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2016年03月28日
典厩五郎『土壇場でハリー・ライム』第5回(1987年) サントリーミステリー大賞受賞
土壇場でハリー・ライム
1967年、東京六本木に近い雑居ビルの屋上から、一人の男が飛び降り自殺した。
東都新聞文化部長の月田春之。
しかしその部下の真木光雄には、それが自殺とはとても思えない。
月田が死の直前、ゾルゲ関係史料を読み漁っていたのを知った真木は、和歌山県のアメリカ村に向かった。
予想もしない事実が待ちうけているとも知らずに。
第5回サントリーミステリー大賞、読者賞ダブル受賞。
著者 典厩五郎(てんきゅう ごろう)
1963年立命館大学文学部哲学科卒業後、関西新聞文化部記者を経て、脚本家池上金男に師事する。コピーライター、映画・テレビドラマ脚本家などを経験。その後、1987年「土壇場でハリー・ライム」で、第5回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞して作家としての地位を確立した。2013年、『NAGASAKI 夢の王国』で第7回舟橋聖一文学賞を受賞。