投資の世界で生き残るために

就職・転職っていくらくらい給料がもらえるのか・・・？お金に興味がない人はどうでもいいと思いますが、そんな方はわたしのブログを見ていないですね。手っ取り早く見るには、有価証券報告書（以下、有報）です。yahooファイナンスからも企業情報をたどれば、この数字を拾ってきていますので見ることができます。ただ、この数字かなりトリッキーなんで注意してください。この平均年収って基準が何も決まっておらず、有報で記載した内容をそのまま転記しているだけです。有報の中では、企業によっては組合員のみ、もしくはとらえ方では完全平社員のみの可能性もあるのです。ちなみに私の会社では特に条件は書かれていなかったので、取締役（経営側）を除く全員の平均と思われます。しかし、そうでない企業も多いです。本当に給料の多い企業ってどう見極めるか？簡単です。工場社員が多く、役職者を省いているのに年収が高いところです。あえて役職者を平均から抜かないとえげつない高額になるから抜くのです。言い換えれば、転職先で役職が付くなら、有報で役職者を平均年収から省いている企業は相当待遇がいいでしょう。例として鉄鋼会社は工場社員と総合職の年収差が相当あり、日本を代表する新日鉄は有報では平均600万未満ですが、大卒は同じ年齢なら1000万はあります。さて、なぜ新日鉄はこのような、あえて給料が安いアピールをするのか？一つは株主からの圧力防止もあるでしょう。しかし、これはすぐばれます。なぜなら株主は有報をきちんと見ており条件付き年収だと見破ってしまうからです。本当の理由は、給料は安くて頑張ってる感をアピールするためです。実態は大ウソなのですが、このことを知らなかったら、新日鉄の社員って安月給で頑張ってる・・・あまり無理な値引きは無理か・・なんて思ってしまうのではないでしょうか？逆にソフトバンク。ほぼ大卒社員。だから結構平均年数はいいです。そういう見方で平均年収を分析してください。