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2015年08月20日

心理コンサルタント 才希と心の迷宮

心理コンサルタント 才希と心の迷宮 似鳥航一

心理コンサルタント才希と心の迷宮 (メディアワークス文庫)

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  心理学を学ぶため田舎を出てきた春川梓は母親の紹介で訪ねた怪しい心理カウンセラーの助手を始める。

◆心理コンサルタント◆
 母の紹介で来た梓を一度は追い返そうとした才希。だが人に騙される梓を助け、どうやらちゃんとした紹介先から来たらしい彼女に興味を持った才希は彼女を助手とすることに。
 人に見られている感が強すぎてしまう仁志田という男のカウンセリングに立ち会う梓。才希のカウンセリングに感心する梓だが節穴呼ばわりされ憤慨しつつも才希に言われ共に仁志田の身辺調査をするうち本当の悩みが見えてくる。

◆耳男◆
 物思いに耽って歩いていた梓は耳男と呼ばれる預言者のホームレスに唐突に「光を見たか」と声をかけられる。生き神と祭られている梓の母のこと等を漠然とではあるが言い当てられたと思った梓だがその話をすると才希に一蹴されてしまう。
 しかし耳男が気になった梓は彼のところに行くとイケメンの外国人に騙されホテルに連れ込まれそうになる。
 どうやら耳男が耳男になってしまったことに彼が関わっていることを知り、経緯を聞く。
 読んで何だかどんよりしました。

◆ドッグサイコロジー◆
 公に飼育が禁止されている大口鈍犬を大人しくさせるためのカウンセリング依頼だったがその犬が忽然と居なくなった。犬捜索に変更となった依頼に前出の怪しい催眠術師の外国人、指麻呂もドックサイコロジストとして同行することとなる。
 飼い主のところで大口鈍犬が居なくなった檻などを見分していると黒久里岳で鈍犬を見たという連絡が入り、出かけていく一行。
 そして判明する才希の特殊能力。

◆覚の舎利◆
 ある泥棒と山奥の村で生き神様と崇められる霊能力者、春川棗のはなし。
 梓の父と母の話でもあり才希の特殊能力にも関わってくるかなりファンシーでかつジメジメした物語。

 各話の間に断章として殺人鬼と囚われた女性とのやり取りが進み最後に誰が殺人鬼で誰が囚われていたのかが分かります。以外な犯人でした。
 梓の父についてはなんとなく途中で分かったけど。
 面白いのですが若干、読後感は悪いかな。なんかどうしようもない話ばっかりでね〜。
 梓はしょっちゅう酷い目にあってるし。







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posted by 那由他 at 13:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2015年07月02日

猫の手、貸します 猫の手屋繁盛記

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 半猫になってしまった武家の嫡男、近山宗太郎。人に戻るため善行を積むべく長屋で「猫の手屋」を営むミステリ人情時代劇。

<迷子地蔵>
 人間サイズ、羽織袴に刀を提げた猫姿の宗太郎。周りからは「猫先生」と呼ばれ長屋の面々に世話を焼かれたり面倒な仕事を積極的に引き受けながら暮らしている。
 表店「つるかめ」の女将お軽はふらふらしている旦那への鬱憤をもって宗太郎の部屋へやってくる。それを追ってきた旦那とやいのやいのと喧嘩をしていると同じ長屋の文字虎が子虎を抱いて現れ騒々しいと文句を言う。そんな騒がしい中でお軽の娘、妙は小さい弟二人を連れて両親をたしなめる。
 そんなしかっり者の妙が、ある日猫の僧の格好をした偽托鉢僧が来た時に、それに他の子供たちとついって行ったきり行方不明になってしまう。
<鳴かぬ蛍>
 大伝馬町の太物問屋三枡屋の主人で宗太郎の住む三日月長屋の地主、平左衛門。大家からその人の持つ寮で幽霊が出るらしいから調べてほしいと頼まれる。
その依頼を引き受けた宗太郎はその寮へと向かいボロボロのその家に一晩泊まってみると蛍が飛んでいた。これの見間違いだろうと平左衛門に言いに行くが、どうにも解決した気がしない。そうして調べるうち蛍の見間違いでもなく幽霊でもない、事の真相が見えてくる。
<思案橋から>
 どうして宗太郎は半猫になったのか。
 半猫になった日、出会った黒い猫又とその日と同じ思案橋でしゃべっていると半猫から完全な猫にされてしまう。
 猫にされた宗太郎は淡雪の真っ白な姿であることで、小間物やの先代の妻お染に「お花」と言う猫と間違われてしまう。罪の意識からお花を探すお染に宗太郎は何が出来るかと考える。

 白くてもふもふしている宗太郎に猫好きの平左衛門や鼠除けの依頼が来るたびに猫絵を頼みに行く国芳にやたら触られるが、元が只の成人男性である宗太郎が嫌がるのが笑える。そして自分は半猫なのに猫が苦手なのも可笑しいところ、しかし完全な猫にされてからは猫への苦手意識はなくなり、国芳の過剰なスキンシップに猫たちへ同情までするように。
 許婚との祝言を待たした状態での隠れ長屋暮らし、人には戻れなかったので続きがあるのかな。



不思議絵師 蓮十<一>
posted by 那由他 at 14:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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