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2020年09月17日

9,864万円を不正に流出されたSBI証券より責任重大なのは

ネット証券最大手のSBI証券は16日、顧客6人の証券口座から9864万円が不正に流出したと発表しました。
第三者が口座に不正にログインし、ゆうちょ銀行と三菱UFJ銀行に開設されていた本人名義の偽の口座に送金しており、SBI証券は顧客の損害は全額補償する方針です。

発表によると、何者かがパスワードを含む顧客情報を何らかの方法で入手、7〜9月上旬に証券口座に不正アクセスし、口座内の有価証券を売却して、銀行口座へ送金していました。
送金先は、ゆうちょ銀の5口座と三菱UFJ銀の1口座で、いずれも証券口座の顧客と同一名義だが、第三者が不正に開いたものでした。
口座開設時は、偽造した保険証などの本人確認書類が使われていたそうです。

顧客から7日、「身に覚えのない取引があった」と通報があり、証券口座の不正アクセスについて、SBI証券は社内システムに侵入された形跡はないとし、「リスト型アカウントハッキング」と呼ばれる手口だったとみています。

この手口は、別のサイトなどから過去に流出したIDやパスワードで様々なサイトへのログインを試みるもので、同じIDやパスワードを使っている人が被害に遭いやすく、SBI証券のIDは、利用者が自由に設定できたため、狙われた可能性があります。

ゆうちょ銀行は16日の会見で、口座の不正開設について「本人確認書類が偽造だったわけだが、窓口で普通の手続きで作っている」と説明しました。

SBI証券にどれほどの不手際があったのでしょうか。
巷ではNTTドコモの「ドコモ口座」など、電子決済サービスを通した預金の不正な引き出しが相次いで問題となっていますが、金額の大きさと、不正流出の要因を考慮すると、SBI証券のそれは格が違うと思われます。

そもそも、証券会社は銀行口座が名義人「本人」にしか開設出来ないことを前提にして、各種サービスを提供しています。
つまり証券口座からは本人名義の銀行口座にしか出金できないわけで、よもや送金先となる銀行口座が、不正に開設されていた本人名義の偽の口座とは、思いもしなかったことでしょう。
これは今までの常識を覆す、前代未聞の出来事と言えそうです。

今回は狙われたゆうちょ銀行と三菱UFJ銀行の口座開設の手続きが、杜撰であった可能性が高いと見るべきでしょう。
ゆうちょ銀行では、本人確認書類が偽造だったものの、窓口で普通の手続きをしていると認めており、その真正が改めて問われることになりそうです。

ネット銀行が繫栄する今の時世で、旧来の金融機関には元気がありません。
日本全国で信用金庫は合併が相次ぎ、次は地方銀行と言われています。
現場では活気が失われ、結果、口座開設の手続きが杜撰になってしまっているのでしょうか。
国の低金利政策の影響で、利益を出しづらい環境にあると言われる金融機関の、負の部分が露出したのかもしれません。

今回は証券会社が顧客の損害を全額補償するようですが、銀行の責任が不問に付されるようでは、日本の金融機関の信頼も地に落ちたものと言えるでしょう。

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