天使が見えたですって
ぴいなのママ、ブルドックのマゼンダさんは、
真っ青になって。。。
ま。。。まさかのまさかうちのぴいちゃん頭がおかしくなりと、慌てましたが、木蓮和尚様は、落ち着いて、「あー、ぴいちゃんは、霊感があるんだね。ワタシにも少し天使は見えましたよ。大福と、ぴいちゃんとワタシ。他の方は。、。霊感のアンテナに引っかかってないんでしょうね。心配。。。ないですよ。そういうタイプ、性質の人もいるんですから。」と、木蓮和尚がマゼンダさんをなだめると、マゼンダさんは、
「れ。。。霊感、霊感ですってお、オバケが見えるの、や、ヤダ、怖いわそ、それに、和尚様、霊感があるなんて、ぴいちゃんはまた、お坊さんになる、って言いはじめるじゃないですか。やっと。。。やっと出来たブルドック寄りの女の子なのにお兄ちゃん達は男だし、主人に似たマルチーズ寄りだし、もうわたしに似たブルドック寄りの子どもにも、女の子にもご縁がないと諦めていてやっとできた女の子なのに。」
最初は、やっと5人の男の子、しかもマルチーズ寄りの。。。ばかりの末に、最後出来たブルドック寄りの女の子、なだけで満足していたものの。。。
有ればあったでそこからさらにまた欲が出るし。。
やっぱり。。。
どうしてもふわふわの女の子を夢見るマゼンダさんは。。。
マゼンダさんが、さらに大泣き
男の子のお兄ちゃん達が可哀想なぐらいの女の子びいき。
マルチーズの旦那さんは弁護士さんで、熱心にマゼンダさんにアプローチしてやっと結婚してもらい。。。
お金持ちの旦那さんに熱烈に惚れ込まれた
マゼンダさんは、セレブ妻として悠々自適なものの、男の子が5人続けて産まれて
女の子を諦めた時にやっとぴいちんができました。
キラキラ姫さま。。?の娘を姫奈。。。
ぴいなと名付けて。。。
旦那さんが、ぴいなは、キラキラネームみたいだから、心菜、コロナと名付けそうになったら怒ったマゼンダさん。
その当時はコロナウィルスなんかなかったけど、
ほーら、ぴいなで良かったのよ。
旦那さんは、心愛、はぁととか、女の子なので心の美しさをと提案したものの。。。
マゼンダさんが、うちのお姫様だから、と
ぴいちゃんは
ぴいなと名付けられました。
「あの。。。気持ちはわかります、わたしもベルモが僧侶になる、って言った時は。。。
一生独身がいいと言いはじめたし、
妻と一緒に狂ったのかとベルモを精神病院に放り込もうとしましたが。。。猛反対しましたし。。でも、今やもう笑い話です。それに、子どもの頃の夢を一貫する子もいれば、状況によって時代と自己成長の度合いや認識で様々に夢も柔軟に変化していく子どももいます。。。」
それに、マゼンダさん。。。いまはそんなことどーのコーの言ってる場合じゃない。ご近所さんのおばあちゃん、小梅さんのお通夜なんだから。。。
マゼンダさんは、よく木蓮幼稚園に乗り込んできますが、だからと言って別にクレーマーというわけではなく。。ぴいなが将来的にお坊さんになりたいと言うのが気に食わないだけで、かと言って
木蓮寺や木蓮和尚や幼稚園、ベルモの事は好きだし信頼しているみたい。。。かと言って、お坊さんが悪いってわけではありませんのよ。。。ぴいなの自由にしてあげたいですし。。。と言っているのに乗り込んでくる
「マゼンダさん、いまは、お通夜の席ですよ。」やれやれ。。。ベルモがたしなめました。。。
さて。。。
俊さんは、奥さんだった緋夏さんが出て行き、離婚になり。と言っても俊さんに非はなく。。。
緋夏さんから、俊さんが以前結婚していて子どもが二人いる、と言う話しを聞いてしまいました。思い当たるフシ、は。。。
俊さんには記憶がないものの。。あの、ハリー君のお兄さんという男性。。。
ハリー君自身が俊さんとお兄さんを間違えて、それから、南風のお店の名刺を、南風のスタッフの男の子から貰った。。青の洞窟で、京極君という子だったんだけど、あの子も
マスター、と俊さんを南風のマスターと間違えた。。。
ハリー君の話によれば、お兄さんは23歳で、25歳のお兄さんもいるけど、俊さんが緋夏さんどハタチを過ぎて二十代前半で出会ったとしたら、十代後半とかハタチで子どもがいるならいてもおかしくない。。。
若い結婚。。?って。ヤンキー?
わたしは。。。ヤンチャしてたのか。。記憶がない頃の自分なんてわからないけど、
でも、ヤンチャしてたなんて自分の性格からしてどうも思えてこない。
でも、今更ながら。
ハリー君のお兄さんは独立しているけど、もうすっかり。。自分の生活や世界観があるし。。。
って事は。。。ハリー君のお母さんというのは、わたしの最初の奥さんという事か。。
もしも、わたしにそっくりだという南風のマスターとわたしが親子だとしたら。。。
その時チャイムが鳴りました。インターフォンで話すとアポロンさん。どうやら大家さんのようです。
プルメリアヒルズのオーナーのアポロンさん。
プルメリアンスキューバーという特殊なタコ。
アポロンは、実は俊さんが元気のない様子で、あの居なくなったハリー君と一緒ではなく帰ってきたのを駐車場で見かけてどうも気になったようだ。
え。あの落ち込みようは
まるで、目を離すと。。。まさかまさかこの高層階から。。。
しかも、行きはハリー君がいたが帰りは一人で。。と心配になり、しかしプライバシーがあるので適当に用事を作った。家具職人であり。。。デザイン、アーティストでもあるアポロンさんはたまに手書きでマンションの回覧板を作る。。。
ブルーのカワセミのアートを描いてゴミ回収、当番のお知らせ。。。
回覧板を持って俊さんの部屋を訪問しました。
「あ、大家さん。。どうも、」俊は元気のない顔をしている。。。
なんかあったのは。。。確かだ。アポロンは直感しました。
「あの。。。あの男の子は」アポロンが聞くと、俊さんは、「あ、ああさっき待ち合わせて身内に送っていきました。ちょっと。。。預かっていたので。」
嘘だな。俊さんの身内ってわけじゃない、ハリー君は。。でも、
身内って言えば身内か。
アポロンは葉月や恋人のダイヤさんから
俊さんの昔の事情をなんとなく聞いています。本人には言えませんが。
まぁ、ハリー君をお兄ちゃんの近くに送って行ったか、プルメリア港まで見送りに行ったのだろう。。。
でも、俊さん本人は、記憶喪失で覚えいないようだけど、
アポロンは、葉月から俊さんは、
ハリー君のお兄さん達のお父さんだと。聞いているのです。
アポロンは俊さんに返事して。。。
そう。。ですか。。でも。、なんか元気ないな。。寂しいのかな。。。回覧板を俊さんに渡すと。。。
「大家さん、実は。。。
緋夏が出て行きました。。。
離婚しましたから、私たち。。」
「えっ」
離婚突然に。。。まさか。。俊さん。。
ハリー君と一緒だったし。。。
なにか、過去のことを思い出して。。それで緋夏さんとうまくいかなくなったのか
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2020年05月19日
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