2017年10月06日
音喜多駿、上田令子都議が示す若狭勝氏の今後
5日、都議会最大会派「都民ファーストの会」の音喜多駿、上田令子両都議が離党しました。
都庁で行った会見では「離党の決断は(改革できなかった)われわれの力不足。おわび申し上げたい」と深々と頭を下げました。
その上で音喜多氏は「希望の党立ち上げが決定打になった」として、国政に打ってでた小池百合子知事への不信感を口にしました。
2人は今後、新会派「かがやけTokyo」を設立し、無所属で活動し、小池氏とは是々非々で向き合うとした上で、「都民」との政策協議などには応じる考えを示しました。
所属都議同士で開こうとしていた懇親会を「派閥作り、分派行為」と批判され中止を余儀なくされたことを明らかにした音喜多氏。メディア出演などを含めた自由な情報発信を制限されたことへも疑問を呈し、上田氏は、毎月所属都議が党本部に納める党費や政務活動費の使途の詳細が公開されていないことを問題視。「使途がブラックボックス」と指摘しました。
「都民」幹部が2人の離党理由として、「国政進出を狙っていたが希望の党の公認を受けられなかったため」と指摘していることに対して、音喜多氏は「まったくの事実無根」と否定し、上田氏も「私たちが(若狭勝前衆院議員が立ち上げた)輝照塾に参加した事実はない」と述べた。その上で2人とも都議として任期を全うするとしました。
党の運営や国政進出など小池氏の姿勢に疑問を投げかけつつも音喜多氏は「政治家として傑出した能力がある」とし、上田氏も9月に代表に就任した荒木千陽都議のもとで「これから(党が)変わっていくと良いなと思っている」と述べました。
なお増子博樹幹事長は報道陣の取材に「同じ政策を掲げて戦ってきた仲間から離党者が出たのは残念だ」と述べた上で「(党内で)自由な議論ができないわけではない」と2人に反論しました。
音喜多都議、上田都議とも、小池百合子東京都知事の側近中の側近とされていました。
かなり早い段階から小池都知事の支持を表明し、表裏で支え続けていました。
この2人は、小池百合子氏が東京都知事選挙で勝利を治め、初登庁した際に出迎えた3人の都議の内の2人です。
ちなみに初登庁の通例では、議長や各会派の幹部クラスが出迎えることになっていますが、都議会自民党が都政を牛耳っていて、周囲が敵だらけの当時は、当然誰も出迎えに応じません。
なので2人は小池都政における、大変貴重な、協力を得られる仲間であったと思います。
それほどの関係性がありながら、音喜多都議、上田都議が袂を分かつあたり、小池都知事の問題点が奥深いことを示唆しているように思います。
つまり、小池都知事は誰も信用していない、ということです。
自分以外の人間は、誰であろうと信用しない、それが小池都知事なのだろうと思います。
自分の周りをイエスマンで固め、異論を認めない。
都民ファーストも希望の党も、公党というより、小池都知事の私党であるように思います。
そして注目されるのは、現在の最側近とされている、若狭勝氏の今後です。
検事出身で大変真面目な印象を受ける若狭氏ですが、やはり小池都知事からさほど信用していないように見受けられます。
失言をした訳ではないのですが、小池都知事の意にそぐわない発言を咎められ、テレビ番組への出演禁止令が出されたようです。
政治家としてはキャリアの浅い若狭氏は、今の立場を甘んじて受け入れるようですが、果たしていつまで我慢できるでしょうか。
若狭氏は2013年参議院選挙において、初めて立候補するも落選しています。
2014年の衆議院選挙に再度立候補し、選挙区で落選するも、比例復活で晴れて国会議員となりました。
比例復活の議員の立場は非常に弱く、自民党内部に居場所は無かったようです。
自民党の方針に逆らって小池都知事を支援し、知名度を上げた若狭氏ですが、小池都知事に見限られるのは時間の問題のようにも思われます。
その時、音喜多都議、上田都議と同じ決断をすることになるのでしょうか。
都庁で行った会見では「離党の決断は(改革できなかった)われわれの力不足。おわび申し上げたい」と深々と頭を下げました。
その上で音喜多氏は「希望の党立ち上げが決定打になった」として、国政に打ってでた小池百合子知事への不信感を口にしました。
2人は今後、新会派「かがやけTokyo」を設立し、無所属で活動し、小池氏とは是々非々で向き合うとした上で、「都民」との政策協議などには応じる考えを示しました。
所属都議同士で開こうとしていた懇親会を「派閥作り、分派行為」と批判され中止を余儀なくされたことを明らかにした音喜多氏。メディア出演などを含めた自由な情報発信を制限されたことへも疑問を呈し、上田氏は、毎月所属都議が党本部に納める党費や政務活動費の使途の詳細が公開されていないことを問題視。「使途がブラックボックス」と指摘しました。
「都民」幹部が2人の離党理由として、「国政進出を狙っていたが希望の党の公認を受けられなかったため」と指摘していることに対して、音喜多氏は「まったくの事実無根」と否定し、上田氏も「私たちが(若狭勝前衆院議員が立ち上げた)輝照塾に参加した事実はない」と述べた。その上で2人とも都議として任期を全うするとしました。
党の運営や国政進出など小池氏の姿勢に疑問を投げかけつつも音喜多氏は「政治家として傑出した能力がある」とし、上田氏も9月に代表に就任した荒木千陽都議のもとで「これから(党が)変わっていくと良いなと思っている」と述べました。
なお増子博樹幹事長は報道陣の取材に「同じ政策を掲げて戦ってきた仲間から離党者が出たのは残念だ」と述べた上で「(党内で)自由な議論ができないわけではない」と2人に反論しました。
音喜多都議、上田都議とも、小池百合子東京都知事の側近中の側近とされていました。
かなり早い段階から小池都知事の支持を表明し、表裏で支え続けていました。
この2人は、小池百合子氏が東京都知事選挙で勝利を治め、初登庁した際に出迎えた3人の都議の内の2人です。
ちなみに初登庁の通例では、議長や各会派の幹部クラスが出迎えることになっていますが、都議会自民党が都政を牛耳っていて、周囲が敵だらけの当時は、当然誰も出迎えに応じません。
なので2人は小池都政における、大変貴重な、協力を得られる仲間であったと思います。
それほどの関係性がありながら、音喜多都議、上田都議が袂を分かつあたり、小池都知事の問題点が奥深いことを示唆しているように思います。
つまり、小池都知事は誰も信用していない、ということです。
自分以外の人間は、誰であろうと信用しない、それが小池都知事なのだろうと思います。
自分の周りをイエスマンで固め、異論を認めない。
都民ファーストも希望の党も、公党というより、小池都知事の私党であるように思います。
そして注目されるのは、現在の最側近とされている、若狭勝氏の今後です。
検事出身で大変真面目な印象を受ける若狭氏ですが、やはり小池都知事からさほど信用していないように見受けられます。
失言をした訳ではないのですが、小池都知事の意にそぐわない発言を咎められ、テレビ番組への出演禁止令が出されたようです。
政治家としてはキャリアの浅い若狭氏は、今の立場を甘んじて受け入れるようですが、果たしていつまで我慢できるでしょうか。
若狭氏は2013年参議院選挙において、初めて立候補するも落選しています。
2014年の衆議院選挙に再度立候補し、選挙区で落選するも、比例復活で晴れて国会議員となりました。
比例復活の議員の立場は非常に弱く、自民党内部に居場所は無かったようです。
自民党の方針に逆らって小池都知事を支援し、知名度を上げた若狭氏ですが、小池都知事に見限られるのは時間の問題のようにも思われます。
その時、音喜多都議、上田都議と同じ決断をすることになるのでしょうか。
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