投資の世界で生き残るために

収入が多いと税金を多く払っているのは事実ですが、例えば1億円の年収人はどれくらいの税金を払っているのか？まず、国税の所得税は累進課税の最高税率クラス適用で45％。住民税は一律10％なので合わせて55％。1億からいろんな控除が引かれて仮に9000万円に対してかかるとすると、4950万円が税金で持っていかれます。約半分です。でも、この1億円が給与ではなく株の配当でもらったなら、分離課税の対象となり２０％で済みますので2000万円しかはらわなくていいのです。オーナー会社の社長らは家族で会社の株の大半を所有していることが多く、この制度はもちろん知っているので給料より配当を増やしたがります。世界の富裕層はこのパターンが多いため、実質税金を20％で済ませることができているのです。非常に不公平ですが、あまり表にこの問題を取り上げることはしません。いくつか理由があると思いますが、変えようとすると株式市場が大荒れして経済が混乱するため不可能。あと、表明上は民主主義と言いながらも、実態は富裕層たちが政治・世界を動かしているため、自分たちに不利な方向にはさせないという力が働いているのも間違いなくあるでしょう。