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2021年01月30日
一流の記憶法
★記憶の過程
仕組みを知れば、それに適った方法も思いつくのです。これは記憶についても言えることで、うまく記憶したいのであれば、記憶の仕組みを知ることが大切です。記憶の過程は、オーディオレコーダーやパソコンであれ、次の3つの段階から成り立っています。@記銘A保持B想起
何かを覚え、思い出すには、この3段階を経る必要があります。言い換えれば3つの段階の内1つでもうまく機能しなければ、情報を思い出すことはできません。記憶されていた(あるいは、記憶されていたはずの)情報を想起できないことを忘却と言います。
★長期記憶
長期記憶とは、長い期間保持できる記憶のことです。その保持期間は、数分から数日、長いものだと数年数十年と保持できる情報もあります。容量は無制限ともいえるほどで、最近の試算によれば、1ペタバイトもの情報を保持できるそうです。ペタバイトという単位は1テラバイトの1,000倍。映像に換算すれば丸々7年分の映像を記憶できる計算になる。
★想起
保持されていた情報が、ある期間の後に外に現れる事を想起と言います。早期は記憶において極めて大事な段階です。それにもかかわらず、ほとんどの人が想起について何も知りません。これではうまく記憶できません。記憶力を高めたいあなた方は、想起について少なくとも次のことを知らなければなりません。想起は何らかの手掛かりに対応して生じる。ある情報を想起できるようにするには、手がかりとの関連付けが必要です。
★忘却
記憶されていたこと、あるいは記憶されていたはずのことが想起できなくなる現象を忘却と言います。なぜ私たちは忘れてしまうか。それは、忘却が私たちにとって必要な機能であるからです。私たちは、不必要な情報を忘れることが出来るから、必要な情報だけを思い出せるのです。以前に考えていたことを忘れるから、新しい考え事が出来るのです。ですから、忘却を悪だと決めつけることはできません。
◆想起練習
5秒後に思い出せたら、次はより一流の記憶法一流の記憶法長い間隔をあけてから思い出します。それでも思い出せたら、更に間隔をあける。このように、次第に想起の間隔をあけていく方法を延長リハーサルまたは間隔伸長法といいます。
★記憶の干渉
記憶した別の情報に妨害されて、肝心の情報を思い出せない現象を、記憶の干渉といいます。この原因は、手がかりの負荷が大きいことです。手がかりに結びついている情報が多いため、手がかりと結びついている他の情報が想起されてしまって、思い出したい情報を思い出せないのです。 対処法は、言うまでもないと思いますが、手がかりの負荷を減らすことです。
記憶対象となる情報に結びつける手がかりは、多ければ多い方が良い。しかし、手がかりに結びつける情報は、少なければ少ない方が良いのです。
★アルコールは記憶の敵!
アルコールは、脳内のさまざまなところに悪影響を与え、例えば、運動を司る小脳に悪影響を与え、人を千鳥足にさせます。また、短期記憶を長期記憶に転送する海馬にも影響を与えます。翌日に飲み会のことを覚えていないのは、このためです。
ここで、簡単にアルコールの影響時間を計算してみようと思います。人は、体重1kgあたり1時間に0.1gのアルコールを分解できます。ビール1缶のアルコール量はおよそ15gですから、仮にあなたの体重が70kgだとすれば、これを分解するだけでも、2時間の時間がかかるという計算になります。つまり、5杯も6杯もお酒を飲めば、アルコールの影響が10時間以上持続し、翌日に響く、というわけです。ここから言えることは、翌朝に集中して勉強したいのであれば、その前日には飲みすぎないということです。また、丸一日勉強のできる土日の前日に大酒を食らうなんてことも、もってのほかであるわけです。これは、自分への戒めとしても、ここで述べておきます。
【感想】
記憶法についてここまで丁寧かつ論理的に説明してある本は初めて読んだ。記憶の過程が銘記→保持→想起の3段階から成り立っていること。凄くシンプルで分かりやすい!!記憶のメカニズムが分かれば「忘却」に対する対策も分かってくるし、いかにして記憶を保持して、それを想起させるかのコツみたいなものも見えてきた。アルコールが記憶に悪影響というのは自分にとって悲報・・・勉強したい時とかはお酒は控える!
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ハッタリの流儀
筆者であるホリエモンこと堀江貴文は、ライブドア時代に時代の寵児と持て囃され、プロ野球界参入やフジテレビ買収、選挙への立候補など度々メディアを騒がせてきた。それから15年以上経った今でもロケット開発や飲食業参入など精力的に活動している。しかし実際のところ、ホリエモンは逮捕されてライブドアは衰退したし、プロ野球球団も、フジテレビも買収できていない。選挙にも勝ってない。結果がついてきているわけではないのに未だに強い影響力を持ち続けている。その原動力は「ハッタリ」だとホリエモンはこの1冊の冒頭で言い切っている。
皆が腰を抜かすようなことをいつも言い続け、そして踏み抜き続ける。大きくハッタリをかまし、そして、かましてしまったハッタリを実現するため本気で勝負し続ける。その過程こそが大切であって、人とお金を巻き込むというわけだ。
今、多くの投資家は「金余り」に直面している。とても自分たちで使い切れる額ではないので、いいアイデアやアートなど唯一無二のものさえあれば、すぐさまそこに投資したいと待ち構えているのである。
SNSが出てきてからは、情報なんてコントロールできなくなった。一億総発信時代には、「情報解禁」などと言って情報を出し惜しみしていたら、埋もれて誰にも気づかれずに終わる。
可処分所得の奪い合いの時代から可処分時間の奪い合いの時代に移ったと言われている。つまりいかに財布を開かせるかから、時間をいかに使わせるかに変わってきている。読書をするか、LINEをするか、飲みに行くか、全てがライバルになっている。そしてその次は可処分精神の奪い合いだ。心を奪えるか?心を預けてもらえるかどうかが問われてきている。人は心を奪われて初めて時間を使う。時間を使ったその後に、財布を開くのだ。
僕はどんなに稼いだとしても1000万円以上貯め込むことはない。全て経験や挑戦に高速で変えていく。辺境の地を旅行するでも、バカ高いアートを買うでも、自作の写真集を出版するでも何でもいい。自分の新しい経験にどんどん投資していくのだ。
プレゼンしたい相手を見つけた後、どのような関係を築いていけばよいのだろう?その答えは2つある。まず最初に大切なのは、「こいつはどうにも面白いやつだな」と思ってもらう事だ。そして次に、プレゼンが終わるまでに、「こいつの話に乗っておかないと、逆にこちらが損をしてしまうな」というところまで持っていくことである。
ハッタリをかましてその後で辻褄を合わせること、はあらゆる場面で大きな成果をもたらしてくれる。これを僕は人生の最高奥義だと思っている。ハッタリとは出来ると言い切って、辻褄を合わせる覚悟のことを言うのだ。
チャンスというものは、あらゆる人の前に現れる。それなのに、チャンスをものにできる人とモノにできない人がいる。それは、目の前に現れたチャンスに、ノリよく飛びつくことが出来るかどうかにかかっている。
一度自分に嘘をついたら一生自分に嘘をつき続けなければいけなくなる。どんどん自分が自分ではなくなっていってしまう。そんな不自由な生き方はしたくない。
【感想】
ハッタリとは出来ると言い切って、辻褄を合わせる「覚悟」のことを言うのだ。この1冊を一文で要約するなら、これに尽きると思う。自分のキャパシティを少し超えている仕事、役職が舞い込んできても臆することなく飛びつき、もがき、努力を重ね辻褄を合わせる。これの繰り返しによって人は成長し、信用を築くことが出来る。日本人は控えめで、こういう野心的な部分がもっと必要!
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