通販ネットパトロール第３小隊

こんばんは。

第3小隊のプロトンです。

今日は、まじめな話を書きます。


昨日でしたでしょうか。

イスラム国と思しき団体が、日本人２名の命と引き換えに２００億円以上の身代金を要求する動画を公開しました。

これについては、捕まった２名の自己責任だから放置せよという声が、私の周りでは多いです。

もちろん私は身代金を支払う必要はないと思っています。


しかし、自己責任だから放っておけ、と冷たく言い放つのにも違和感があります。


２人のうち、最初に捕らえられたYさんについては、軽率のそしりは免れないでしょう。

あまりに簡単に、あまりに無防備に危険な地域に入ってしまったのは間違いないと思います。

多くの人に迷惑をかけて・・・と言われても仕方ないと思います。


一方、あとから捕らえられたGさんについては、当該地域のプロといってもよい人物であり、彼を知る人は「なぜ彼が捕まった？」と言っていると聞きました。

報道では、ガイドを頼んだ現地人が裏切り、イスラム国に拉致されたようです。

そして、彼がシリア入りした理由は、Yさんを助けるため。

そして、自分の行動の責任はすべて自分にあるという発言を動画に残して旅立ったそうです。

覚悟の上での出発だったのでしょう。


うがった見方をすれば、これも取材・仕事・金のためであり、成功すれば英雄になれたかもしれないわけですから、同情の余地はないかもしれません。


しかし、しかしです。

砂漠で妙ちくりんな服を着せられ、ナイフを突きつけられている彼らを見ると、冷たく「自己責任」と言い放つ気持ちにはならないのです。


Yさんにしてみれば、自分のせいでGさんの命まで危険にさらしてしまったという後悔があるでしょう。

Gさんにしてみれば、助けられなかった無念や、裏切られたことへの怒りなどがあるかもしれません。


そして、私が思うのは、彼ら２人が感じている恐怖はいかばかりか、ということです。


怖くないはずはない。

耐えられないほどの恐怖で毎日をすごしていると思います。

私は自分が怖がりな人間だから、ほんとうに彼らが気の毒でなりません。



身代金を払うのには反対。

でも、どうにかならないのかという思い。


こんなことをブログに書いてもどうにもならないことはわかっています。

でも、どうにかならないのか、と思う。



何か奇跡的な展開があり、彼らが無事帰ってこられることを心から願っています。


神様、どうか彼らを助けてください。


どこの神様でもいいですから。