりげなく思いを伝えられる
・嫌いなことを相手に同意させることで、相手はその嫌いな行動をとることができなくなる
今回のテーマは、「さりげなく命令する」です。
命令しても聞いてくれない・・・
人に命令しても、相手が同じ地位であれば、それに従うことはほとんどありません、と以前言いました。
命令すると、反対のことをしたくなるのです。
普通は、やってほしい事とは反対のことを命令することで、本来のやってほしいことを相手にさせることができます。
しかし、嫌だとしても言うことを聞いてしまう方もいます。
その場合は目的にそぐわない結果になってしまいます。
仕事をやらない人に、仕事をやるなと言って、「わかりました」と本当に仕事を放棄されたらどうしようもありません。
本当は、相手が反発して、「いいえ仕事をやります!」と言ってくれることを期待していたのです。
自分のことのように錯覚する
しかし今回紹介するのは、してほしいことを言っても、相手が反抗しない方法です。
相手に直接命令してしまうのでは、やはり反発されますが、間接的に命令することで、相手は素直に嫌な気持ちにもならずに、いうことを聞いてくれます。
その方法は、別の人間を例に出して命令するのです。
たとえば、仕事を頼んだが、なかなかやろうとしない部下Aがいるとします。
急ぐように促すと、やる気を失わせてしまい、嫌な気分にさせてしまいます。
だからと言って、見過ごすわけにもいきません。
その時に、部下Aに仕事を早くやってくれというのではなく、別の人間の話を出します。
「実は、俺の知り合いに仕事をギリギリまでやろうとしないやつがいるんだ。
いつも、ちゃんと仕事はできているのだが、少しミスをしてしまって、やり直そうとしたのだけど、時間がないから結局間に合わなかったんだ。
それが原因で、仕事とも辞めさせられたみたいだし。
やっぱり仕事は早めに終わらす方が良いみたいだな。」
このように話すことで、部下Aの名前は一度も出ませんでした。
今の部下Aと似たような境遇の人の失敗を話すことで、仕事は早く終わらす方が良いと相手に植え付けることができます。
これを話した後、部下Aは仕事を早く終わらせるようになりました。
なぜこのようになったかというと、他人の話を自分の話のように重ね合わせたからです。
部下Aが、他人の失敗を、自分自身の失敗のように感じてしまったからです。
小説や漫画、ゲームをやっているときも、無意識にその主人公と自分を重ね合わせてしまいます。
主人公の経験を自分の経験のように錯覚してしまうのです。
人の潜在意識が自分自身のように思い込んでしまうのです。
これを「類推法」と言います
ですから、部下Aはその失敗を二度としたくないから、仕事を早く終わらせるようになったのです。
このように、話に集中すると、そこに出てくる人物を自分と重ね合わせてしまいます。
その人物と自分に共通点が多いほど、重ねやすくなります。
今回も、部下Aと話の人物の共通点に、仕事を時間ぎりぎりでやろうとするという点がありました。
何かをしてほしい場合は、もしそれをやらなかったときのデメリットを、他の人の失敗談として話すのです。
嫌いな食べ物を食べさせてい時は「知り合いの子供で、それを食べなかったせいで、栄養失調になった子がいるの」
歯を磨かせたい時は「この前テレビでやってたが、虫歯で亡くなった人がいるらしい」
よくテレビで病気特集などがありますが、それを見るだけでも、病気にならないように健康に気を遣おうとしてしまいます。
失敗談でなくても、成功談でも効果はあります。
プロ野球選手になった成功談や、社長になった成功談などを聞くだけでも、自分でも成功できそうな気になるので、自発的に行動を起こそうとします。
その成功者と自分の共通点が多いほど、出来ると錯覚します。
ヨガ教室を売り込むときも、「ヨガをやりましょう」と言うのではなく、「ヨガをやったら、病気にならない健康な体が作れます」と、ヨガをやった人の成功談を言うことで、相手に強要せずにヨガ教室を勧められます。
間接的に気持ちを伝える
また、直接は相手に伝えにくいこともこの方法を使えば、簡単に伝えることができます。
好きな相手に「好きだ」とは言いにくいと思います。
外国では「好きだ」と言うのが日常ですが、日本人は気持ちを伝えると少し気まずくなってしまいます。
日本人は、気持ちを伝えるのも、気持ちを伝えられるのも苦手なのです。
しかし、仮にその人が運動好きであれば、「僕は運動好きの人が好きなんだ」と言います。
こうすることで、相手に好きだと伝えているわけではありませんが、相手は無意識の中で「運動が好きな自分のことが好きなんだ」と錯覚します。
優しいと自覚している人には、『優しい人が好き』と言います。
頭が良いと自覚している人は、『賢い人が好き』と言うことで、相手に好意をさりげなく伝えることができます。
気まずい雰囲気にもなりません。
相手にやめてほしいときも、やめてくださいとは言いにくいですよね?
人の悪口を言うことを止めてほしいときも「悪口を言う人は嫌いだよね?」
頻繁に遊びに誘ってくるのをやめてほしいときは、「あまり頻繁に誘ってくる人は少し困るよね?」
このように、相手に同意を求めるように言うことで、相手に向かって言っているわけではないと、伝えることができます。
これに相手が同意すれば、相手は「頻繁に誘ってくる人が嫌いだ」と認めたことになります。
ですから、頻繁に誘ってくることもなくなります。
このように、相手に嫌いと言うのではなく、相手と同じ特徴や性格の人が嫌いである、と言うことで、相手を傷つけずに済みます。
まとめ
・相手と共通点のある人の失敗談を話すことで、相手はその失敗をしないように行動する
・相手と共通点のある人の成功談を話すことで、相手も成功できると思い行動する
・相手に直接言うのではなく、相手と似ている第三者に対して言うことで、さりげなく思いを伝えられる
・嫌いなことを相手に同意させることで、相手はその嫌いな行動をとることができなくなる
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