2019年03月07日
ストレス
2013年の夏は 結婚以来初めての別居中だった
仕事をしつつ
平日休みの昼は 猫の世話をしに自宅に戻り
時間が許せば 娘と夕食を摂りアパートに帰るという
相変わらずの二重生活を送っていた
私がサービス業で 土日は出勤なので
夫と休日がずれているのは つくづく助かった
思う存分 ニャンズと遊べるから(笑)
裁判等の経過については
義兄夫婦や 子供達はもちろん
別居を知らせた数少ない友人達にも
都度 報告していたので
精神的に追い込まれる事も 特になく
暑さを除けば そこそこ過ごしやすい日々を送っていた
イレッサの副作用の湿疹は変わらずだったが
フルウイッグの暑さの対処にも慣れ
気持ちが 裁判に向かっていたせいか
病気のことは それほど気にならなかった
ただ ストレスというのは侮れないもので
自分では 特に調子が落ちていないと思っていても
第一回口頭弁論期日後 初の採血結果は
抗がん剤を点滴していた頃の数値に近いほど
白血球が下がって来ていて 先生に心配された
「何か変わったことがありましたか?
夏バテしてませんか?
顔色は それほど悪くはないと思うんだけど
少し数値が下がって来て 心配ですね
暑さももう少しですから 乗り切れるよう
何かできることがあれば協力しますから
遠慮なく なんでも言って下さいね
調子が落ち着くまで
短期入院、という方法もありますからね
仕事や家事など できるからと言って
あまり頑張りすぎないように!」
O先生は にっこり微笑んで言ってくれた
先生!!!
実は今 訴訟を起こしていて・・・とか
まさか 言えるわけもなく(笑)
「大丈夫です!
職場で少し忙しい時期があったので
多分 そのせいだと思います
涼しくなれば 数値も元に戻ると思います」
実際のところ
その頃から 少しずつ 数値の揺れが出てきていた
意識しないようにしていたが
それがかえって逆効果で
頭の中には 裁判のことがこびりついていたのだ
加えて気になっていたのは
裁判が始まった事に対して
夫からのリアクションがほとんど無く
不気味なほど 無風状態だった事だ
ここまで大ごとにしたので
さすがに 彼女と連絡を取るのはやめたのか?
娘からの報告でも
夫は 普段通りの日常生活を送っているとの事
それを聞いても 私は
あんなに頻繁にメールのやり取りをしていたのだから
影では絶対に 連絡を取り合っているのだろうと疑っていた
そのころは
娘に 夫のスマホは見なくてもいいと伝えていたので
本当のところはわからなかったし 余計に疑り深くなっていた
けれど 冷静に考えてみれば
現段階では 夫がどうこう言う筋合いのものでもない
あくまでも
私(原告)vs 狐目の彼女(被告)の争いなのだから
そう あくまでも「現段階」では!!!
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キャサリンさんへ
いつもありがとうございます。
この当時は 本当に頭の中が裁判でいっぱいでした。
今だから より実感を持って理解できるというか・・・
自分では 病気が悪くなるなど 小指の先ほどにも
考えていなかったというのが本当のところです。
副作用がありながらも イレッサはあっていると思っていたし
過呼吸やめまいや まして食欲不振などという事もなかったので。
ただ 精神的には少し " high " になっていたのかもしれません。
いい事も悪い事も含め 頭の一部分に別人格が生まれて
被告側の嘘を暴くぞ!!と 気合の入りすぎた自分がいたので。
そんなこんなで この先 その事が
実際 体調に反映されていきます。
思い出すのに 少し憂鬱になるところもありますが
少しずつ 時系列間違えないように書いていきます。
ダメだ・・・泣ける。
先生!!!
実は今 訴訟を起こしていて・・・とか
まさか 言えるわけもなく(笑)
「大丈夫です!
職場で少し忙しい時期があったので
多分 そのせいだと思います
涼しくなれば 数値も元に戻ると思います」
このくだり。
私ががん患者だから?せつなくて、せつなくて 泣けました。
気丈なにゃんママさんでも
泣きたい日もあっただろうな・・・って。
いや、ひとりで泣いていたかも。
私も今、ひとりで涙することが増えたせいか
感情移入しすぎて 泣きました。
今日の横浜は冷たい雨です。