2018年12月21日
2万円割れ目前、ニューヨークダウ急落受け日経平均は青息吐息
21日午前の東京株式市場は、米景気の先行き懸念から前日のニューヨークダウが急落した流れを受け、朝方から売りが優勢でした。
日経平均株価は今年最安値を更新した20日に続き大幅下落し、終値は前日比226円39銭安の2万166円19銭でした。
1ドル=111円台前半の円高・ドル安も、株価下落を加速、自動車や鉄鋼、海運といった銘柄の値下がりが目立ち、運用資金が多い海外投資家が米国発の世界的な景気減速を想定しているようです。
麻生太郎財務相は21日の閣議後記者会見で、日経平均株価が年初来安値を更新していることに関し、「金融市場について、世界経済や日本経済の動きをしっかり注視しないといけない」と述べました。
国内では高い企業収益や雇用・所得環境が改善していると指摘し、「経済の好循環が生まれつつある」との認識を改めて示しました。
全ては米中貿易戦争の影響と言えるでしょう。
米中の新冷戦は90日の休戦どころか、深刻な状況になってきました。
中国の通信機器大手「華為技術(ファーウェイ)」の副会長兼最高財務責任者(CFO)、孟晩舟容疑者の逮捕で、スイッチが入ったのは間違いありません。
孟晩舟容疑者がカナダで逮捕されて以降、中国では既に3人のカナダ人が拘束されています。
中国外務省は、20日、拘束された3人目のカナダ人について、「不法就労で行政処罰を受けた」としていますが、報復行為であることは明らかです。
そしてこの報復行為は、しばらく止むことはないでしょう。
世界経済に影を落としている米中貿易戦争は、簡単には終わりそうにありません。
トランプ大統領は貿易戦争の90日間休戦に合意しただけで、それ以上の譲歩の姿勢を示していないからです。
安全保障政策の根幹を成す知的財産権について、安易な妥協はまずしないでしょう。
おそらく年内は、この世界同時株安は収まらないでしょう。
今年の年初、様々なエコノミストが年末までの日経平均の3万円超えを予想していましたが、残念ながら2万円を維持するのが精一杯となりそうです。
日経平均株価は今年最安値を更新した20日に続き大幅下落し、終値は前日比226円39銭安の2万166円19銭でした。
1ドル=111円台前半の円高・ドル安も、株価下落を加速、自動車や鉄鋼、海運といった銘柄の値下がりが目立ち、運用資金が多い海外投資家が米国発の世界的な景気減速を想定しているようです。
麻生太郎財務相は21日の閣議後記者会見で、日経平均株価が年初来安値を更新していることに関し、「金融市場について、世界経済や日本経済の動きをしっかり注視しないといけない」と述べました。
国内では高い企業収益や雇用・所得環境が改善していると指摘し、「経済の好循環が生まれつつある」との認識を改めて示しました。
全ては米中貿易戦争の影響と言えるでしょう。
米中の新冷戦は90日の休戦どころか、深刻な状況になってきました。
中国の通信機器大手「華為技術(ファーウェイ)」の副会長兼最高財務責任者(CFO)、孟晩舟容疑者の逮捕で、スイッチが入ったのは間違いありません。
孟晩舟容疑者がカナダで逮捕されて以降、中国では既に3人のカナダ人が拘束されています。
中国外務省は、20日、拘束された3人目のカナダ人について、「不法就労で行政処罰を受けた」としていますが、報復行為であることは明らかです。
そしてこの報復行為は、しばらく止むことはないでしょう。
世界経済に影を落としている米中貿易戦争は、簡単には終わりそうにありません。
トランプ大統領は貿易戦争の90日間休戦に合意しただけで、それ以上の譲歩の姿勢を示していないからです。
安全保障政策の根幹を成す知的財産権について、安易な妥協はまずしないでしょう。
おそらく年内は、この世界同時株安は収まらないでしょう。
今年の年初、様々なエコノミストが年末までの日経平均の3万円超えを予想していましたが、残念ながら2万円を維持するのが精一杯となりそうです。
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