サイクル&フィットネス

「夏休みの想い出」

今回はロードバイクもトレーニングもお休みにしたいと思います。

酷暑に参っているのもあるのですが、ちょっと違う話題を書いてみたく
なりました。


ロードバイクで走る時は車を避けるためもあって夜遅くに走りに出ます。
この時、走っているとまるで学生時代の夏休みの夜に戻ってしまったような
気がすることが多々あります。

それも毎年、思い出しています。
夏の夜の特徴ですね。

何十年も昔のことなのですが、鮮やかに記憶が戻って来るのです。

懐かしいとかの距離を置いた感じではなく、まるでタイムスリップした
ように走っていると昔の仲間たちと出会いそうに思えて仕方ないという、
とてもリアルな感じがあります。

真夏の夜をロードバイクで走ると毎年感じることですね。

ラジオ










夏はお盆でなくなった方たちを偲ぶのも、夏は昔のことをリアルに
思い出すからではないかと言う気がします。

とくにロードバイクで走っていると、見える景色が子供の頃の目線に
近いように感じられます。
それがあって、故「忌野清志郎」さんがロードバイクに乗っていると14歳
の頃に戻れるというようなことをいうのではないかと思いますね。


子供の頃、夏休みは夜更かしとセットでした。

今の学生さんたちは分からないでしょうが、我々の子供の頃は今のように
テレビの深夜放送など多くありませんでした。
今は朝まで放送していますが、昔は深夜一時くらいにはテレビ放送が
終わっていました。


また、今は液晶テレビだけではなくスマートフォンやノートＰＣといった
パーソナルな電子機器が沢山あって、電源さえ確保できればどこででも
動画などを見ることができます。

ですが我々が学生だった頃はインターネットなど夢の中の話であって、
パーソナルな電子機器と言えばラジオくらいでした。

テレビも各部屋にあることはなくて、ラジオは音楽を聴くだけではなく
情報を得るための重要なツールとして当時の学生たちは皆聴いていました。

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それがあるのかいまでもラジオは好きで、ＰＣでラジオを聴いています。
夏休みと言えば深夜放送の想い出がとても強く残っています。

小学生の頃からラジオは聴いていました。

聴きたいラジオ番組は深夜放送ばかりで、中には放送が聴けない番組も
あったのですが、深夜の深い時間だとアンテナを動かして僅かに電波を
とらえることができる場合もあったのです。

ですから当時は高感度ラジオがいろいろなメーカーから販売されていました。

それらの想い出が風のにおいまで伴って、鮮やかに蘇ってくるのです。
意識だけがタイムマシンで過去へとさかのぼっていくような感じです。

ラジオでは何度も聞いていて、夏休みの夜の想い出となっている
音楽があります。

今でもこの音楽を聴くと夏休みの夜を強烈に思い出すという音楽があるので
貼り付けておきます。


「真夏の出来事」は大昔の曲で、まだ小学生の頃だったと思います。

不思議なことに、この曲を聴くと当時の夏休みを思い出すのではなくて、
当時から夏休みの夜にぴったりという感じの曲だったのです。

もう一つは山下達郎さんの「ラブランドアイランド」です。

山下達郎さんは何年もずっと聞き続けられている冬の定番の曲もあります
し、時代を超えて人気のある曲を持っています。

この話をすると昔の友達は「白い珊瑚礁」が夏休みの夜の記憶と強く
結び付いていると話していました。

ラジオを夢中で聴いていた当時に、良くかかっていた曲でもあるのでしょう。

ただ面白いのは夏休みの夜更かしの時に良く流れていた曲だけではなく、その
時代や周りの空気感のようなものにマッチしていたものが印象に残るようです。

イーグルスのホテルカリフォルニアなどアホみたいに流れていた時期があった
のですが、まったく夏休みの夜更かしの印象として残っていません。

『深潤EX』










また、大人になってから仲間とロードバイクなどで走ってよく立ち寄って
いたドーナツ店などでは、ＢＧＭとしてエンドレスで流れていたのが
「オールディーズ」です。

これも夏にロードバイクで走っていると記憶が蘇ってきます。

真夏の夜の休憩には「オールディーズ」はちょうど良かったですね。
そう、漫画家の「わたせせいぞう」さんのあのイメージです。


昔は24時間営業の店は多かったのですが、今では本当に少なくなって
しまいました。

コンビニくらいしかなくてどこかでかるく飲み物か食べ物を食べて
休憩することもできなくなりました。

昔は深夜のコンビニの前には若者たちが多数たむろしていたものでしたが、
いったいどこへ消えてしまったのか。

今の学生さんたちは夜更かしはしないのか、それともなにか別にいくところが
あるのかな。

そもそも我々のような、夏休みの想い出じたいがあるのかどうかも分かりません。


時代の風景はめまぐるしく変わっていきますね。

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