この小論では、広義のシナジーのメタファーを考察するため、個々のデータベースを束ねたネットワークの構築とその評価について検討していく。例えば、自然や文化の観察者としての作家の執筆脳を社会学の観点から集団の脳の活動と見なし、人文科学が研究対象とする個人の脳の活動と組にする。
通常、ネットワークの構築は、ネットワークエンジニアによりローカルとグローバル双方で行われる。ローカルは、居住区とか社内のネットワークのことであり、一部に限定されたイメージである。一方のグローバルなネットワークは、地球規模を想定した広域なイメージである。ここでは、何かと地球規模を想定しているため、グローバルなネットワークを安定させるための方法やローカルとの連携などが考察の対象になる。
社会学のデータ処理は、3つの段階がある。橋爪他(2016)によると、@アンケートや世論調査といった独自の方法を通したデータの収集、A集めたデータの背後に隠れている情報を見出すデータの解析、B質的データや量的データに対する社会学的な意義の提出が条件になる。(4データの収集と解析および5社会とリスクを参照すること。)
花村嘉英(20202)「社会学の観点からマクロの文学を考察するー自然や文化の観察者としての作家について」より
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