2015年01月14日
プラス思考で全てがプラスになる?
こんにちは、30代からの心理学です。
今日紹介するのは、説明の仕方で相手に対する印象が大きく左右される方法です。
仕事などで、相手に承諾もしくは否認してほしいことがあるかと思います。
しかし決定権はあなたにはなく、相手にしか決定権がない場合が多いです。
しかし、あなたの説明の仕方次第では、相手の判断を誘導することができます。
例えば、失敗する可能性が40%のプロジェクト案が出て、上司に判断をあおる場合、もしかしたら上司は否認するかもしれません。
しかし、あなたはどうしてもやってみたいと考えています。
その場合、次のうちどちらが許可されやすいでしょうか?
『成功率が60%のプロジェクト』
『失敗率が40%のプロジェクト』
正解は『成功率が60%のプロジェクト』です。
なぜかと言うと、人はマイナスの数字や出来事は大きく見えてしまう心理があります。
このことを利用したのが『フレーミング理論』です。
フレームとは枠ですが、スケッチする際に同じ場所でも、どのようにフレームを取るかで、絵が全く違うものになります。
それと同じで、今回は失敗率で枠取りをするか、成功率で枠取りをするかのどちらかでした。
飲み物に対しても、『あと半分残っている』と考えるか、『半分飲んでしまった』と考えるかのどちらかです。
この場合マイナスになるのは、飲み物をどれだけ飲んだかと考えることです。
逆にプラスになるのは、飲み物がどれだけ残っているかと考えることです。
これだけでも、気分が大きく変わります。
時間でも制限時間が60分の場合、「10分経過した」と考えるよりも、「50分残っている」と考える方が、精神的に追い込まれずに済むのです。
野球などの試合の時も、相手よりも一点だけリードしている場合、「一点取られたら勝てない」よりも「一点取られなければ勝てる」と考えた方が良いのは、当然ですよね。
取られるというのはマイナスですが、取られないというのはプラスになります。
これを利用すれば、自分はやる気が出て、逆に相手のやる気を下げることができます。
なので、仕事でも自分の案を通したい時は、なるべく成功率を伝えるようにしてください。
また、何が必要なのか聞かれたときも、『費用が足りません』というよりも『費用が必要です』という方が、良いのです。
不足してるというマイナスな考えよりも、必要であるという方がプラスなのです。
また逆に、現場で人員が足りないとします。
その時に『人員を2名追加してください』と頼むよりも、『人員が2名不足しています』という方がより相手に深刻さを感じさせることができます。
なので、早急に対応してくれるはずです。
2名追加してくださいと言うと、相手はすぐには対応してくれないかもしれません。
また、フレームをあらかじめ決めておいて、後から結果を操作するということもできます。
相手に10分かかりますと言っておいて、実際には5分で完了するとします。
この場合、予定していた時間よりも5分早かったというように考えさせることができます。
逆に、3分待ってくださいと言っておいて、実際に5分かかった場合はどうでしょうか?
この場合、予定していた時間よりも2分遅かったと考えられてしまいます。
2分だけでも、マイナスであるので大きな数字に感じてしまうのです。
このようにある基準を決めておくことで、結果に対するマイナス・プラス意識が変わるのです。
以前説明した期待値の話とほぼ一緒です。
成功率や制限時間、飲み物の中身などの場合は、あらかじめ限られた範囲の中でマイナスとプラスが釣り合っています。
待ち時間のような、制限範囲が定まっていないものは、あらかじめ基準となるフレームを決めておく必要があるのです。
そうしておかないと、結果がプラスなのかマイナスなのかがわかりません。
自己アピールするときも、マイナスを強調する話し方ではなく、プラスを強調する話し方にすることで、短所も小さく見せることができます。
「よく失敗してしまいます」→「あまり成功していません」
失敗数の多さよりも、成功の少なさを強調。
「家にいることが多いです」→「外に出ることは少ないです」
家にいる回数よりも、外出する数を強調
「今まで2つの会社を辞めました」→「今まで2つの会社で働きました」
退職した回数よりも、就職した回数を強調
ポイント
「プラス面から話をすることで、マイナス面を小さくすることができる。」
今日紹介するのは、説明の仕方で相手に対する印象が大きく左右される方法です。
仕事などで、相手に承諾もしくは否認してほしいことがあるかと思います。
しかし決定権はあなたにはなく、相手にしか決定権がない場合が多いです。
しかし、あなたの説明の仕方次第では、相手の判断を誘導することができます。
例えば、失敗する可能性が40%のプロジェクト案が出て、上司に判断をあおる場合、もしかしたら上司は否認するかもしれません。
しかし、あなたはどうしてもやってみたいと考えています。
その場合、次のうちどちらが許可されやすいでしょうか?
『成功率が60%のプロジェクト』
『失敗率が40%のプロジェクト』
正解は『成功率が60%のプロジェクト』です。
なぜかと言うと、人はマイナスの数字や出来事は大きく見えてしまう心理があります。
このことを利用したのが『フレーミング理論』です。
フレームとは枠ですが、スケッチする際に同じ場所でも、どのようにフレームを取るかで、絵が全く違うものになります。
それと同じで、今回は失敗率で枠取りをするか、成功率で枠取りをするかのどちらかでした。
飲み物に対しても、『あと半分残っている』と考えるか、『半分飲んでしまった』と考えるかのどちらかです。
この場合マイナスになるのは、飲み物をどれだけ飲んだかと考えることです。
逆にプラスになるのは、飲み物がどれだけ残っているかと考えることです。
これだけでも、気分が大きく変わります。
時間でも制限時間が60分の場合、「10分経過した」と考えるよりも、「50分残っている」と考える方が、精神的に追い込まれずに済むのです。
野球などの試合の時も、相手よりも一点だけリードしている場合、「一点取られたら勝てない」よりも「一点取られなければ勝てる」と考えた方が良いのは、当然ですよね。
取られるというのはマイナスですが、取られないというのはプラスになります。
これを利用すれば、自分はやる気が出て、逆に相手のやる気を下げることができます。
なので、仕事でも自分の案を通したい時は、なるべく成功率を伝えるようにしてください。
また、何が必要なのか聞かれたときも、『費用が足りません』というよりも『費用が必要です』という方が、良いのです。
不足してるというマイナスな考えよりも、必要であるという方がプラスなのです。
また逆に、現場で人員が足りないとします。
その時に『人員を2名追加してください』と頼むよりも、『人員が2名不足しています』という方がより相手に深刻さを感じさせることができます。
なので、早急に対応してくれるはずです。
2名追加してくださいと言うと、相手はすぐには対応してくれないかもしれません。
また、フレームをあらかじめ決めておいて、後から結果を操作するということもできます。
相手に10分かかりますと言っておいて、実際には5分で完了するとします。
この場合、予定していた時間よりも5分早かったというように考えさせることができます。
逆に、3分待ってくださいと言っておいて、実際に5分かかった場合はどうでしょうか?
この場合、予定していた時間よりも2分遅かったと考えられてしまいます。
2分だけでも、マイナスであるので大きな数字に感じてしまうのです。
このようにある基準を決めておくことで、結果に対するマイナス・プラス意識が変わるのです。
以前説明した期待値の話とほぼ一緒です。
成功率や制限時間、飲み物の中身などの場合は、あらかじめ限られた範囲の中でマイナスとプラスが釣り合っています。
待ち時間のような、制限範囲が定まっていないものは、あらかじめ基準となるフレームを決めておく必要があるのです。
そうしておかないと、結果がプラスなのかマイナスなのかがわかりません。
自己アピールするときも、マイナスを強調する話し方ではなく、プラスを強調する話し方にすることで、短所も小さく見せることができます。
「よく失敗してしまいます」→「あまり成功していません」
失敗数の多さよりも、成功の少なさを強調。
「家にいることが多いです」→「外に出ることは少ないです」
家にいる回数よりも、外出する数を強調
「今まで2つの会社を辞めました」→「今まで2つの会社で働きました」
退職した回数よりも、就職した回数を強調
ポイント
「プラス面から話をすることで、マイナス面を小さくすることができる。」
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