MegArt Blog

先日マレーシアのマラッカに行ったんですが

そこで困った事が起こりました。


私が居る地域のクアラルンプールでは

交通手段はGrubTaxiというものを使っています。

まだ車を購入していないのですが、車が無くてもGrubTaxiで充分対応できます！

GrubTaxiに登録しているDriverは一般の方が多いので車の種類も様々ですが

GrubTaxiのシステムが徹底している為絶対に悪さは出来ません。

そのため普通のTaxiよりもずっと安全で

金額も超格安！！

これで本当に儲かるの？と疑うくらい安いです。

かなり信用の有る交通手段と言えます。

いつもはGrubTaxiで安く移動していましたが、
今回はマラッカまで道のりが長いため

まずGrubTaxiでケールセントラルまで行き
↓
それからKTMという列車に乗り45分
↓
バンダータシックに到着
その後バスのチケットを取るのに3時間程かかり
↓
バスに乗って2時間程でようやくマラッカのTBSバスターミナルに辿り着きました。

チャイニーズニューイヤーとかさなっていたため、かなり混んでました。

ほぼ、一日がかりでマラッカ到着！

朝に出発してから、かれこれ夜の19時をまわっていました(^_^;)

とりあえず予約しているHOTELまで行かなくては！と、
いつもどおりスマホでGrubTaxiを探しましたが

GrubTaxiの行き先が見つからない！
本当に見つからない！（汗）

一般のTaxiは沢山居ましたが（かなり年期が入っている）

ぼったくりや殺人の噂をよく耳にしていた為恐くて乗りたくありません。

けれど辺りはどんどん暗くなるばかり…

ここに居ては危険と判断し、やむを得ず一般Taxiに乗り込みました。

そこからです…

まず、とにかく言葉が通じません。

片言の英語を話すのですが、そもそも英語が分からない、

スマホで地図を見せても分からない、

マレーシア語で翻訳したのにも関わらず

全く通じない！！


さすがにマレー語を話ているのでマレー語なら読めるかと思い

地図と住所をマレー語にして見せたのですが…

文字自体が分からないそうで（汗）

大変でした。


とにかくHOTEL電話をしてもらい、マレー語で話ながらようやく到着！

通り過ぎたので戻って！と言ったら

何処が目的地のHOTELか分からないから早く言いなさい！的なニュアンスのマレー語で怒られました(^_^;)


とりあえず無事に到着しましたが、

次の日もまた一般Taxiで道を何度も間違えられてしまい、無駄に出費がかかってしまいました。

ですがとりあえずそれで済んで良かったです。

生きてるので。


そこで感じた事があるのですが、私たちが今まで日本で当たり前に受けていた教育は

ここでは通用しない。

現地にはそのやり方があり、全てにおいて当たり前な事は何もないと言う事です。

そして、そういう場所に生まれてしまった人は

それ以上の物を持つことが出来ません。

それで成り立っていているから、という意味も有りますが

もともとの環境しか知らない、進化出来ない状況で、そこから抜け出す事は困難です。

小さい頃から当たり前にその環境に居るなら

それ以上の事をしたくても、何をどうすべきかも分からないし

レベルの高い場所にいくにはそれなりの財力や信用や知能が必要なのです。

財力を産むためには単純な仕事では産めませんが

生活レベルが低いなら、その低さに合わせた行動をとる。

それが限界だと勘違いしているからです。

今必要な生活費を稼ぐために

今、簡単に出来てすぐにお金になる仕事をする。

学習が出来なくても、とりあえず生きる事を優先し

考えるよりも、考えずに出来る仕事をする

仕事をしていれば収入になるが

引き換えになるのは人生という時間

時間がないから、その空間でひたすら頑張るしかない。

それ以上にどうしてもいけない。

ただ生きるために必死に働いて年をとるのです。

本当はもっと広い世界があるのに。

マレーシアの物価は日本人からすると物凄く安く感じますが

マレーシア人、とくに田舎の地域の人からするととても高く感じるのは

この、時間のかけ方にあるのかもしれません。

考える時間を作らなければ

稼ぐ為の方法を作ることもできません。


労働（生活）と学習（知能）の時間の割合はとても難しいですが

これから未来に向けた周りが発展し続けるとしたら


今のままでは居場所が無くなります。

環境が発展するなら自分の思考もやり方も変えなければならないのです。


もしも、古い環境や貧困からどうしても抜け出すとしたら

ただ一つ、生活時間を削り知能レベルをあげるか

無理矢理でも発展している場所に身を置いて

そこの人達のやり方を真似することです。


知識、理論、学習こそ貧困から抜け出す唯一の方法なのかもしれません。

けれど、周りの環境によっては一生そこにたどりつけない人も居ます。


マラッカはまだ発展途中なので今のところは

Taxiのおじいちゃんもなんとか生きていけるかもしれませんが

どちらかというと一般TaxiよりもGrubTaxiやUberの方が信用が高いですし

観光客も、有るならそちらに乗るでしょう。

マレーシアの発展はとても早く、ここ四〜五年でビルは新しく地並び

どんどん都会になっています。

GrubTaxiも5年前までは無かったそうですが

最近出来てから町のTaxiはほとんど無くなり

一般Taxiの人でもGrubTaxiに登録しているくらいです。

便利ですから。

それを考えると、やはり今までのやり方を未来形に変えなければならないと私は感じます。


これはマレーシアで感じたことですが

今の日本にも当てはまることではないかと思います。

私はもともと労働派で、今でも技術を売りにしていますが

それだけでは生きていけないとつくづく感じています。

もしもそのような特技があるなら、それにプラスで未来の形を取り入れなければなりません。

新しい事は難しくて当然ですし、理解もされませんが

自分を守るためには単純作業ばかりではなく、もっとよく考えて難しいと思う方を取るべきです。

人は常に変化しなくてはならないと思っています。



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