2016年10月12日
「同じ立場」とは「お客様と肩を組んで見る」
全社のリーダー会議がありました。
前月の取組成果なんかを発表し意見などしあい、翌月の取り組みを発表するんです。まぁその内容の話ではないのですが、ある「業界の常識は世間の非常識」っていう件を。
どこにでもある話かもしれませんが、業界の常識は世間の非常識っていうものの一つかなぁって思った事。それは、総合カタログの作成です。
ある業務用の食品問屋の話ですが、地元ではそこそこ名のしれているがんばっている企業。そこが、自社の取り扱いの総合カタログを作製したんです。するとお客様から多くの「ありがとう」「こんなの欲しかった」「これは楽だわ」なんて高評価を頂き、好調な売り上げを維持し続けているというのです。
食品業界でなくても流行り廃りはあるもので、しかも「問屋」となると卸業ですから、100品200品の取り扱いじゃありません。ゼロが二つ三つ加わるくらいの扱いアイテムがあるものです。それでも総合カタログなんです。しかも別紙で、ページに合せた栄養成分表も。
この企業は10数年前から世の中の人口減少や高齢化社会をみて病院や福祉施設をターゲットとした食材卸へ顧客層を変化させていました。とはいっても、卸売業にはかわりなく、数千もの取扱アイテムのカタログなど作成は無理ですし、問屋にカタログなんて非常識だったんです。
しかし、ターゲットを絞る事で、大凡の扱いアイテムの傾向が見えてきました。さらに、顧客視点で物事を考え、「欲しいものを都度問い合わせたり、サンプルを頼んでみたり面倒くさい」ってな事に気がつきました。
今ではなんでもカタログや商品一覧などチラシでもネットでも見れるのですが、業務用卸ではお客様すら総合カタログがあったらなんて思ってもいなかったんです。そこが潜在的なニーズだったという事です。
ターゲットを絞り込むことで成し得た問屋業での総合カタログ。お客様からの多くの支持を得ており今後も新しい事を取り組んでいくとおもいます。
”お客様と同じ立場で”考える事を「業界の常識は世間の非常識」「お客様の目線とは同じ高さで向き合うのではなく、お客様と肩を組み同じ方向を向く事」と捉えての活動でこれからも感動をお届けしていくんでしょうね。
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