2015年01月06日
悪役を演じる素晴らし大人
こんばんわ、30代からの心理学です。
今日も30代で使える心理学を紹介します。
皆さんは敵の敵は仲間という言葉を聞いたことはありますか?
倒す敵が同じであれば、たとえ敵同士でも一時的に仲間になるという、漫画でよくある光景です。
大規模な言い方ですと、「同盟」です。
アメリカとソ連は普段仲が悪かったにもかかわらず、日本を倒すという同じ目的になった時に、同盟を組んで協力しました。
強く結束しました。
なぜ、敵が同じであれば、わざわざ手を組もうとするのでしょうか?
効率が良いからでしょうか?
実はこれも心理の影響なんです。
人間はなるべくほかの人間と良好な関係を築きたいと思うものなのです。
なぜなら、嫌いな人やライバルなどがいれば、精神的に圧迫されるのからです。
人間関係には良好な関係と、劣悪な関係というのがあります。
良好な人間関係を「バランス関係」といい、バランス関係をなるべく築こうとする事を「バランス理論」といいます。
劣悪な人間関係を「インバランス関係」といい、インバランス関係をなるべく避けようとすることを「インバランス理論」といいます。
人間はこの「バランス関係」を強く好むため、なるべく嫌いな人でも好きになろうとします。
しかし、利益やメリットがなければ、嫌いな人を好きになろうとは思えません。
そこで、この敵が一致したときに、手を組むことで一時的に関係を良好にしようとするのです。
もし手を組まなければ、2方向からの精神的圧迫を受けることになるのです。
なるべくインバランスをバランスに変えようとするので、敵が同じならば仲間であると、無理やり感情をコントロールするのです。
このバランス理論というのは両方が感じるわけではありません。
一方が相手に対してインバランスと感じていても、もう一方はバランスもしくは、何とも思っていない場合もあります。
つまり、あなたが相手のことを嫌いになっても、相手はあなたのことを嫌いでない場合は、あなただけがインバランスにより精神的圧迫を受けてしまうことになるのです。
もし三角関係になった場合、3人全員が全員に対してインバランスな関係であるなら、拮抗状態になってしまい、誰とも仲間にはなれません。
このように敵の敵は味方というのが成立するのは、AとBがCに対して同じインバランスを抱いていて、CはAとBに対して別にインバランスを抱いていないときです。
この方法を使うとあなたが好きな人と仲良くなることもできます。
仲良くなりたいAさんがBさんのことを嫌いならば、あなたもAさんが嫌っているBさんを敵に回すのです。
あなたがBさんを嫌いであることをAさんが知ると、Aさんはあなたと仲良くなろうとします。正確には仲が良いと思い込むようにするのです。
敵に回すと言っても、Bさに宣戦布告するのではなく、AさんだけにBさんの悪口を言うのです。
あくまで、Aさんと仲良くなるために、Bさんのことが嫌いであると偽るだけです。
Bさんに堂々と宣戦布告してしまうと、Aさんとは仲良くなれますが、Bさんに嫌われてしまいます。
このバランス・インバランス理論を会社で使うと非常に効果があります。
よく会社の中でライバルどうのこうの言って、競い合っていることがありますが、これだと会社の中で精神的圧迫を多くの人間から受けることになってしまいます。
しかし、ここで新たに全員共通の敵を作ってしまえばいいのです。
別会社を敵にすると、社員全員の矛先が社外に向けられるため、一致団結できるのです。
このようにチームをまとめるときひ非常に役に立つ方法です。
しかし注意点があります。
矛先を向ける敵がいなくなってしまうと、再び互いが敵同士に戻ってしまいます。
なぜなら、同じ敵ができたから一時的に仲間だと思い込んでいただけなので、敵がいなくなると効果が切れるのです。
そのためにも、常に新しい敵を準備しておきましょう。
自分が敵になるという素晴らしい大人もいます。
自分に矛先を向けることで、自分以外全員がまとまって自分に立ち向かおうとするのです。
学校の部活でも、顧問が優しいほどチームワークが悪く、顧問が厳しいほどチーム全員が顧問を目の敵にするので、チームがまとまるのです。
野球部は特に人数が多いので、グループで対立しやすいので、一致団結させるためにも、顧問も厳しい人が適任なのです。
あなたの仕事場でいつも怒鳴り散らして、皆から敵視されている上司がいれば、もしかしたら部下をまとめるためにわざと敵役を演じているのかも知れません。
学校や会社のいじめも一つのクラス・部署に一つはあると言われています。
ひどい場合は上司や先生が加害者になっていることもあります。
いじめが無いクラス・部署は先生や上司が非常に厳しいからなのかもしれません。
いじめをなくすためにも、先生や上司が敵になる必要があるのではないのでしょうか?
あなたの周りにムカつく人がいるなら、その人のおかげで矛先が自分に向けられないんだと、感謝しましょう。
ポイント
「チームワークが悪いなら、共通の敵を持つことで仲良くなれる」
今日も30代で使える心理学を紹介します。
皆さんは敵の敵は仲間という言葉を聞いたことはありますか?
倒す敵が同じであれば、たとえ敵同士でも一時的に仲間になるという、漫画でよくある光景です。
大規模な言い方ですと、「同盟」です。
アメリカとソ連は普段仲が悪かったにもかかわらず、日本を倒すという同じ目的になった時に、同盟を組んで協力しました。
強く結束しました。
なぜ、敵が同じであれば、わざわざ手を組もうとするのでしょうか?
効率が良いからでしょうか?
実はこれも心理の影響なんです。
人間はなるべくほかの人間と良好な関係を築きたいと思うものなのです。
なぜなら、嫌いな人やライバルなどがいれば、精神的に圧迫されるのからです。
人間関係には良好な関係と、劣悪な関係というのがあります。
良好な人間関係を「バランス関係」といい、バランス関係をなるべく築こうとする事を「バランス理論」といいます。
劣悪な人間関係を「インバランス関係」といい、インバランス関係をなるべく避けようとすることを「インバランス理論」といいます。
人間はこの「バランス関係」を強く好むため、なるべく嫌いな人でも好きになろうとします。
しかし、利益やメリットがなければ、嫌いな人を好きになろうとは思えません。
そこで、この敵が一致したときに、手を組むことで一時的に関係を良好にしようとするのです。
もし手を組まなければ、2方向からの精神的圧迫を受けることになるのです。
なるべくインバランスをバランスに変えようとするので、敵が同じならば仲間であると、無理やり感情をコントロールするのです。
このバランス理論というのは両方が感じるわけではありません。
一方が相手に対してインバランスと感じていても、もう一方はバランスもしくは、何とも思っていない場合もあります。
つまり、あなたが相手のことを嫌いになっても、相手はあなたのことを嫌いでない場合は、あなただけがインバランスにより精神的圧迫を受けてしまうことになるのです。
もし三角関係になった場合、3人全員が全員に対してインバランスな関係であるなら、拮抗状態になってしまい、誰とも仲間にはなれません。
このように敵の敵は味方というのが成立するのは、AとBがCに対して同じインバランスを抱いていて、CはAとBに対して別にインバランスを抱いていないときです。
この方法を使うとあなたが好きな人と仲良くなることもできます。
仲良くなりたいAさんがBさんのことを嫌いならば、あなたもAさんが嫌っているBさんを敵に回すのです。
あなたがBさんを嫌いであることをAさんが知ると、Aさんはあなたと仲良くなろうとします。正確には仲が良いと思い込むようにするのです。
敵に回すと言っても、Bさに宣戦布告するのではなく、AさんだけにBさんの悪口を言うのです。
あくまで、Aさんと仲良くなるために、Bさんのことが嫌いであると偽るだけです。
Bさんに堂々と宣戦布告してしまうと、Aさんとは仲良くなれますが、Bさんに嫌われてしまいます。
このバランス・インバランス理論を会社で使うと非常に効果があります。
よく会社の中でライバルどうのこうの言って、競い合っていることがありますが、これだと会社の中で精神的圧迫を多くの人間から受けることになってしまいます。
しかし、ここで新たに全員共通の敵を作ってしまえばいいのです。
別会社を敵にすると、社員全員の矛先が社外に向けられるため、一致団結できるのです。
このようにチームをまとめるときひ非常に役に立つ方法です。
しかし注意点があります。
矛先を向ける敵がいなくなってしまうと、再び互いが敵同士に戻ってしまいます。
なぜなら、同じ敵ができたから一時的に仲間だと思い込んでいただけなので、敵がいなくなると効果が切れるのです。
そのためにも、常に新しい敵を準備しておきましょう。
自分が敵になるという素晴らしい大人もいます。
自分に矛先を向けることで、自分以外全員がまとまって自分に立ち向かおうとするのです。
学校の部活でも、顧問が優しいほどチームワークが悪く、顧問が厳しいほどチーム全員が顧問を目の敵にするので、チームがまとまるのです。
野球部は特に人数が多いので、グループで対立しやすいので、一致団結させるためにも、顧問も厳しい人が適任なのです。
あなたの仕事場でいつも怒鳴り散らして、皆から敵視されている上司がいれば、もしかしたら部下をまとめるためにわざと敵役を演じているのかも知れません。
学校や会社のいじめも一つのクラス・部署に一つはあると言われています。
ひどい場合は上司や先生が加害者になっていることもあります。
いじめが無いクラス・部署は先生や上司が非常に厳しいからなのかもしれません。
いじめをなくすためにも、先生や上司が敵になる必要があるのではないのでしょうか?
あなたの周りにムカつく人がいるなら、その人のおかげで矛先が自分に向けられないんだと、感謝しましょう。
ポイント
「チームワークが悪いなら、共通の敵を持つことで仲良くなれる」
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/3141707
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック