2015年04月11日
騙されないという考え方が騙される?
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明日も社会を生き抜きましょう。
今回は詐欺に引っかかる原因を紹介します。
まずは、「自分は大丈夫だと考えている人」が一番引っ掛かりやすいのです。
自分は詐欺に引っかからないと考えてしまうと、自分は詐欺とは無縁の人間だと思い込んでしまいます。
それによって、詐欺である可能性を考えるのではなく、詐欺ではない可能性を考えるようになってしまっているのです。
例えば、相手が実名を出してきて、住所も実際に存在するから大丈夫だと考えてしまうと、他の詐欺の可能性を見逃してしまいます。
逆に騙されにくい人は、相手が実名を出してきて、住所も実際に存在するが、相手の挙動が怪しいからもしかしたら詐欺かもしれない、というように、怪しい部分だけをピックアップしていきます。
相手が詐欺でないポイントを抜き出していくことで、不安から安心へ向かっていく「消去法」の人間は引っ掛かりやすいのです。
相手が詐欺であるポイントを抜き出して徐々に疑惑を抱いて、安心から不安へ向かっていく「強化法」の人間は引っ掛かりにくいのです。
詐欺の可能性を消去していくのが「消去法」で、詐欺の可能性を増やしていくのが「強化法」です。
相手が実名や社名を出してきても、それは安心できるポイントを見つけているだけであって、詐欺である可能性を探していく必要があります。
「〇〇だから詐欺ではない」ではなく「〇〇だから詐欺かもしれない」と考えなければいけません。
詐欺師は、なるべくマイナスになる要素を話そうとしないので、マイナスの要素も話してくるのであれば、詐欺ではないとい、という考えの方もいますが、それは消去法です。
嘘をついている人間は嘘でないことを証明しようとしてきます。真実なのであれば、わざわざ嘘でないことを証明しようとはしません。
ですから、マイナスの要素を話してきても、詐欺師ではないことを強調してくるので怪しいと考える必要があります。
これが強化法です。
また、第二の詐欺に引っかかる原因が「不安」と「恐怖」です。
詐欺は電話から始まることが非常に多いです。
電話というのは、相手の顔が見えない分、声で相手のことを認識する必要があります。
顔が見えないという不安と、家族が事故に遭ったなどという不安から、まともな判断力を失ってしまいます。
電話で返答を素早く求めることで、相手に考える暇を与えないようにしています。
不安になると、誰かに頼ろうとするため、電話相手に素直に従ってしまうのです。
メールでの詐欺は、被害者に考える時間を与えてしまうため成功率が低いのです。
その分、広範囲に同時に送ることができます。
第三の原因が、「自己判断の錯覚」です。
人は誰かに指示されると、拒絶したくなりますが、自分で選んだ選択肢を行う場合は他人からの指摘を無視してでも、行動を起こそうとします。
詐欺に引っかかる手前で、銀行員や配達業者、タクシー運転手に止められるパターンもありますが、止められる際も自己判断だと錯覚させられている場合は、詐欺だと言われてもなかなか言うことを聞こうとしません。
詐欺師は最終的には、被害者に選択肢を選ばせているのです。
「息子さんに300万円振り込まないと大変なことになりますが、どうされますか?
どちらにしろ、わたくしは仲介人なので、被害はありませんが。」
このように言うことで、当然、息子のために払うという選択肢を選ぶはずです。
払うか払わないかという2つの選択肢に無理やり絞り込むことで、相手に「ちょっと考えさせてほしい」という選択肢を選ばせないようにしているのです。
相手がなかなか返答してこない場合は、『あなたは息子さんを愛していないのですか?」という質問をします。
これには「息子を愛しています」と返答できるはずです。
そうすると詐欺師は「だったら払うべきではないですか?」と言ってきます。
「息子を愛している」=「息子のために払う」ということを結びつけることで、被害者自身が払うと答えたように錯覚させてしまうのです。
一度「払う」と選択してしまうと、それ以降、どれほど話がおかしくても自分の間違った行動を正当化して、納得させてしまいます。
ですから、他人がどれほど詐欺だからやめなさいと言っても、自分の補強された行動は止めることができないのです。
詐欺に引っかかるポイント
1.強化法による考え方で、詐欺を詐欺ではないと思い込んでしまう。
2.不安と恐怖によって、詐欺師に言われるがままになってしまう。
3.選択肢を選ばされることで、自身の行動を正当化してしまう。
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まずは、「自分は大丈夫だと考えている人」が一番引っ掛かりやすいのです。
自分は詐欺に引っかからないと考えてしまうと、自分は詐欺とは無縁の人間だと思い込んでしまいます。
それによって、詐欺である可能性を考えるのではなく、詐欺ではない可能性を考えるようになってしまっているのです。
例えば、相手が実名を出してきて、住所も実際に存在するから大丈夫だと考えてしまうと、他の詐欺の可能性を見逃してしまいます。
逆に騙されにくい人は、相手が実名を出してきて、住所も実際に存在するが、相手の挙動が怪しいからもしかしたら詐欺かもしれない、というように、怪しい部分だけをピックアップしていきます。
相手が詐欺でないポイントを抜き出していくことで、不安から安心へ向かっていく「消去法」の人間は引っ掛かりやすいのです。
相手が詐欺であるポイントを抜き出して徐々に疑惑を抱いて、安心から不安へ向かっていく「強化法」の人間は引っ掛かりにくいのです。
詐欺の可能性を消去していくのが「消去法」で、詐欺の可能性を増やしていくのが「強化法」です。
相手が実名や社名を出してきても、それは安心できるポイントを見つけているだけであって、詐欺である可能性を探していく必要があります。
「〇〇だから詐欺ではない」ではなく「〇〇だから詐欺かもしれない」と考えなければいけません。
詐欺師は、なるべくマイナスになる要素を話そうとしないので、マイナスの要素も話してくるのであれば、詐欺ではないとい、という考えの方もいますが、それは消去法です。
嘘をついている人間は嘘でないことを証明しようとしてきます。真実なのであれば、わざわざ嘘でないことを証明しようとはしません。
ですから、マイナスの要素を話してきても、詐欺師ではないことを強調してくるので怪しいと考える必要があります。
これが強化法です。
また、第二の詐欺に引っかかる原因が「不安」と「恐怖」です。
詐欺は電話から始まることが非常に多いです。
電話というのは、相手の顔が見えない分、声で相手のことを認識する必要があります。
顔が見えないという不安と、家族が事故に遭ったなどという不安から、まともな判断力を失ってしまいます。
電話で返答を素早く求めることで、相手に考える暇を与えないようにしています。
不安になると、誰かに頼ろうとするため、電話相手に素直に従ってしまうのです。
メールでの詐欺は、被害者に考える時間を与えてしまうため成功率が低いのです。
その分、広範囲に同時に送ることができます。
第三の原因が、「自己判断の錯覚」です。
人は誰かに指示されると、拒絶したくなりますが、自分で選んだ選択肢を行う場合は他人からの指摘を無視してでも、行動を起こそうとします。
詐欺に引っかかる手前で、銀行員や配達業者、タクシー運転手に止められるパターンもありますが、止められる際も自己判断だと錯覚させられている場合は、詐欺だと言われてもなかなか言うことを聞こうとしません。
詐欺師は最終的には、被害者に選択肢を選ばせているのです。
「息子さんに300万円振り込まないと大変なことになりますが、どうされますか?
どちらにしろ、わたくしは仲介人なので、被害はありませんが。」
このように言うことで、当然、息子のために払うという選択肢を選ぶはずです。
払うか払わないかという2つの選択肢に無理やり絞り込むことで、相手に「ちょっと考えさせてほしい」という選択肢を選ばせないようにしているのです。
相手がなかなか返答してこない場合は、『あなたは息子さんを愛していないのですか?」という質問をします。
これには「息子を愛しています」と返答できるはずです。
そうすると詐欺師は「だったら払うべきではないですか?」と言ってきます。
「息子を愛している」=「息子のために払う」ということを結びつけることで、被害者自身が払うと答えたように錯覚させてしまうのです。
一度「払う」と選択してしまうと、それ以降、どれほど話がおかしくても自分の間違った行動を正当化して、納得させてしまいます。
ですから、他人がどれほど詐欺だからやめなさいと言っても、自分の補強された行動は止めることができないのです。
詐欺に引っかかるポイント
1.強化法による考え方で、詐欺を詐欺ではないと思い込んでしまう。
2.不安と恐怖によって、詐欺師に言われるがままになってしまう。
3.選択肢を選ばされることで、自身の行動を正当化してしまう。
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