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バーボン フォアローゼス(アメリカ)

バーボンのブランド名は、創業者や土地の名前にちなんだ男っぽいものが多いが、フォアローゼスという名前は女性的で美しい。
そのためか、優雅な名前の由来がいつも話題になります。
いくつもの伝説があるが、特に好まれているのはロマンティックな物語りです。

フォアローゼスの生みの親は、アトランタ生まれのポール・ジョーンズ親子とされる。南北戦争から帰郷した息子のポールは、荒廃した故郷に残された自然の恵みを利用し、父親と2人でバーボンつくりを始めました。
そのバーボンはやがて人々の評判になり、蒸留所を開き、量産するようになりました。
その頃、ポールは一人の南部美人と出会い、ひと目で心を奪われました。
バーボンの酔いを借りて一気にプロポーズしたポールに、その女性は「プロポーズをお受けするなら、次の舞踏会にはバラのコサージュをつけてまいります」と答えました。
そして約束の舞踏会の夜、ポールの前にあらわれた彼女の胸には、4輪の真紅のバラが飾られていました。
めでたく彼女と結ばれたポールが、二人の美しい出会いを記念として、自社のバーボンに「フォアローゼス」の名をつけたといいます。

この説の他にも、ポールジョーンズ親子が買い取った蒸留所の持ち主、ローズ家にちなむ、という説、あるいは、ローズ家のパーティにあらわれた4人の女性が、黒いドレスにバラのコサージュをつけていたことを称えたという説が唱えられています。
いずれにしても、南部の古きよき時代の優雅な生活をほうふつとさせる伝説ですよね。

1888年から1943年のあいだは、フォア・ローゼズ・ウイスキーは、ポール・ジョーンズ・ジュニアーが設立した同名の蒸留製造所で製造されていた「ストレート・バーボン」の呼び名でした。この蒸留製造所は、1920年から1933年にわたるアメリカ合衆国での禁酒法時代の期間も、「薬用」バーボンの蒸留製造を目的として、当時、例外的に法に抵触しない蒸留製造の恩恵を得ていた稀な事業者の一つである、フランクフォート蒸留製造社(Frankfort Distilling Company)を取得合併して、バーボンの製造を継続しました。
1943年に、カナダのシーグラム・グループが、フランクフォート蒸留製造社を再取得合併し、フォア・ローゼズ(Four Roses、四つの薔薇)の銘柄で、ブレンド・ウイスキーの製造を開始しました。しかし、国内市場においてフォア・ローゼズ・バーボンが継続的な成功を収めたにも関わらず、シーグラムは、アジア及び欧州の市場に販売を集中させるため、アメリカ合衆国へのバーボンの販売を停止しました。数十年紀のあいだで、この銘柄は、ジム・ビームに次いで、世界中でもっともよく売れているバーボンの一つとなりました。
2002年に、日本のキリンビール・グループが、ヴィヴェンディ・グループからフォア・ローゼズを再度取得し、フォア・ローゼズをバーボン・ウイスキーの同義語、または代名詞的な銘柄として再位置付けを行いました。

夢や伝説を語りながら本日の一杯にこのフォアローゼスをいかがでしょうか?
(¥630)

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