2018年04月25日
骨川スネ夫 F-2
前回の
剛田武に引き続き
↓ ↓ ↓
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骨川スネ夫の見栄の裏に隠された心と
骨川にとっての価値観を分析してみました。
骨川スネ夫
僕は何でも手に入る
何故なら僕ちゃんには優秀なパパの財力があるから…。
骨川には欲しい物が尽きない。
何故なら骨川にとって、古い物を持つことはプライドが許さないからだ。
骨川のパパはスネ夫に何でも与えた。
スネ夫は何でもパパにねだるが、パパが何度スネ夫に新しい物を買ってあげても
すぐに壊れてしまうのだ。
『我が子は、優しい子だ』
『悪ガキジャイアンにさえ、オモチャを貸してあげるのだから…。』
『私は、お金持ち思考・高級思考を崩してはいけない。』
『それは息子と骨川家を守る為でもある。』
スネ夫はいつも欲しい物を与えられているが
パパは仕事ばかりでお家に帰らない。
スネ夫にとって欲しいものは愛情だったが
パパはいつも、高級なものや価値のある人脈をもとめていた。
だから、僕ちゃんもパパのようにならなければいけない
パパのメンツを守る為にスネ夫は必死だった。
他の奴らとは遊ぶと、ろくな目には合わないが
もしも、剛田に気に入らなければ
パパがくれたオモチャを取り上げられ
あげく、家柄しか取り柄のない僕ちゃんは、野比のようにいじめられてしまう。
いじめられるような子供をパパは許してくれるのか分からない。
それなら、この子供社会を生きるためには
権力を利用するしかないのだ。
剛田は、毎回パパが海外から買ってきた物に目がない
剛田の為ではなく、僕の為に買ってくれた物だが
ここは我慢だ。
剛田は単純だから僕が与えた物により、僕のボディガードになるだろう。
パパがいつも行うやり方をマネしていれば
スネ夫は安全な場所に要られるような気がしていた。
それなのに、
Dが未来から来たあの日から
僕の人生は一変してしまった。
権力で手懐けようと思っていた剛田も、
小学校のアイドル源も、コンピューター並の
知能を持つ英才さえも
Dの存在が僕という財力から皆を突き放した
そして、僕よりも取り柄のない野比が
何故、あの野比が
財力や権力よりも有能なロボットを手に出来たのだろう?
あの日から、剛田は僕の下ではなく
僕が剛田の家来になってしまった。
許せない。
だが、骨川のパパにさえDを買うほどの財力はなかった。
勿論骨川自体の能力もない。
そんな骨川の全てを理解し、全てを包む存在は、骨川のママであった。
骨川は孤独だった。
本当は、仕事とはいえ
いつも海外に行き、帰ってきては新しいオモ
チャを置いてまた居なくなる父
骨川が本当に欲しかったものは
父と一緒に過ごす時間だたのかもしれない。
父が息子にかけてあげられない愛情をママは息子に注いだ。
だから、骨川は自分の寂しさには気が付かなかった。
ママは、スネちゃまに
パパは私達の為に、財力を守っているから
偉大なパパのようになりなさいと
スネ夫がグレないようにパパの愛情を財力に例えた。
よって骨川にとっての価値観は高級思考、
権力や財力、新しいものや強い物となった。
能力のない骨川は、それらの価値観で自分を隠すようになった。
そう考えると、骨川にとっての本当に必要な価値観とは、パパの財力では無く
自分自身の能力や力なのかもしれない。
剛田には媚をうり、パパの前では良い子供を演じ、ママには被害者の自分を慰めてもらう。
骨川の仮面を外せば、そこには弱い赤ん坊がいる。
実は骨川をにとって一番必要なものを
野比はもっていた。
野比は両親に怒られるが、ありのままの姿を認めてもらっている。
貧乏なのに、何よりも価値のあるDが野比の見方をし、
アイドル源も何故か野比をほっておかない。
どんなに剛田にいじめられても野比はまた仲間に入れて欲しいと
遊びにくる
野比に有り、僕ちゃんにないものは
自分の能力を認める事や、本心で人と接する勇気かもしれない。
骨川が欲しい物はその強さだった。
逃げちゃ駄目だ!!
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