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2020年01月07日

退院後1週間までの出来事


 2014年11月6日 判決言い渡しの日
 大学病院から退院した

 裁判の判決は 8日に連絡文書を見て確認


 翌週 プー先生のところへ伺おうと思ったが
 週明け早々 先生から改めての連絡をもらった


 「ニャンママさんは 退院したばかりでしたよね

  実際の賠償金振込等の手続きは 
  あちら側からの手続きが全て終わってからになりますので
  実際こちらに来られても 今のところは文書をお見せするくらいです

  寒くもなってきましたし 無理なさらなくて大丈夫ですよ」


 実際 9日(日)から職場復帰というハードスケジュールだったので
 お言葉に甘えさせてもらって 休める日にはアパートで横になっていた




 14日には 退院後2度目の
 O先生のところでの採血とレントゲン検査

 結果は CEAは3.7まで下がり順調だったが
 CA19−9はまだ2839もの数値が出ていた!!!


 以前 右肺上葉を切除した時には
 あっという間にマーカー値が下がったのに

 今回 転移した右腎臓を摘出したのに
 数値がそれほど下がっていなかった事は
 正直 ショックだった

 腎臓を取っても まだどこかにガンが隠れたままなのだろうか?


 少々戸惑い気味な私に対して O先生は言った

 「ニャンままさん 心配しなくても大丈夫!!

  このマーカー値は揺れが大きいものですし
  順調に下がってきているのは事実ですから
  焦らず様子を見ていきましょう!

  それよりも 残った左の腎臓に頑張ってもらうためにも
  水分をたくさん摂って 塩分を控えることに注力していきましょう」



 そうか・・・・

 もう自分の体の中には 腎臓が一つだけしかないんだ



 傷口の瞬間接着剤も乾いてきていて 手術自体の痛みも忘れがちだが
 確かに 右に腎臓は無くなってしまったんだな・・・


 右肺上葉を切除した開胸手術の時より 痛みの経過は良好なのだが
 " 臓器を失った " 感覚は 今回の方が大きい

 肺は 3分の2は残っているが 腎臓は片方だけ・・・


 自分としては 意識しすぎるのもらしくない気がしたが
 やはり 腎機能が低下することだけは避けなくてはならない

 
 普段通りの生活を送り続けるためにも 
 きちんと意識して 体を労っていかなくては、と
 先生の言葉に頷いた

 





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ニャンまま
2011年12月に肺腺ガンの疑いと宣告される。 翌年2月に右肺上葉を切除。2014年に右腎臓摘出。 その間 何度か部位を変えて転移するも現在に至る。 2019年12月にパーキンソン病の確定診断を受ける。
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