2018年10月29日
病気治療と仕事
現在 全くと言っていいほど悪い症状は出ていない
仕事も
両親の世話も含め ごく普通の生活全般
何の問題もなく送れている
職場復帰してからもすっと
同じ会社で仕事を続けている
昨今の「働き方改革」という言葉
時間外労働の縮小 障害者雇用 高齢者雇用・・・
様々な言葉が飛び交っていて 夢のある記事もたくさんある
障害者雇用の水増し疑惑等(事実確認されているものが多いが)
いささか 胡散臭いものも出て来ているが・・・
対して 持病のある方 がん患者等の
表面上では その体調まで把握するのが難しい
そんな健康状態の人に対しての 就労については
様々な面で 難しいことがたくさんある
私自身の体験でいうと
とにかく 周りの方々の理解度がとても高く
先を先を見ていてくださったのが
休職中も復職後も とても心強かった
職場において ご家族やご親類が
がん経験者の方が多かったのも幸いしたんだと思う
以前 病気が発覚した友人は
報告した時点で 退職勧告があったそうだ
会社の規模・雇用形態・雇用契約等々
もちろん 様々な違いはあるだろうが
それぞれの病気に対する認識の差が
直接 その対応の差になるのだと感じる
今は 保険のCM等でも
「ガンは通院治療で対応できる場合も多い」と
言ってくれているほどだ
入院や手術の拘束時間の心配も大事だが
それらが一段落したあと
通院可能な治療が大半を占めてきている事実を
採用部門・人事管理部門の人達にもっと理解してほしい
再発の心配がない「普通の人」を新しく雇用する方が
企業側にしてみれば楽なのかもしれない
けれど 復帰できる人材ならば 少しの間だけでも
待ってみてほしいのだ
通院治療を続けながら仕事をする事は
勤務時間の調整など 直接的な影響が大きいが
患者側から言わせてもらえるのなら
「生きる意味」そのものに張り合いを感じ
仕事に対する集中力・向上力が上がってくるのでは?
実際 仕事を再開した後は 自身のためにはもちろん
会社や職場のメンバーに恩返し!といった意味合いも込めて
より仕事に生きがいを感じて頑張っている
その事が いい方向で精神安定をもたらしているのだ
当然 体調のいい時ばかりではない
再発したり 再手術や放射線治療といった闘病中も
みんなが応援してくれていると思うと
まるでドラゴンボールに出てくる
「元気玉」をもらったような気持ちになったものだ
暗く 沈まず 前向きに病気に向かっている私を見て
何より 子供達に余計な心配をかける事なく
今まで生きてこられた
「仕事」を通して
自分が必要とされている 誰かの役に立っている事を
日々実感できていたからだと思う
けれど どこかの企業に所属することばかりが「仕事」ではない
たとえ 定年で退職したとしても
自分が必要とされている「仕事」を見つけて
日々 張り合いを持って生きていく事を
目標として頑張っていきたい
にほんブログ村
肺がんランキング
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8245304
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック