MegArt Blog

こんにちは(^o^)

今日も物語の続きです♪

前回の内容は、エレベーターに乗った話です

続きになります♪



第１話の続き　扉・後編　（24階）



プシュッー　ギギィ〜

ゆっくりと扉が開いた

恐る恐る外を除くと、そこには岬が広がっていた。

高い丘の上にいるようでとても眩しいのに

下のほうの海をみるとまるで途中から夜になっているように暗い

高くて足がすくむのが分かる。

「それにしてもおかしい。」

エレベーターから降りた先に

こんなにリアルすぎる景色が広がっているなんて

本当にここは建物の中なのだろうか？

この草も土も風や海も

太陽さえ何一つ、人工的にはみえなかった

先程まで砂漠に居たはずなのに

今は全く違う場所にいる


「信じられない…」

もしかしたら私は死んでしまったのかもしれない

あの世とはこの世界なのだろうか

それなら奇妙な事があっても理解出来る

きっとそうだ

私はあの砂漠の中で死んだにちがいない…

「はぁ、」

そうなると諦めがついた

そういえば

あの扉から聞こえた声、

24階と言っていたが、あの下に見える海から見て

ここが24階建ての高さということか？

それにしても太陽がみえるのに下が夜になっているなんて

地球上であり得て良いのだろか

「まあ良いか、」

ここが地球かさえも分からないのだから

あれこれ考えるのはよそう

ブツブツ独り言をいいながら

岬の先端に向って歩きはじめた……。


つづく