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2020年06月03日

2016年 10月 たまの異変


 毎日通わなくてはならないのは少し大変だが
 放射線治療は 時間としてはとても短い


 個人差はあるのだろうけれど 私の場合は
 照射場所が普通に仰向けの状態でいい所だし

 技師さんにとっても自分にとっても 
 姿勢を正すまでの時間が短く済むので
 とても気が楽だった


 午前中早めに終わるので その後歯科医院などにも通えたし
 日々の買い物等も なんの負担なく済んでいた


 そんな毎日にすっかり慣れてきたある日の夜

 娘が たまと遊んでいて 叫んだ!!

 「お母さん!! たまに穴が開いてる!!!」

 穴???  猫に???


 言われて その場所を確認すると
 本当だ!!!

 紛れもなく「穴」だ!!!


 肛門の近くに「穴」があった


 小指の先ほどの小さな穴ではあったが
 本当に 中を覗けるのでは?と言うくらいの穴だ!


 驚いて 翌日すぐに獣医さんのところへ


 何日か前から 抱っこを嫌がったりする素振りはあったが 
 もともと抱っこはあまり好きではない猫だったし
 それほど 気にもしていなかった

 ただ 時折 お尻を押し付けながら歩くような
 少し変な格好をしていたことはあった

 あれって お尻周りを気にしていたんだな・・・

 自分のことばかりで 気がついてあげられなくてごめん・・・



 先生に聞いたところ 肛門嚢破裂とのこと


 肛門嚢??? 肛門の近くにある器官のことだ

 マーキング(スプレー)をするときの分泌物が溜まっているところで
 何かしらの原因で その分泌物がつまり 破裂してしまったらしい


 ワンちゃんは 定期的に肛門腺を絞ることもあるらしいが
 猫の場合 それほどのケアは必要ないので
 実際 破裂してしまうまで気がつかないことも多いらしい


 本当に穴が開いてしまうのだから こちらは驚くばかり

 結果としては もう破裂してしまっている状態なので
 猫自身は 痛みのピークは過ぎているとのこと
 
 抗生物質の投与で 細菌感染をこれ以上起こさないようにと言われた

 「縫合するほどの傷ではないので 自然とふさがりますよ」


 大事には至らず とりあえずホッとした



 14歳にもなっていたし 
 これからは 毎日
 きちんと全身状態の観察をしていってあげなくちゃ!!!



 ごめんね たま 
 おかあさんも気をつけるから もっと長生きしてね!!!








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ニャンまま
2011年12月に肺腺ガンの疑いと宣告される。 翌年2月に右肺上葉を切除。2014年に右腎臓摘出。 その間 何度か部位を変えて転移するも現在に至る。 2019年12月にパーキンソン病の確定診断を受ける。
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