今回ご紹介するのは4月1日に発売されたASUS社の「ROG-STRIX-GTX1080TI-O11G-GAMING」になります。
発売されて2か月が経ち発売当初12万円くらいからスタートし今では10万円を切り、欲しい人は購入する人が多くなったこの頃ですね。
このASUS社の【1080ti王者爆誕!!】と思いきや数週間後に「TITAN XP」という「1080ti」を更に上回る超ハイエンドグラフィックボードが誕生しました。
なので現在は「王者」でなく「元王者」という位置づけになります。
ゲームのグラフィック能力を上から順に並べると....
@TAITAN-XP
↓
A1080ti ←ここ!
↓
BTAITAN-X
↓
C1080
↓
D1070
という順番になります。
ASUS ROG-STRIX-GTX1080TI-O11G-GAMINGの特長
❶ASUS独自形状の「ウイングブレード」ファンブレードで約2倍の風圧を実現
❷GPU温度が低いときにはファンを自動停止する「ゼロノイズ機能」を搭載
❸防塵規格のIP5Xに対応する「IP5X対応防塵ファン」を搭載
この点は長く使ってみないとわからないですがこの機能はかなり進化しました。
❹ヒートパイプをGPUに密着させて熱移動効率を向上した「DirectCU II」クーラー
❺付属ソフトであるリアルタイムハードウェアモニタ&OCツールの「GPU Tweak II」を搭載
❻「Aura Sync」機能を使ってイルミネーションの演出など楽しめます。
中箱と内容物(ROG Velcro Hook & Loop×1、補助電源ケーブル×1)
ディスプレイ出力端子(DVIx1、HDMIx2、DisplayPortx2) 赤枠は排気口になります。 |
このASUS社の「1080ti」のモデルならではの冷却性能は冷却方法が違います。
ここからPC内の熱が排出されます。
これを【外排気】と呼ばれ、ハイエンドモデルならではの冷却性能です。
通常のグラフィックボードでは【内排気】が多く採用されています。
【内排気】はケース内の空気を取り入れ、取り入れた空気はケース内でマザーボード側に向かって排気します。
【内排気】はケース内の空気を吸気熱くなったケース内に排気熱くなった空気を吸気更に熱くなった空気を排気というサイクルで冷却されます。
その結果、グラフィックボードが熱で壊れないように保護回路が作動しグラフィック処理が遅くなりますので水冷対策やケースの側面の蓋を開けるなりして冷却をしなければ本来の性能が発揮されないのでエアフローはしっかり対策した方が良いでしょう。
そこで【外排気】はケース内の空気を取り入れ、取り入れた空気はケースの外に排出します。
なので【外排気】は【内排気】に比べケース内の温度が上がりにくくなります。
管理人としては熱問題に悩まされたのでとても快適にゲームが出来てます。
おかげで通常使用でGPU温度が「80℃」を超えなくなりました。
では早速、ASUS社の「ROG-STRIX-GTX1080TI-O11G-GAMING」の実力を検証してみる。
PC構成
【CPU】7700k
【マザーボード】ASUS-FORMULA IX(ATX)
【メモリ】CORSAIR DDR4 メモリモジュール DOMINATOR PLATINUM Series 16GB(8GB×2)
FireStrike(3D MARK)
スコア 20596 2ッ?! 2万を超えてしまいました。 |
所有−全グラボ別−FireStrike(3D MARK)−スコア表
過去レビュー6/9掲載
【お買い得】NVIDIA ZOTAC GeForce GTX 1080 AMP Edition [PCIExp 8GB]をレビュー
「1080」より14%も大きく上回るパワーです。
「1080ti」のGPUチップは「TAITAN」ベースのゲーム用にチューニングされたGPUチップなので「1080」を凌駕してしまいました。
とても素晴らしい結果です!
RISE OF THE TOMB RADER−フルHD(1920×1080)
144Hzのゲーミングモニターが安価で手に入りやすくなりましたので60Hzのモニターでゲームしている方は買い替えを検討し144Hzの世界をご堪能あれ。
デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−フルHD(1920×1080)
ここまではフルHD環境で快適そのもでしたが「1080ti」ではオーバースペックでした。「1080」で十分です。
次はウルトラワイドモニターで検証してみる。
RISE OF THE TOMB RADER−UWQHD(3440×1440)
「1080」では高負荷な場面ではカクツキが長く続いたが「1080ti」ではほとんど気にならない。
デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−UWQHD(3440×1440)
最高設定でもやはり厳しいです。
高設定でようやく快適に遊べるので「1080ti」をSLI(2枚併用)すればウルトラ設定でも快適に遊べると思います。
以上結果となります。
その他の細かな機能として簡単にご紹介します。
@「Aura Sync」機能
ここでイルミネーションのパターンや色など変えられます。 |
ADirectCU II(GPU温度の監視やGPU処理能力を手動にて設定できるツールです。)
「1080」が2016年6月発売され約8か月後に「1080ti」が発売されましたが今年末に「2000」シリーズの噂が早くも出ています。
その名も「VOLTA」と次世代GPUチップが期待されています。
また最近の「E3」にて最新のゲームが続々と紹介されました。
グラフィック面では次世代らしく息をのむ美しいグラフィックでした。
「1080ti」がどこまで通用するか期待している。
主な仕様
搭載チップ-NVIDIA-GeForce GTX 1080 Ti
メモリ-GDDR5X-11GB
バスインターフェイス-PCI Express 3.0 x16
モニタ端子-DVIx1-HDMIx2-DisplayPortx2
CUDAコア数-3584
メモリバス-352bit
メモリクロック-11010MHz
4K対応
補助電源-8ピン×2
幅x高さx奥行-298x134x53 mm
お目通し戴き、ありがとうございました。
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