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2020年06月20日

海洋散骨


 来月、昨年の夏に亡くなった母を海洋散骨しようと思っています。

これは生前から母の希望でした。
墓はあるんです。ただ、祖父が曽祖父母のために建てた墓で、私が以前に住んでいた田舎町にあります。
あの頃は地元に住んでいた私が墓守をしていました。しかし田舎町を離れた以上、3男であった亡父の息子である私が墓守をする理由も薄くなりました。

現在では「墓じまい」ということばをよく聞くようになりました。
核家族化が進み、少子化もあって将来、墓を見てくれる人がいなくなるであろうこと。
また、先祖に対する供養の思いというのがだんだんと薄れてきた時代がらといったのもあると思います。

私の家もいつまで私の姓が続くかわからないので、これは仕方のないことです。
今日、来月の一周忌(神道なので一年祭)に合わせて来月の海洋散骨を申込みしてきました。

今では親(先祖)の遺骨をコインロッカーに入れ、そのまま放棄することが増えてきたそうですね。
コインロッカーを管理しているところも大変。いったい誰のお骨なのかもわからないでしょう。

母の希望を聞かされていた頃はまだ、海洋散骨はなんとなくわかっていた気がしても、いざとなると「どうすれば?」と考えてしまいます。

ただ、幸運といって良いでしょう。
私の家から歩いて10分もかからないところに「海洋散骨」の看板を見たのでした。

インターネットを見ていれば、大体のことはわかります。
でも近所にあれば何かと、心強いところもあると思います。

流れとしては、直前で1週間前までに申込み。
2〜1週間くらい前までお骨を預け、散骨して良い粉状に砕いてもらいます。同時に参加者の乗船名簿を提出。また火葬許可証のコピーも持参します。
散骨は札幌に近い小樽の沖で行います。船は運河から出るので当日、出航時間の5〜10分前まで現地に集合します。

心配なのは、船は50人乗りですが、けっこう揺れるんだそうです。
出航して30分くらいすると散骨する海域に着いて30分くらい停泊するそうなんですね。
今日、日中の小樽は風速が3m強でした。しかし波の高さが0.5mを超えていたので、合同葬儀は中止になったそうです。

私は小学生のとき、船で一度、グダグダに酔っ払いました。
しかしその後は一切、酔うことはありません。心配は家族です。

こういった冠婚葬祭にかかわる会社というのは、葬儀会社にしても怪しいところはあるようですね。
散骨していい場所は海岸から1海里以上離れていなければならないとか。中には守らない業者がいると、さあ散骨しようとしたら漁船に囲まれたということもあったのだそうです。

私が頼んだところは、ちゃんと株式会社で、創業14年というから大丈夫なのでしょう。
あとは天気が心配です。












タグ:海洋散骨
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