2018年08月29日
trumpet
trumpet 吹聴する
共通する「吹く」のイメージ
日本語で、人の関心を引くために大げさにでたらめなことをいうことを「ほら(法螺)を吹く」といいます。ほらとは法螺貝から作られた楽器のこと。英語ではblow one's trumpetで「ほらを吹く」の意味になりますが、これは英語でも日本語でも同系統の管楽器であることが共通していて興味深いです。こんな表現もある
同様の表現は数々存在します。boast「自慢する」、brag「鼻にかける」 、tall big「大げさに話す」、tell a tall tale「(ありもしない)大げさなことをいう」など。bigやtallで、現実味がなく大げさであることを表現しているのが、日本語と共通ですね。ビッグマウスとは?
また、日本ではhave a big mouthが「大口を叩く」として扱われますが、誤りです。本来はしゃべっちゃいけない、他人の秘密などをべらべらと人に話すことに使います。動詞で活用すると
trumpet「吹聴する」として動詞にもなります。reputation「評判」 accomplishment, achievement「成果、業績」、fame「名声」など、他人に自慢したくなるような名詞を目的語に取ることが多いです。Entreprenuerの記事より。we trumpet our successes, leading to a culture of unhealthy competition, even widespread jealousy.
source: Entreprenuer
source: Entreprenuer
成功談よりも失敗談の方が参考になるといいますが、この記事には"Talking about office disasters is key to better productivity and healthy competition"という副題がついています。「仕事上の大失敗を話すことが生産性向上や健全な競争への鍵である」。仕事でうまくっている人が失敗談を話すことで、成功が努力と結びつくのだと理解する。その人に対して尊敬の念を抱き、モデルとして模倣するようになるそうです。
修羅場
そうだとすると、困難なことや未踏の分野にチャレンジして、早い段階でたくさんの失敗した人は、後年後輩から慕われ、その人をモデルにして素晴らしい人材がさらに生まれていくことになりますね。あるセミナーの登壇者の方が、若いうちに「修羅場を経験」しておきなさいと。リスクテイク経験をした、希少な人材として社内で評価されるとおっしゃっていました。以下の記事でも新将命氏が「修羅場」の大切さについて語ってらっしゃいます。メンターと座学と修羅場。この3つが伸びる人の条件だと私は思っています。
source:Diamond Online
source:Diamond Online
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