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2024年09月13日

社会学の観点から文学をマクロに考えるー自然や文化の観察者としての作家について5

 小説のデータベースを作成するプロセスについては、これまで何度も学会で発表し、著作や論文の中で説明している。(花村2005、花村2015、花村2017、花村2018、花村2019、花村2020)その際、狭義のシナジーのメタファーは、縦が購読脳で横が執筆脳になるLのイメージとした。また、信号の流れは、縦横ともに何かの分析→直感→エキスパートである。双方の脳の活動は、脳内の信号のパスを探す、若しくは、脳のエリアの機能を探すことによりマージができ、ミクロとマクロの中間にあるメゾのデータになる。そして、Lのイメージを安定させるためには、人文と社会、人文と情報、文化と栄養そして心理と医学さらにブラインドで社会とシステムといった共生の組み合わせが必要になる。
 この小論では、広義のシナジーのメタファーを考察するため、個々のデータベースを束ねたネットワークの構築とその評価について検討していく。例えば、自然や文化の観察者としての作家の執筆脳を社会学の観点から集団の脳の活動と見なし、人文科学が研究対象とする個人の脳の活動と組にする。
 通常、ネットワークの構築は、ネットワークエンジニアによりローカルとグローバル双方で行われる。ローカルは、居住区とか社内のネットワークのことであり、一部に限定されたイメージである。一方のグローバルなネットワークは、地球規模を想定した広域なイメージである。ここでは、何かと地球規模を想定しているため、グローバルなネットワークを安定させるための方法やローカルとの連携などが考察の対象になる。
 社会学のデータ処理は、3つの段階がある。橋爪他(2016)によると、@アンケートや世論調査といった独自の方法を通したデータの収集、A集めたデータの背後に隠れている情報を見出すデータの解析、B質的データや量的データに対する社会学的な意義の提出が条件になる。(4データの収集と解析および5社会とリスクを参照すること。)

花村嘉英(20202)「社会学の観点からマクロの文学を考察するー自然や文化の観察者としての作家について」より
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花村嘉英
花村嘉英(はなむら よしひさ) 1961年生まれ、立教大学大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ語学専攻)在学中に渡独。 1989年からドイツ・チュービンゲン大学に留学し、同大大学院新文献学部博士課程でドイツ語学・言語学(意味論)を専攻。帰国後、技術文(ドイツ語、英語)の機械翻訳に従事する。 2009年より中国の大学で日本語を教える傍ら、比較言語学(ドイツ語、英語、中国語、日本語)、文体論、シナジー論、翻訳学の研究を進める。テーマは、データベースを作成するテキスト共生に基づいたマクロの文学分析である。 著書に「計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?」(新風舎:出版証明書付)、「从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む」(華東理工大学出版社)、「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで(日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用)」南京東南大学出版社、「从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默-ナディン・ゴーディマと意欲」華東理工大学出版社、「計算文学入門(改訂版)−シナジーのメタファーの原点を探る」(V2ソリューション)、「小説をシナジーで読む 魯迅から莫言へーシナジーのメタファーのために」(V2ソリューション)がある。 論文には「論理文法の基礎−主要部駆動句構造文法のドイツ語への適用」、「人文科学から見た技術文の翻訳技法」、「サピアの『言語』と魯迅の『阿Q正伝』−魯迅とカオス」などがある。 学術関連表彰 栄誉証書 文献学 南京農業大学(2017年)、大連外国語大学(2017年)
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