投資の世界で生き残るために

昨晩は月一の大イベント米雇用統計がありました。予想より弱く+20万に対して+16万。この結果を受けて、NYオープンは下落で始まったものの、最終的には続伸しました。前半は原油価格と連動していたのですが、中盤から原油が落ちてもダウは落ちないという現象が発生しています。原油の45ドル／バレルあたりが市場にとって心地いいのかもしれませんので、少し意識はしておきたいと思います。



さて、ドル円ですがこちらは相変わらず107円近辺を往ったり来たり。ダウが続伸するのは利上げ観測が
遠のくので理解できますが、円が売られるのはちょっと理解しがたいですね。ただ、最近は雇用統計直後
セオリー通り動かないため難しいです。これからのトレードが難しくなってきましたが、５月１１日引け後に発表するトヨタの決算がもっとも大きな注目であろう。前期は117円の為替予約はしているため目標達成は問題ないだろうが、今期の見通しだ。見通しは見送りとなった場合のネガティブサプライズもあるため注意が必要。また、見通しを立てられたところで、ドル円相場をどこにするのかが難しい。100円か？105円か？これ次第で、財務省の為替介入の雰囲気も変わってくる。いずれにしろ、大きく買われる要因より大きく売られるリスクのほうが高いので、日本株のロングポジションは、月曜日中に解消することも検討したいところです。