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2020年05月17日

マリッジcelebration191時が止まったかのように。。。


僕が呼んだんだよ。。。

フワッと現れた。。。ハリネズミの男の子が見えました。。。


霊感の強いベルモには、ハッキリと。。そのハリネズミの男の子が見えました。

そして。。。ぴいなにも見えて

少しは霊感があるようなないような?木蓮和尚様には、ちょっとだけ。。。その姿は見えてその他の人には、霊感がないせいなのかその男の子の姿が見えないようでした。。。


あっ。。。ベルモは、直感でそのハリネズミの男の子が誰かがわかりました。年齢2、3歳。

それは。。。

緋夏さんと俊さんの息子さん。幼くして轢き逃げで亡くなったコウちゃんでした。

コウちゃんは、亡くなってエンジェルになったようです。


どうして。。。ここにきたのま、まさか。。。カオス理論な

風が吹けば桶屋が儲かるとか。。。バタフライ効果。。。というか。。


コウちゃん。。。
小梅さんのお通夜に乗り込んできた。。

コウちゃんを轢き逃げした犯人は鷹さんなんだけど。。、鷹さんの人生を狂わせたひとりとして小梅さんであり。。。間接的に。。。コウさんの轢き逃げ事件は、小梅さんも。。。深く関わっていると言えばそうは思いますが。。。


それでも、ね。
ベルモは、。、とてもじゃないけどこのエンジェルが、怨念の霊になってヤクザみたいに小梅さんに恨み辛みと乗り込んできたようには見えませんでした。。。

「おばあちゃんを迎えに来たの。」「えー

コウちゃんは、どうも小梅さんをお迎えに来たようです。小梅さんは、騙した鷹さんにあの世に連れて行かれてしまいましたが。。。

その鷹さんに3歳で、轢き逃げされたコウちゃん。まさか。。。小梅さんを地獄へ。。。復讐。。なんてことは、


あるわけ。。。ないか。

「おばあちゃん、凄いお年寄りの鹿のおばあちゃんと、ハリネズミのおばあちゃん。。。もう苦しまないで欲しいの。僕が死んだばっかりに。。。」

凄いお年寄りの鹿のおばあちゃんは、100歳以上でお亡くなりになった小梅さん、で、

ハリネズミのおばあちゃんは、昨年コウちゃんを轢き逃げして自殺した鷹さん。

さすがに幼くして亡くなった魂を持つコウちゃん。。。僕が3歳で亡くなって、お年寄りやお酒を飲んだ運転をしないように、ってそうやってみんなの社会を良くしたいから、3歳で亡くなるって自分で決めて生まれてきたんだから。。


パパやママも悲しませて。みんなごめんね。。。

徳の高い魂を持って3歳で亡くなってこの世を豊かにしようとしたコウちゃん。。犯人を責めようともせず、それどころか、自分のせいにしています。

この子は。。。ベルモは胸が締め付けられました。

赦すという尊さ。。。

「どうちて。。。小梅おばあちゃんが、苦しむの」ぴいなはコウちゃんに尋ねましたが、

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コウちゃんは、小梅さんがまさか人を騙して幸せを手に入れてきたなんて。。純粋で近所の小梅さんが大好きなぴいなには言えないので、

「楽しい幸せなところへ。。。行くのに小梅おばあちゃんが迷っちゃうと苦しいからお迎えに探しにきたの」と、返事しまいましたが、ぴいなは、

「楽しい幸せな所ならぴいちんも行きたいな。ペズもてんていも、和尚ちゃんも、ぴいちゃんのママもみんなで小梅おばあちゃんと一緒に。。。」

ぴいなは、何にも知らないので無邪気に答えています。

しかし、コウちゃんはクビをフルと

「みんな、まだまだ来てはいけないんだよ。まだまだ、まだまだ。。。」「ツマンナイの」ぴいちゃんは、まるでディズニーランドに行くかのように。。。というか行けないかのようにムクレました。

コウちゃんは、ベルモに、「小梅さんと鷹さんの事は安心して。」といいます。

彷徨っている小梅さんと鷹さんはちゃんと僕が責任持って天国に連れて行くから。。。

ベルモも。。。確かに小梅さんも鷹さんも悪い事をした。。。とは言え。。2人とも天国に行けるのかどうか。。。心配していました。

ベルモとしては、小梅さんや鷹さんを天国に行けるように、まだまだ浄霊は完璧ではないものの出来る限りは。。。自分の力の限りは良い待遇、、を望むけれど。。。と、だけど、亡くなったコウちゃんの事があるし。

だけどその心配はないようです、当のコウちゃんは、小梅さんも鷹さんも探して天国に連れて行くと約束しました。

小梅さんと鷹さんは。。。ここにはいないようです。小梅さんを黄泉の国へ、迎えに来た鷹さん。。二人は天国にも地獄へにも行けないまま。。。どこか彷徨っているようです。


「お坊さん、小梅おばあちゃんと鷹さんの事は僕に任せてください。それから。。。
ママを助けてください。ママだって、本当は悪い人じゃないんです。亡くなった僕が悪いんだ。可哀想なママ。。。

ママは。。。

もう、僕の事で人を憎んだり落ち込まないように。。。


ママって。。。緋夏さん。。。

ベルモは、緋夏さんと俊さんの子どものこのコウちゃんが、俊さんに似たんだなぁと感心しました。見かけは確かに緋夏に似てるけど、優しくて寛大なのは俊さんだわ。。。

コウちゃんが言います。。。
この場に小梅さんと鷹さんはいないけど、お坊さん、どうか、小梅さんだけじゃなく小梅さんを迎えに来た鷹さんにも、お経を詠んであげて。

もう、鷹さんが小梅さんを憎まないように、小梅さんも自分を憎まないように、鷹さんも、いつまでも僕を轢いて跳ねた事を思い悩まないように。。。



それじゃあ、僕はもう。。。よろしく、お坊さん。

白昼夢のようにコウちゃんが消えたのはほんの一瞬の出来事でした。


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クシュん

ぴいなにヒラヒラ天使の羽根のような白い羽がフワフワ一枚天から舞い降りてきて、

ぴいなのブチャっとした鼻をくすぐりましてぴいながくしゃみします。

コウちゃんの姿は。。。
ほんの一瞬だったので、ベルモやぴいなや木蓮和尚には天使のコウちゃんは見えませんし、普通のお通夜状況ですし、


ぴいなのママは、ご近所さんの顔なじみの小梅さんが突然亡くなったのがショックでまだ泣いています。

てっきり、小梅さんが亡くなるにしても、小梅さんは、100歳以上ですので、福の神葬として、ご近所や市民が弔問する盛大なご葬儀だと思っていたからです。

「あーあ。。。天使さんどっか行っちゃったー、いいところ行ったのかなぁ。」ぴいなは言いました。

「ぴいなちゃんにも霊感があるんだわ。あの子、コウちゃんが見えたんだ。。」ベルモが言います。

エンジェルのコウちゃん。。3歳で亡くなったコウちゃんは、ずっとずっと。。


自分を轢き逃げした女性鷹さんの事を気にしていました。それは、人を恨むとか、人のせいではなく。。。

鷹さんをどうしたらいいか。と、亡くなったコウちゃんは鷹さんの波乱万丈な人生を知ります。

その鷹さんは、騙した小梅さんを小梅さんの寿命より少し早く、憎しみか、あの世に連れてきてしまい。しかし。。。

コウちゃんは、そんな二人を自分が赦すと、赦す気持ちを持てば。。。

みんなで天国へ行けるんじゃないかな。そう決めると、亡くなったコウちゃんはエンジェルになりました。。。


エンジェルになったコウちゃん。。。

小梅さんと鷹さんの彷徨っている魂を迎えに出かけ。。。その前に。。


ちょっとだけ。ちょっとだけ。。。

お姉ちゃんに会ってみたいな、と思いました。

お姉ちゃん。。。とは緋夏さんの第一子の純ちゃんです。





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