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2024年02月01日

連続企業爆破事件に関わった指名手配犯の最後

29日、1974〜75年に起きた連続企業爆破事件の一つに関与したとして、爆発物取締罰則違反容疑で指名手配されていた過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバー桐島聡容疑者(70)を名乗る男が死亡しました。
男の遺体は入院先だった神奈川県鎌倉市の病院から、県内の警察署に移送されました。

男が病院関係者に「桐島聡」を自称し、警視庁公安部が情報を得て、公安部はDNA型鑑定などで身元の確認を進めており、本人と確認されれば容疑者死亡で書類送検する方針です。

桐島聡容疑者を名乗る男は、金融機関の口座を持たず、勤務先から現金で給料を受け取っていたとみられています。

男は「内田洋」という名前を使い数十年前から神奈川県藤沢市の工務店で、住み込みで働き、口座開設時に厳しい身元の確認があるため、男が容疑者本人であれば警察の追跡を恐れ、避けたとみられます。
入院先の同県鎌倉市の病院では健康保険証や運転免許証を持たず、自費で診療を受け、診療費も現金で支払おうとしていたとみられます。

桐島聡容疑者を名乗る男は、捜査員に対し「逃亡中は誰の支援も受けていなかった」という趣旨の話をしていました。

海外への渡航の記録は確認されておらず、保険証などの身分を示す物を持っていませんでしたが、飲食店などで友人関係を築いていました。

警視庁公安部は、桐島容疑者が社会との接点を持ちつつ潜伏していた可能性も視野にDNA鑑定などで特定を急いでいます。

共産主義を夢見た男の末路とは、こうも儚いものでしょうか。
最後に自白したのはともかく、警察に自首することなく何十年も逃亡生活を続けているわけで、果たして本人に罪の意識があったのでしょうか。
理想的な社会を実現するためには、何をしても許されるのが共産主義です。
イデオロギーに囚われた人生が幸せだったのかどうかは、誰にも分かりません。
健康保険が適用されず、体はボロボロだったようです。
寂れたアパートで日がな暮らしを続け、それでも、共産主義に底知れぬ魅力を感じていたのでしょうか。
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