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本日のタイトル…K-POP好きなミーハーなオバサンという意味では無く（笑）私にとってとても素敵で憧れている方がいらっしゃいます。それは「なかのまきこ」さん。もう好きで好きで（笑）はい、私にとってのアイドルです。本とかエッセイでは「なかのまきこ」さんは平仮名で活動されています。
ご存じない方の方が多いかもしれませんが、なかのまきこさんは獣医師です。それも普通の獣医師では無く、動物実験を行わずに獣医師になられた方です。2000年に大学を卒業されその後は獣医師として活躍されていらっしゃいます。
動物実験って、大切な事のように感じるかもしれませんが実際には意味も無く命が奪われたりもします。蛙の解剖も然り。私の住む地域の大学を卒業された方にもお話を聞きましたが、小鳥を実験とは名ばかりでただ命を奪う、殺すという胸が悪くなる話でした。実験=死で良いのかと。分かっている事、調べればわかる事をあえてする必要も無いのに「人の為に」というあるようでな無い大義名分で動物実験を行う事のバカバカしさを、若かりし10代の後半から20代前半には常に感じていました。その時に「ひげとしっぽ」ジャーナルを書かれていた「なかのまきこ」さんを知りました。
獣医師になる為に、動物実験をしないで医師になる事は並大抵ではありません。実験をしてこその獣医学科です。代替法をし長い期間努力をされて獣医師になられた彼女の根底には「実験動物で命をたやすく奪ってはいけない。動物にも痛み、苦しみがある。大切な命」という事があったんだと思います。「人も動物も命は大切」なんです。頭に電極を埋められた猫や犬を見て、目を背けられるはずが無いんです。
私は今でこそいい加減の代表格ですが、若い頃は今よりも「動物に酷い事する奴、決して許すまじ」な考えでしたので、中国で狭い檻に立ったままで入れられお金持ちの健康の為だけに胆のうに管を刺されて胆汁を取られるクマ達の解放を中国大使館に封書を送ったりしていました。叔母と一緒にフィリピンのスモーキーマウンテンに暮らす過酷な子供達について知ってもらう為にアムネスティの活動を手伝ったり。
その頃に「なかのまきこ」さんを知りました。
彼女の書かれた本を読み、写真で見た彼女の可愛らしさと聡明さに思わず、人生で初めてファンレターを送らせて頂きました。そして！返事を頂きました。小さくて丸っこい可愛い文字で返事を頂きとても嬉しかったです。文字は人を表す。私は文字が大きくガサツですが、彼女の文字の小さく可愛らしい事。勿論、彼女より私の方が年下ですが、可愛らしい文字を見て「なかのまきこさんは顔も可愛いし、文字まで可愛い。聡明で素敵な人」素晴らしい！と興奮した事を思い出しました（笑）当時は獣医さんになられる為に大学に入られたばかりだったかもしれません。大学に入る直前だったかも。獣医さんになられるまでにどれだけご苦労なさった事でしょうか。動物実験をしない、それだけでどれだけの批判と中傷を受けられた事か。それでも、立派に獣医師の資格を取られました。そして動物に対しての真摯な想いは昔も今も変わらずで、彼女の姿勢がいつも私を勇気づけてくれます。
人生で後にも先にもファンレターを出したのはこの時だけです。彼女の考えと活動に敬意を表してお手紙を送らせて頂きました。いつか、いつかお会いしたいと願って20年が経ちました。気が長すぎますか？（笑）それでもいつかお会いしたいなと願いながら、日々ワンコに癒されつつ保護猫活動をされている方を支援しつつ過ごしています。聡明で美しい方だと本当に思います。
「野宿に生きる、人と動物」という本を書かれています。気になられた方は是非、手に取って頂けたらと思います。他の本は絶版もあるかもしれません。
当時の手紙で私自身が事故に遭った犬を保護し病院へ連れて行き、育てている事を書きました。なかのさんは「ジェイク」のお話を書いて下さいました。なかのさんのジェイクも私のチェルシーももういないけれど、大切な存在は永遠に変わらないなぁと思います。人にも動物にも優しい社会であって欲しい、それが昔からの私の願いです。それは人の有り様です。スピリチュアルで有名な、芸能人を多く見られている先生も「特に犬や猫は人の為にいるって事を皆知らないからね」と言われていました。犬猫に限らず動物に優しい社会でいて欲しいです。なかのさんもお手紙で「人も犬も猫も雑多な社会であって欲しい」と書かれていました。私もそう願っています。
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