2020年05月03日
何か変わった、、
2020/03/29「さよなら関西人」に私は、
> 「すいません。」
> と、惜しげもなく言うんですね。関西の人は。
> あまり言いませんよ。それ以外の地域では。
と書きました。
でも違いました。すみません。
いま全国に架けています。しかし、どこへ架けても電話の終わりは
「すいませ〜ん。」
なんです。
もちろん、すべての年代でなく、40代から下に限ります。
「すいません」で終われば、何しろ無難でしょう。
何の角も立つことなく終わりにできます。
しかし、何か違うな〜って思います。
お客さんが「すいません」で終わってどうするんでしょう?
こっちが勝手に架けた電話です。しかも、別に何か断られたわけでもないのに。
恐ろしいのは「すいません」が謝罪の言葉だと意識していないんじゃないかということです。
私はここ32カ月のうち、22カ月を関西地方に架けていました。
ほとんど仕事では関西の人とばかり話していたようなものです。
そこで「すいません」をよく聞いたものだから、てっきり関西の人だけ「すいません」という、地域の特徴だと思っていたんです。
関西の人はよく、
「大丈夫です。」
といいますが、それは断りの言葉です。
普通、大丈夫といえば肯定の言葉だと思いますが、関西では断りの意味。
また、確か四国だったと思います。
「構いません。」
が断りの言葉です。
このように地域の特性として、
「すいません」
と使っているのかと思いました。
でも違った。
日本全国でした。
前はそんなことありませんでした。
私が関西に多く架けていた32カ月に変わったのだと思います。
もし、関西にかけ始めた頃、関西人の多くが「すいません」と言っていたら、すぐに気づいたと思います。
きっと私が関西に架けているあいだに、だんだんとそうなってきたんだと思います。
たぶん、とてもゆっくりした変化だったと思います。
だから気付かなかった。
関西に架けなくなることを意識したら、初めてそれに気づいて、てっきり関西だけだと思ったんです。
でもそうじゃなかった。全国的にそうだったんです。
何か違う。
それは、立場を理解しているのかということ。
そっちはお客様。こっちは業者だというのに、すいません = 謝罪。
いや、立場は理解しているでしょう。
でも謝っているという自覚があるのでしょうか。
謝る必要なんて、これっぽっちもないのに、謝罪の言葉?
まさか、そこまで考えず発しているんじゃないかと、恐ろしいのです。
このままではいつか、「すいません」が違う意味の言葉になっていくのではないかと。
今日話したお客様、随分と冷たく断られたので、私も心なしか冷たく終話しました。
そしたら、いつまでたっても電話を切らないのです。
コールセンターではこっちから切ることは原則できません。
私から声掛けすると、
「切って良いんですか?」
って。
これだってビックリです。お客様は30代の女性でした。
切る権利はお客様にあることすらわかっていない。
また随分と冷たい言い方をする人だと思いましたけど、本人にそんな自覚はないと思います。
それだって恐ろしいことです。
私世代の常識が、だんだん通用しなくなっているようです。
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