2015年12月21日
14 年下君×私=不倫
「ご、ごめん(笑)それにしても。久し振りだね。返事、来ないと思っていたよ。」
「本当、久々だね!元気にしてる?今は家で育児中かな?」
「うん。子供が幼稚園に入るまでは、一緒に過ごすんだ。」
「そっかあ…何だか、遠くに行った感じがする(笑)ちゃんと、お母さんをしているんだね。」
「何それ(笑)」
変わらない。
年下君は、あの頃と全然に変わっていなかった。
でも。それが、余計に嬉しくって。
これは…その。
長い間、忘れていた感情だった。
ときめきだとか、そういった類の、そう。とてつもなく大きな希望、ああ、楽しい。
懐かしさと共に、ぐぐぐぐっ。一気に蘇って行く。
(どうしよう、対処し切れません!)
泣きたくなるくらい愛しくて。今でも私は年下君を想っていたという事実に、軽い眩暈がした。
連絡を取らなくなり、実に約二年以上の歳月が経過していたんだ。
私達は、空いた月日を埋め合わせるかのように連絡を取り合った。
「そういえば。結局の所、彼女とは続いていたの?今なら本当の事を言えるでしょう?(笑)」
「本当に別れていたよ。それさ多分、先輩の罠だと思う。先輩、私ちゃんの事を狙っていたからさ。先輩が居なかったら私ちゃんと上手く行っていたかもしれないのに!糞ー!(笑)」
年下君が言う、先輩とは。まさかの、同い年の幹事を指していた。
年下君曰く、幹事が年下君と私の関係を壊す為に、私の同僚に向けて「年下君は彼女と続いている」との嘘を吹き込んだ…との事。
(こんな事って、本当にあるんだ)
これも全て、私が中途半端に幹事と遊んでしまったせいだ。
軽率な行動は慎むべき、ね。
「そうだったんだね。年下君を信じられなくって、本当にごめんなさい。年下君の事を信じていた分、ショックを受けてしまって…何もかもが信じられなくなっていたの。私、年下君の事、凄く好きだったんだよ。実は、忘れられなかった。」
「謝らなくても構わないよ。でも連絡が無くなっていったのは辛かったなあ…。チクチクしていました。あと、好きだと思ってくれていた事、凄く嬉しい。俺、何だかんだ私ちゃんの事が好きなんだよ。もう遅いけれど。」
過ぎた時間は取り戻せないけれど、わだかまりが溶けて良かった、と、思う。多分。
だって。この瞬間から、私の苦悩の日々は始まった訳だから。
「私ちゃんに、会いたい。」
年下君は言った。
何処かで、その言葉を待っていた、筈。
だけど。実際に伝えられる事で、とんでもなく重たい塊を年下君から受け取った気がしたんだ。
此処から先に足を踏み入れたならば、もう二度と平穏な日々に戻れなくなるんじゃないか、って。
途轍もなく大きな恐怖が私を襲った。
(どうしよう、どうしよう…)
年下君と会う約束は出来ないまま、連絡を取り合う日々だけが続くようになっていた。
「本当、久々だね!元気にしてる?今は家で育児中かな?」
「うん。子供が幼稚園に入るまでは、一緒に過ごすんだ。」
「そっかあ…何だか、遠くに行った感じがする(笑)ちゃんと、お母さんをしているんだね。」
「何それ(笑)」
変わらない。
年下君は、あの頃と全然に変わっていなかった。
でも。それが、余計に嬉しくって。
これは…その。
長い間、忘れていた感情だった。
ときめきだとか、そういった類の、そう。とてつもなく大きな希望、ああ、楽しい。
懐かしさと共に、ぐぐぐぐっ。一気に蘇って行く。
(どうしよう、対処し切れません!)
泣きたくなるくらい愛しくて。今でも私は年下君を想っていたという事実に、軽い眩暈がした。
連絡を取らなくなり、実に約二年以上の歳月が経過していたんだ。
私達は、空いた月日を埋め合わせるかのように連絡を取り合った。
「そういえば。結局の所、彼女とは続いていたの?今なら本当の事を言えるでしょう?(笑)」
「本当に別れていたよ。それさ多分、先輩の罠だと思う。先輩、私ちゃんの事を狙っていたからさ。先輩が居なかったら私ちゃんと上手く行っていたかもしれないのに!糞ー!(笑)」
年下君が言う、先輩とは。まさかの、同い年の幹事を指していた。
年下君曰く、幹事が年下君と私の関係を壊す為に、私の同僚に向けて「年下君は彼女と続いている」との嘘を吹き込んだ…との事。
(こんな事って、本当にあるんだ)
これも全て、私が中途半端に幹事と遊んでしまったせいだ。
軽率な行動は慎むべき、ね。
「そうだったんだね。年下君を信じられなくって、本当にごめんなさい。年下君の事を信じていた分、ショックを受けてしまって…何もかもが信じられなくなっていたの。私、年下君の事、凄く好きだったんだよ。実は、忘れられなかった。」
「謝らなくても構わないよ。でも連絡が無くなっていったのは辛かったなあ…。チクチクしていました。あと、好きだと思ってくれていた事、凄く嬉しい。俺、何だかんだ私ちゃんの事が好きなんだよ。もう遅いけれど。」
過ぎた時間は取り戻せないけれど、わだかまりが溶けて良かった、と、思う。多分。
だって。この瞬間から、私の苦悩の日々は始まった訳だから。
「私ちゃんに、会いたい。」
年下君は言った。
何処かで、その言葉を待っていた、筈。
だけど。実際に伝えられる事で、とんでもなく重たい塊を年下君から受け取った気がしたんだ。
此処から先に足を踏み入れたならば、もう二度と平穏な日々に戻れなくなるんじゃないか、って。
途轍もなく大きな恐怖が私を襲った。
(どうしよう、どうしよう…)
年下君と会う約束は出来ないまま、連絡を取り合う日々だけが続くようになっていた。
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