回転ムラのことですね。
回転ムラだから、例えばエンディングがジャーンと和音が延びる歌だった場合、回転にムラがあるので音程が一定でなく、うねるのです。
確か、ワウフラッター0.03%とか、そのあたりが通常のスペックだったと思います。
もちろん、高額なプレイヤーはワウフラッターの数値も低い。
しかし0.03%を切るのは格段に高価なプレイヤーだったと思います。
今はデジタルだから、歌を聞くのもレコードプレイヤーのように回転する装置を使いません。
CDは回転しますが、読み込まれるのはデジタルデータなので、回転ムラ自体なくなりました。
CDの回転速度と曲のテンポは無関係なのです。
ウォークマンが出たあたりから音楽はどこでも聞けるようになり、今やスマホをイヤホンで聞くのが多いのではないでしょうか。
同時に個人がオーディオに凝ることは少なくなったと思います。
昔はどこの家にも大きなスピーカーがドーン・ドーンとあって、いかにも音楽を聞く。
マニアならメーカーも、JBLやBOSE、TANNOYなどこだわりがありました。
さらにはアンプもスピーカーとの相性がどうだとか、アンプも凝った人だと高音域、中音域、低音域用とそれぞれ用意していました。
理想ってありまして、スピーカーは宙に浮いているのが理想なんだとか。
だからスピーカーを設置するときは、床との接地面積をなるべく小さくしました。
私はYAMAHAで、確か角角に五円玉を置き、穴にパチンコ玉を載せて、その上にスピーカーを置いていたような...
また、レコード盤とそれを載せるターンテーブルは無限大に重いのが理想だとか。
吸着システムってあり、レコードプレイヤーのターンテーブル上にレコード大のゴムシートが載っていて、シートには小さな穴がたくさん開いています。
その上にレコード盤を乗せると穴から空気を吸いだしてターンテーブルに密着させます。
ターンテーブルだけでも100kgくらいあり、無限大に近づくようにしたのでしょう。
そのレベルのプレイヤーだと、プレイヤーといっても一台の装置ではなく、ターンテーブル、吸着システム、トーンアーム(レコード針の付いたアーム)、インシュレータ(振動吸収装置)それぞれ用意して組み合わせるかなり大がかりなものでした。
そこまで揃えると、オーディオも1000万円を超えていたのでしょう。
そんなオーディオシステムは私に縁のないものです。
家でも通勤途中でも好きなときに好きな歌を聞けるようになったのは良いことなのでしょうか。
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