まず、環境から情報を受け取る知覚のプロセスでは、感覚器官から入ってくる情報に注目するため、対象を捉えるときの目のつころが重要になる。従って、このプロセスでは「知覚と注意」という組み合わせが成立する。次に、獲得した情報は記憶として蓄えられるため、そこから人間の知識が生まれる。この段階では「学習と記憶」という組み合わせが成立する。受け取った情報は、計画を立てるプロセスでも役に立つ。その際、目的に応じて問題を分析し、解決策を探っていく。しかし、獲得した情報が完全でないと推論が必要になる。3つ目の段階では「計画と推論」という組み合わせが成立する。
[認知能力のプロセス]
@知覚と注意 感覚器官からの情報に注目することから、対象の捉え方が問題になる。例えば、ベースとプロファイルとか視線の移動である。
A学習と記憶 外部からの情報を既存の知識構造へ組み込む。この新しい知識は、スキーマと呼ばれ、既存の情報と共通する特徴を持っている。また、未知の情報についてはカテゴリー化される。このプロセスは、経験を通した学習になる。
B計画と推論 受け取った情報は、計画を立てるプロセスでも役に立つ。その際、目的に応じて問題を分析し、解決策を探っていく。しかし、獲得した情報が完全でないと、推論が必要になる。
花村嘉英(2015)「从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む」より
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