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2013年07月24日

レゴを通じて日本を教えたい

我が家の娘と息子はずっと中国で育っています。

娘は深センで生まれていますし、息子は日本で生まれましたが、その数ヵ月後からは深センでの生活が始まっています。日本に行けるのは年に一回帰省するときだけ。

だから日本についてよく知らない。

‥もっとも日本に育っている子供だって、5〜7歳程度でどれだけの日本を理解できるのか、なんて聞かれるとうまく答えられませんが‥。


でも日本で当たり前にみられるものが、ここ中国 深センではみられないのも確かです。


僕の子供たちは、道端に生えている「つくし」を見たことがありません。

それもそのはずで、深センにはそんなものどこに行っても生えていません。でも娘の通う日本人学校の国語の教科書には、春には「つくし」が芽を出すものと書かれています。

冬には「♪〜雪やこんこん、あられやこんこん。〜♪」と歌いますが、深センは2月でも蚊が飛んでいるようなところです。

「♪〜猫はこたつでまるくなる。〜♪」‥まあ、猫ぐらいはいますが、こたつなんて存在しない。


もちろん、そんな子供たちも葉山の僕の実家でこたつにあたったことはありますし、家内の両親が暮らしている北京では雪でも遊んでいます。

ただ、子供たちにとって、それらは非常に遠い存在であることには違いありません。


日本語を覚えさせることは、日本人の考え方や価値観を理解する上で大切なことなので、家庭での会話を日本語にして、且つ日本人学校で国語を学ばせるようにしています。

でもそれだけではどうしても覚えられないもの、子供たちが今何気なく話している日本語の背景にある、四季の移り変わりの美しさや、歴史をどうやって教えていけばいいのでしょう。

桜,つくし,もみじ,雪,こたつ,お寺,鳥居,着物,鎧兜などなど、教えたいものはいっぱいあります。


これからは、レゴで一緒に遊ぶ時にも、赤や黄色に色づいた木をつくったり(子供たちは、木の実が赤や黄色なのはわかりますが、葉っぱは緑色しているものだと思っています)、お雛様をつくったり(娘がお姫様といって思い当たるのはシンデレラです)して、そんな身近なところからでも日本を教えてあげられればいいなと思っています。

それには、もっとレゴを揃えなければ!
(家内から「まだ買う気なの?」と言われそうですが‥)



posted by 月雲の父 at 23:32| 子供
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月雲の父
神奈川県葉山町生まれ。 子供の頃からレゴに親しむ。 特技:合気道,中国語。 趣味:レゴで遊ぶこと,コーヒーを飲むこと。 1999年より中国広東省深セン市に居住。 現地採用社員として日系企業に勤務。 娘:月と息子:雲の父。
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